LOVE - GOLDEN APPLE

投資とフィギュアスケート、映画とドラマに政治、その他諸々。
自分の興味ある事を勝手に綴っているブログです。

アカデミー賞2020 アカデミー賞は曲がり角❓

2020-02-15 11:00:00 | 映画
先日、今年のアカデミー賞が発表されました。

日本ではWOWOWで安定の生放送。とは言っても見ていませんが。その授賞式の放送が、アメリカでは前年より20%も視聴率を下げたようです。それも、当初から、受賞作品がある程度予想ができたから、だそうです。が、アジア系が作品賞というのにも影響があるんでしょうか。

今回作品賞を獲得したのが全編韓国語の「パラサイト 半地下の家族」。






アジアで、それも英語でない映画で作品賞なんて凄いな、と単純に驚いていたものですが、その後にいろいろ聞こえてくる、関係者の方の「ロビー活動」などの報道に、ちょっとがっかりしました。同時に、アカデミー賞なんてこんなものなんだろう、という感想も湧いてきたのです。








私はまだこの映画は見ていないのですが、見てみたいとは思っていました。俳優さんたちの演技はいざ知らず、半地下って何❓そういうところに住むってどういう事❓そういう社会ってどういう社会❓という事に興味を持ったので、この映画を見てみたいと思ったのです。

そんな事で単純に見てみたいとは思っていましたが、後から聞こえてくる、ロビー活動などなど聞いてしまうと、なんだかなーと思っちゃう。授賞式でもその関係者がスピーチしていたようですし。
日本ってあんまりこういうような事ができる人種ではないので、その辺は感心してしまう。韓国とは反対に、そういうことはするもんじゃない、というような社会の風潮があるような日本の社会風土ですし。

ですが、韓国のドラマとか映画って、日本と比べて綺麗事のようには作っていないと思われるところが多いので、それは評価していました。
日本のはどうも綺麗すぎるし、ライティングやセットにも、どうもあまりこだわりがないように見える先品が多いような気がする。今回はどうでしょうか❓
それに、この映画が今のアメリカの社会のニーズに合っていたのも良かったのかも。要するに、ポリティカル・コレクトネスというか差別を無くそうとか、そういう動き。そんな、時代にマッチして、かつ、監督がセットにしても細部にまでこだわって作り上げた、というのがこの映画で、賞を取るには値していたのだと思う。
また今回はNetflixの躍進もあって、投票する側も今までのメンバーとはガラッと変わったようです。その影響もかなりあるようです。

が、それ以上に思うのは、韓国人の俳優さんって、特に中年以降の人たちには個性のある人が多いような印象。日本もかつてはそうだったのだと思います。監督も個性のある人が多かった。それで、作品的に素晴らしいものが多かったような気がする。黒澤明監督も、白黒映画でも画面の細部にまで、ライティングにもこだわって作品を仕上げていたようです。
そういうような、こだわりのある監督や実力のある俳優さんたちが日本に多くいた時代に、アメリカがいまのような差別はやめよう、というような時代だったら、日本の映画もアカデミー賞は取れたのでは❓

でも、今はねえ。
ジャニタレの影響か社会の影響か、グループでしか勝負できなくなってしまっています。

そういう事を考えたら、実力のある俳優さんとかはもっとギャラが高くても良いのでは❓

そのうちに日本もまた、個性的な監督や俳優さんたちが増えてきますように。

しっかし、最近のハリウッドって昔に比べていい映画が少なくなっているような印象。日本と同様、個性のある俳優さんたちもいなくなってきているような印象です。やっぱりこういう時代って、新興国が活躍するのかもしれません。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。