評判になっている、オッペンハイマー。
#実話に基づく映画
— モカシ☁️映画ナビゲイター (@mokashi_movie) September 21, 2024
🎬『オッペンハイマー』
第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者の栄光と没落
pic.twitter.com/v3DheZWlgf
私は配信で拝見。その結果、タイトルのような感想になりました。
が、ネットで見る感想には高評価が多くてびっくり。
映画の内容ですが、この監督のお得意のような時間軸がごっちゃになっていて、会話が多く、加えてバックに流れてくる音楽が多すぎて、何が何だか、、、。ただただ、史実をなぞっているだけの感じ。
この映画で、オッペンハイマーの苦悩が分かった、なんて言っている人もいましたが、私からしたら、
どこが〜〜❓
という感じ。
苦悩って、奥さんと不倫相手のこと❓赤狩りのこと❓
原爆に関しては、ただただ、ロシアとドイツに負けたくない、ってだけだったように描かれていますが、それに関してもイマイチ、緊張感に欠けると言うか、、、。それに、訳の分からないセックスシーンってなんのためにあるの❓原爆を作ることに悩んだ、ではなく、女性関係が重要だったように見えて。
確かに、不倫相手の関係で赤狩りに追いやられた事は確かですが、その部分が強調されているように描かれていて、原爆の開発に苦悩した、と言うよりは、公聴会に苦悩したような感じで、どうだかなあ、と思うところです。
途中では、もう、いい加減に音楽オフにして❗️と叫んでしまった。音楽を多用することで、緊張感を出そうとしたのでしょうか。
と言うことで、こういう映画を3時間も映画館では見られません❗️
それに、こういう内容だったら、日本でだって普通に上映できたんじゃないの❓
本当につまらなかった。3時間が無駄。ながら見で十分。
ただ1つ良かった点は、だれも原爆を落とされる相手のことなんか全く考えていなかったと言うことが良く描かれていることです。
アメリカが一番ひどかった時代の話ですね。
この映画、オッペンハイマーとは言っても、言いたいことはあれだけの業績を上げた人が、赤狩りの対象になって、晩年は苦しんだ、と言うことでしょうか。原爆は一つの通過点だったようです。だから赤狩りの方が重要。
最初に原爆投下シーンでもあったら、まだ違った感想になったかもしれません。
だからこの映画、主人公は原爆の開発と使用に苦しんだ、と言うよりは、赤狩りにあって苦しんだ、と言うことの方をより重要に描きたかったのかもしれません。
途中、オッペンハイマーが日本に落とされた原爆のことに苦悩するような描写もありますが、とってつけたような感じで、イマイチな描き方。唐突すぎる。
オッペンハイマーと言いながら、内面の描き方が不十分で、事実をなぞっているだけ。
人物描写も不十分。
原作の方が面白かったです。
【参加者募集中】9/13(金)19時~、映画原作本『オッペンハイマー』の監訳者であり物理学者の山崎詩郎さんの講演会が開催されます。映画で描かれた原爆の科学を文系人間にもわかりやすく解説。広島・長崎でも同趣旨で開催された話題イベントです。https://t.co/68f5NEcsb4
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) September 10, 2024