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珈琲とギターの日々

横浜馬車道でカフェのマスターをやってた男の日記

シャアとアムロと小沢と小山田

2010-01-25 13:22:50 | カフェ・ギーニョ
凄い強引な話。軽く流して読んでください。


元フリッパーズ・ギターの小沢君と小山田君って
ガンダムに出てくるシャアとアムロに似てないか??
と、ふと思った。


小沢君は戦前の民族主義者(思想家)・小澤開作氏の孫であり、
彼自身もグローバリズム(アメリカ資本型地球経済)の批判を
行っている。
そして、彼はカリスマ性が強く大衆に歓迎されながらも、
たぶん、露出が大きくなることへの恐怖も感じでいるはず。

シャアは「全人類は宇宙に移民すべきだ」と唱えた
ジオン・ズム・ダイクンの子供である。
彼自身も後に「ネオ・ジオン」の代表として、地球連邦政府
(ちょっとグローバリズムっぽい)を批判している。
そして、彼はカリスマ性が強く大衆に歓迎されながらも、
「これでは道化だ」と自分で嘯く。

なんか小沢健二とシャアって、似てる気がする。


小山田君はマヒナスターズ三原さと志氏の子供である。
彼の作風は感覚的でありながらも、緻密に音の配置が
計算されており、彼はいわば「超一流の職人」である。

アムロはガンダムの設計をしたテム・レイの子供である。
アムロ自身も後に自分の乗る新しいνガンダムの設計を行い、
ニュータイプと言われ天性の操縦技術もあったが、
自身の設計したνガンダムは「ガンダムの完成系」として評価も高い。
この人も十分「超一流の職人」である。

なんか小山田圭吾とアムロって、似てる気がする。

・・・・
さてさて、ちょっと話は変わって、

ガンダムのアムロとシャアの最終決戦を描いた
映画「逆襲のシャア」。そのラストバトル中に、
二人はこんなやりとりをする。

アムロ「世直しのこと、知らないんだな。革命はいつもインテリが始めるが、
    夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激な事しかやらない」
シャア「四方から電波が来る・・・」
アムロ「しかし革命のあとでは、気高い革命の心だって
    官僚主義と大衆に飲み込まれていくから、インテリはそれを嫌って
    世間からも政治からも身を退いて世捨て人になる。だったら・・・」
シャア「私は世直しなど考えていない!
    愚民どもにその才能を利用されている者が言う事か!」
アムロ「そうかい!」.

・・・
ここでのアムロの台詞が引っかかった。
ある意味、世間への露出を避けて「世捨て人」をしてた「インテリ」って、
小沢健二なんじゃないかと。

ガンダムの世界では、アムロもシャアもこの戦いの後、行方不明になる。

そして、現実の世界では、世間への露出を避けてきた
小沢健二が2010年は本格的に復活してくる。
個人的には、彼の今後の展開がどうなるのか楽しみなのだ。

~ありとあらゆる種類の言葉を知って
 何も言えなくなるなんて、
 そんなバカな、あやまちはしないのさ~
 「ローラースケートパーク」by小沢健二

FMの取材

2010-01-24 12:05:41 | カフェ・ギーニョ
ということで、昨日はFM YOKOHAMAの生放送で取材。

番組アシスタントのGOWちゃんという女の子が来てくれました。
イギリス人とフィリピン人のハーフという彼女は、
まぁ、なんともべっぴんさん。
顔ちっちゃいし、身体細いし、お尻ちっちゃいし、出る所は出てるし(笑
。。。あ、いかんいかん。オヤジモードになってしまった。

んで、まずは、放送前の13時半位にADさん達と一緒に取材。
みなさんウチのメニューを調べたりとか、僕が手相を見たりとか、
それらの情報から、コンテンツ(というかGOWちゃんの台詞)を
構成してました。時折、彼女が口に出して、一言一言リズムを確認しながら
調整する流れにプロ根性を感じます。
しかも、GOWちゃんの書いたメモは漢字だらけ。
この人、ホンマに日本人の血が流れてないのかよ!と思わず
疑うくらい。

で、本放送チョイ前にまた帰って来て、再び構成を確認しつつ、
準備は進みます。その中で僕も一言だけしゃべる事に(汗

んで、本放送開始。枠は10分弱。
スタジオと携帯電話でつないで中継。
話の作り方とかテンションの感じとか、さすがです。
僕の一言もまぁ、無難に終了して、フィナーレ。

あー、なんか楽しかった。

TVの取材は3回受けたけど、あのときは完全にアドリブだったんで、
イマイチ「やった」っていう感じも無かったし。
雑誌の取材も受けたけど、まぁ、紙面だから後でどうにでもなるかなぁ
っていう感じもあって、緊張感は無かったけど、
ラジオはやっぱり「映像」や「写真」のような視覚の要素が
全く無い中で、リスナーに想像させるために、言葉だけで伝えるから、
その言葉のリズムとか声のテンションとか、そういった物が
重要になるんだなぁとヒシヒシ感じました。

例えるなら、そのものが「音楽」と言う感じでしょうか。
ラジオDJのしゃべりが音楽的に聴こえるのと一緒ですね。

個人的には、音楽やってるからかもしれないけど、
一番この感じがしっくりくるなー。
いつかはラジオDJになりたいなぁ、、、って
そんな事は前にブログでも書いてたよね(笑

FM-Yokohama ルート847のブログでも載ってるので、
聞き逃した方は見てみてねー。
http://blog.fmyokohama.co.jp/r847/

犬は吠えるがキャラバンは進む

2010-01-17 12:21:43 | カフェ・ギーニョ
お店を閉めるにあたり、証人喚問というか事情聴取の日々も
とりあえず一段落。

まぁ、100%分かってくれなんてことはサラサラ思っていないけど、
実際に顔を突き合わせて話せば、ニュアンスの数%でも汲み取って
貰えるのは嬉しい事だ。

それにしても、閉店の知らせを聞いて「正しいリアクション」
をしてくれた人は、ごく少数だったな。

落ち込んでくれるのはそれはそれで有り難いが、
正直、軽く弾き返して欲しいのだ。
(もしくは、女子限定で5分だけ何も言わずに膝枕をしてくれてもいい・笑)

せっかく、閉店のお知らせに「フランダースの犬」まで使ったしさ(笑
今の所、一番正しいリアクションは「子供できたから閉めるんでしょ?」(笑
バンドが解散してファンに「ああだこうだ」言われる気持ちが少し分かった(笑

まぁ、色々、僕もごたくをならべたいのだけど、小沢健二の最初ソロアルバム
「犬は吠えるがキャラバンはすすむ」のライナーノーツが非常に僕の気持ちに
マッチしているので、コレを引用します。


「犬は吠えるがキャラバンは進む」というのは僕の好きなアラビアの諺で、
正確な意味はよく知らない。だけど例えばこのアルバムで僕が何回か
言っているように
「俺という犬は吠えるのだが熱力学的キャラバンは全く無頓着に進んでゆく」
という風に考えることもできるし、また同じくらい何回か言っているように
「犬たちが吠える時にも恐れずに僕たちはキャラバンを進めていくことにしよう」
という風に考えることもできて、実際に僕は1日の中で
犬になった気分になったりキャラバンになった気分になったりする訳で、
では結局これはどっちでもいいいい加減な諺なのだと勝手に決めて、
多くのアラビア人や諺学者には悪いけど、この言葉をタイトルにすることにした。
(中略)
まず僕が思っていたのは、熱はどうしても散らばっていってしまう、
ということだ。そのことが冷静に見れば少々効率の悪い熱機関である
僕らとかその集まりである世の中とどういう関係があって、
その中で僕らはどうやって体温を保っていったらいいのか?
(このへんの下りは暇な人には考えてもらってもいいけど、暇じゃない人には
 どうか読み流してもらいたい。こんなライナーノーツは全く、
 僕が好きな蛇足というやつに過ぎない。)
またある点で物事の性質がクリッと音をたてて変わるというのは
どういうことなのか? それにもの凄くスピードの違うものがある
ということは? などなど悩み盛りの若者らしく様々考えていたりする一方、
それにしても友達はうざったそうに鏡を見てるし、
どこかへ出かければ楽しいし、
夜更けにリズムやメロディーはほんとに心に突き刺さる。
しかもそういうことと前に述べたようなこととは全く無関係ではないらしい。
一体どういうことなんだ?
(中略)
しつこいけど、こんな風に書き連ねているたわ言は、
本当にただの性急なる僕の無駄口にすぎない。
よくCDを買うとついてくる指人形やなんかのオマケと一緒である。
この風変わりなオマケをしめくくる前に唯一言うべきことがあるとすれば、
このレコードに関わってくれた人達への感謝だと思う。
特に一緒に演奏をしてくれた人達には、
巨大かつ不気味なキスと共に捧げたい。どうも有難う。


ということで、
僕の下らない空想の旅にキミの大切な時間使ってくれてThank You♪

ということで、振り返り~その3

2010-01-15 14:22:41 | カフェ・ギーニョ
ってことで、今回のお題は
「オレって見る目あるんじゃね?」
というお話。

なんでこういう事を言うかというと、
僕がイベント出演のオファーした人達が
その後になんかヒットするって事。

まずは鈴々舍わか馬(れいれいしゃわかば)さん。
現在二つ目なのだが、今年9月に真打昇進予定だそうだ。

元々、お客さんの推薦もあって、一度、高円寺の「ノラや」さん
というアート居酒屋さんでの高座を見に行って、
その時に、ウチのお店での出演をオファーした。
確かに、しっかりした彼の噺は光る物があった。

そして、今年、真打昇進。いやー、めでたいっす。

鈴々舎わか馬「まんじゅうこわい」@cafe guinho



次は音楽部門。risette(リゼット)とfrenesi(フレネシ)。

risetteは12年位前にデモテープを貰っていて、
結構、好きな音だったので、まだ活動しているのかなぁと
思ってネットを探ったら、最近久々にアルバムを出したとの事。
すかさず出演をオファーしてみたら、その直後位に
新アルバムがタワレコのインディーチャートで一位を取った。

frenesiは10年位前にインディーでのCDを買って
良く聴いていたので、まだ活動しているのかなぁと
ネットで調べていたら、発見して、出演オファー。
ウチでライブをやった後に、彼女は久々にレコーディングし、
2009年に出した新アルバムは、HMVのインディーチャートで一位。

ここまでくると、自分でもミラクルを感じてしまう(自画自賛

2008年の11月前半はこの3組のイベントを立て続けにやったけど、
ある意味、その時がカフェギーニョのMAXだったのかと思う。

言い換えれば、
ウチのような店の容量でイベントをやるMAXな人達への
オファーをこの時点でやってしまっていたのだ。

つまり、こんな状態は維持できる訳が無いのだ(苦笑
いわば、あとは収束する一方な訳よ(大笑
このときはまだそんな事を気付いていなかった。
それが致命傷だった訳だけどね。

ということで、次回のネタは。。。。
どうしようかなぁ。。。。

ということで、振り返り~その2

2010-01-13 15:03:19 | カフェ・ギーニョ
「のびアニキ vs ボサツノバ」

ウチのお店で起こった2大ブームのお話。
それは「のびアニキ」と「ボサツノバ」。

このブログを見てくれている方は説明不要だろうけど、
一応、軽く紹介。
「のびアニキ」はのび太の格好で、パフォーマンスする映像作家。
「ボサツノバ」はボサノバを歌うお坊さん。

今でも、お店に置いてある「のびアニキ」のチラシは
お客さんの目を引くみたいだし、
まちがって(?)BGMに「ボサツノバ」を掛けると、
初めて来てくれたお客さんも笑ってくれる。

元々、のびアニキは「横浜トリエンナーレ」の流れで、
横浜のBankARTさんが大阪から横浜黄金町に
招いていた所で、僕は知りました。
いやー、このキャラクターのインパクトは凄かった。
パロディ好きの世代としては、直球にドカンと響くんです。

のびアニキ「talk to me」


イベントで一緒にご飯を食べましたが、のらりくらりしながらも、
ちゃんと見られる事を考えているパフォーマー「のびアニキ」は素敵でした。
思わず、のびアニキの紹介記事まで書いてしまいました。
「goo注目ワード ピックアップ・・・のび太に挑戦し続けるリアル『のびアニキ』とは」
http://news.goo.ne.jp/article/gookeyword/life/gookeyword-20090813-02.html


そして、次のブームはボサツノバ。
知ったのはフレネシさんのワンマンをやったときに貰った
乙女音楽研究会のフライヤー。
菩薩+ボサノバ=ボサツノバ
という新次元の世界に惹かれ、直ぐに本人にアポを取って、
CDを通販で購入。音楽もバッチリはまって、直ぐに
開店一周年記念のイベントに呼びました。

ライブでもその世界観は見るモノを圧倒。
たんたんとした中にもパンク魂を感じるプレイには
グッと来た物です。

ボサツノバ「般若心経」at cafe guinho


うーん、やっぱりこの二人は特別に凄かったなぁ。
ということで、次回ネタは
「俺って見る目あるんじゃない??」
というお話し。

ということで、振り返り~その1

2010-01-13 13:50:26 | カフェ・ギーニョ
mixiのコメント、集まり過ぎなくらいで、ありがとうございます。
ということで、
1)閉める理由
2)思い出深い事
あたりでも、色々書き綴ろうかと思っております。

今日は1)の「閉める理由」。

まぁ、簡単に書いてしまうと、
「疲れた」っていうことなんですけどね。

その疲れた理由となると
圧倒的に喫茶店なんて儲からないって事。
んで、この店を使ってやりたい事も無くなったって事。
んで、次のステップを考えると、店が「足かせ」になって来た事。
この3つに凝縮されてしまう訳ですな。
どうもそれらが精神的疲れに繋がって来た訳です。

儲かってれば、ストレスは溜まっても嫌でも続けて行かざろうえないでしょうし、
この店でやりたい事が残ってれば、根性でどうにかしたでしょうし、
どっちも潰えたなら、もう止めるしかないもん。

まぁ、「家飲み」なんかがブームになるぐらいの不景気だけど、
これには恨みを抱きつつも、疲れの溜まるこの状況を
止めるキッカケをくれたという感謝の気持ちもあるし、まぁ、複雑だ。

前の会社を辞めた理由は「これ以上、携帯に求める機能はない」と
思ったからだけど、今の店も「これ以上、この場に求める物は無い」。
そんな感じ。

まぁ、そんなこんなで、
細かい所は色々言いたいけど、それはまた次の機会に。


次の記事は「思い出のアルバム」?って感じで
まずは、カフェ・ギーニョの2大ブームのお話でも
題して「のびアニキ vs ボサツノバ」

閉店のお知らせ

2010-01-12 13:23:56 | カフェ・ギーニョ
突然の報告で申し訳ございません。

皆様から御愛顧いただきました「カフェギーニョ」は
2/14をもちまして閉店する事となりました。
とりあえず、これまでのお礼方々、挨拶とさせて頂きます。

多くの素敵なお客様や個性的なアーティストさん達、
メディア関係の取材などなど、多くの収穫があった2年ちょいでした。

まぁ、僕の好きなアーティスト、はっぴいえんどやフリッパーズギターも
2年ちょいで解散してますんで、下手にコンセプトを持って何かをやらかすと
大体、2年位でネタ切れになってしまうという事ですね。

ということで、adios!
また、違った形でお会いしましょう!saravah!

あっ、そうそう、どなたかお仕事くださーい(笑

3Dはコケると思うに1000点

2010-01-08 15:05:16 | カフェ・ギーニョ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010010802000065.html

お茶の間でも、今年から3D(立体)テレビが手に入るようになるようだ。
。。。とはいえ、コレって本当に必要か?

確かに、数十年前に描かれた未来像では
3Dテレビは一般化していたけどね。
でも同様に、昔「未来には絶対普通に使われる」
と思われていた携帯電話でのTV電話は、
見事にずっこけている。

未だに「地デジの普及率」もイマイチらしいし、
もう技術が人間のニーズを越えてしまったのかなぁと思う。
ということで、流行らないと思います、3Dテレビ。

まぁ、確かにコンテンツ次第で爆発する可能性は
あるかもしれないですけどね。
例えば、ゲームは迫力がでて面白くなるかもしれないけど、
他は難しいんじゃないかなぁ。。。
わざわざ3Dメガネを掛けてまで、立体的に見る必要ってあるのかしら?

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