早起きして、鉄道の日記念のカードを買いに行きましたが、虹は見当たりませんでした(笑)。
7000系は1963(昭和38)年に登場しての5年間に90輌製造されましたが、今でも60輌程が現役で活躍しています。
通勤ではよく乗りました。やっぱり、登場時の塗装のほうが・・・
ひと眠りの後、10時半過ぎに家を出ました。
「呑龍」は『どんりゅう』と読みます
これまで、「首都圏外郭放水路」などの雨水貯留施設はTVで幾度となく紹介され、その巨大さに圧倒され、一度は現場にと思っていました。
この度、京都府の「桂川右岸流域下水道雨水対策事業」で京都・向日市に建設中の『いろは呑龍トンネル』を見学することができました。
阪急京都線に久しぶりの乗車。長岡天神で下車。
JR長岡京駅-長岡天神駅-簡易裁判所前-JR向日町駅-阪急東向日駅の阪急バス77系統に乗車し、簡易裁判所前で下車しました。
受付を終え暫くして、概要説明を受けましたが、なんでも
供用開始が10月11日(火)のため見学は今日が最後とか
希望時間に当選して、本当に良かったです
早速、地下に・・・
頂いた「案内図」
隧道は、暫く西進し、国道171号線の地下を北上します
受付の後ろに見える立坑の天端です
近くに行って下を覗き込むことも、
写真を撮ることも失念し誠に残念!
さて、その内部は・・・
この乙訓ポンプ場の立坑の深さは31.9m。 壁厚は2m
で、内径は17.0m。
右に見える二本のパイプは貯留された雨水を、西羽束師川
(にしはづかしがわ)の水位が下がったころ、放流するため
のもので、満管水位で48時間も掛かります
水位ゲージの「0」が管渠(かんきょ)の満管水位の位置
その上の黄色から赤色に変わったところは、1.22mで
日本の標高の基準となる東京湾平均水面の位置とのこと
この辺りの標高が14m程であることが分かります
水位ゲージの黄色と白色の境目(-5.5m)、 管渠の天端位置です
雨水北幹線第3号管渠の延長は1,120m、内径は6.1m
隧道は泥土圧式シールド工法で掘り進められ、直線部(標準部)には
RC(Reinforced Concrete:鉄筋コンクリート)セグメントが使われ
ていますが、詳しくはワンパスセグメントだそうです。
それが、直ぐ奥の急曲線部になると・・・
急曲線部にはSSPCセグメントがびっしりと並んでいます
直線部に比べると非常に幅の狭いセグメントを敷き詰めなが
らの作業のため、一日当たり掘進距離も当然ほんの少しです
セグメントには5つ置きに番号が記されています
画像が入れ替わります
画像が入れ替わります
セグメント番号1075が見えます 第3号管渠は1077で終了
これから先は第2号管渠で、内径6.1mから凡そ半分の3.0mに
通常ならば、この位置に立坑を掘り、シールドマシンの入れ替えを
行うのですが、国道の真下ではそれができません。
そこで採用されたのが、ハイブリッド親子シールド工法というもの
第2号管渠はこの位置から、 阪急洛西口駅近くまでの2,864m
全長約4kmの区間の途中に立坑を設けずに掘り進んだ例は珍しく
平成20年度土木学会関西支部技術賞を受賞しています
ハイブリッド式親子シールド工法の詳細は、こちらです
第2号管渠
阪急洛西口から西に約1kmある第一号管渠の貯留の状態を
ライブ映像で見ることができます。
第1号管渠 貯留量:54,000m3┐
第2・3号管渠 貯留量:53,000m3┘事業費:250億円
これらの雨水北幹線に接続し整備される
雨水南幹線 貯留量:82,750m3 事業費:250億円
貯留量合計=189,750m3:
ドラム缶約95万本分、
25mプール(300m3)約633杯分
お土産に頂きました
帰りのバスの時刻が迫っていたので気が急いて、シールドマシンの
写真を撮ることも忘れてしまっていました。ダメですねぇ(苦笑)。
ところで、『いろは呑龍トンネル』という名前ですが
頂いた資料には以下のように書かれていました
いろは呑龍トンネルの由来
いろは呑龍トンネルの「いろは」は、京都府未来下水道計画である
『いろはプロジェクト21』から、「呑龍トンネル」は、『呑』は貯留、
『龍』は治水、『トンネル』は大口径貯留管のイメージから名付けられ
ました。
「いろは呑龍トンネル」はみんなの安全で安心な暮らしを守るため、
大雨を「呑」み込む「龍」なのです。
「いろはプロジェクト21」
Ⅰ Innovative(知識・技術の革新を目指す)
R Recyclic (リサイクルを目指す)
O Organic (有機的な結びつきを目指す)
H Human (人間味のある)
A Aquatic (水の)
Project21 (21世紀へのプロジェクト)
大阪府では、「寝屋川南部地下河川、寝屋川南部流域下水道増補幹線」が
平成23年6月1日から、地下河川と巨大下水道管で96万m3の貯留が
開始されました。
往きに乗った阪急バス77系統の後半、簡易裁判所前-JR向日町駅経由で阪急東向日駅に向いました。近くにあった食堂で、遅いお昼のざるそばを。
構内地下道を潜って大阪方面行きのホームに出ると、河原町発天下茶屋行の準急が出たところでした。暫し、来る電車に写真機を向けました。
9300系 特急河原町行
6300系 快速特急梅田行『京とれいん』
5300系 準急梅田行
凡そ半世紀前、通学で乗っていた頃の京都線、東海道新幹線の工事を右に見ながら、大山崎で国鉄を潜ると線路の両側は延々と続く竹藪でしたが、高度経済成長に伴ってどんどんと宅地化が進み、今その面影は全くありません。
長浜発姫路行新快速 (3265M 223系2000番台)
あわよくばと期待していましたが、うまく来てくれました
そうそう、今日は10月1日ですから、東海道新幹線の誕生日なのですね。
1964(昭和39)年生まれで47歳になりました。並走区間で700系が駆け抜けて行きました。
高槻市で特急にとも思いましたが、座れる見込みがなく、そのまま、梅田まで乗車し、家路を急ぎました。