「偶然、ここで出会うなんて思わなかったわ」
「ばーか。偶然じゃなくて必然なんだよ」
「運命ってあるのね」
なんていうラブロマンスについては、ついつい引いた目で見てしまう。
いや、それって「偶然」という産物から、
強引に「運命」って事にして「ロマンス」に持って行ってるだけですから。
ここでチョット脱線して「カオス理論」というものを紹介する。
「初期条件が多すぎると未来なんて予想できない」ということだ。
詳しくは下記リンクを見てもらうとして、
この21世紀においても、「週間天気予報」が
あまり信用できない事象をみても、
「完全に未来を予想する事はできない」ということが分かるだろう。
※「カオス理論とは」
http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/kaosu.html
ただ、人はどうしても「運命」とか「必然」という言葉に弱い。
ちょっとした「偶然」も、ついつい「運命だ」と思い込んでしまう。
でも、仏教の考え方では「100%運命は決まっている」という
「宿命論」は取らない。
「天気予報」は100%当たらない。
データを十分集めても、「競馬の予想」は100%当たらない。
同じように「占い」なども100%当たる事は無い。
どれも6割当たれば上出来で、
7、8割当たれば、相当驚くべき凄い事だと思って良い。
だからこそ「偶然」は大事にしたい。
冒頭のように「偶然」を「必然」と言い切っても、
好きな女は口説きたいわけだ。
だから、ちょっとした「偶然」から物事を「進展させる事」が
出来るヤツが、僕は「人生の勝者」だと思っている。
あー、偶然、LOTO6当たらないかなぁー。
あー、偶然、理想の女子に好かれないかなぁー。
あー、偶然、音楽でメジャーデビューできないかなぁー。
「偶然」を期待せずに「努力を続けろ」というのが
世の理であることは間違いないが、
「偶然」という「バクチ」がいつ起こるか分からないから、
人生は楽しくてたまらないのだ。