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いだてん 第16回 「ベルリンの壁」-- 今回は神回❗️見入ってしまった。

2019-04-29 09:10:00 | ドラマ
今回のいだてん「ベルリンの壁」
 
涙なくては見られない、また、ストーリーの展開に全く無駄なところもなく、とっても良い脚本と演出と演技だったと思います。まさに神回。
 
特に、牢屋の中で森山未來さん演ずる美濃部孝蔵が、亡くなってしまった師匠橘家円喬を思い浮かべながら演ずる文七元結。それが次第に子弟の掛け合いのようになっていく。そして落語の内容にシンクロさせるように、円喬と孝蔵の列車の中での別れのシーンが重なるこの一連の流れの脚本、演出そして森山さんの演技は素晴らしいです。
 
 
 
 
亡くなってしまった師匠へのどうしようもない、やるせないようななんとも言えない、悲しいようなこれからに対する不安のような孝蔵の気持ちと、師匠はもういないという厳しい現実の両方を見事に現していると思います。
 
それに、今回はライティングも非常に良かったと思う。
 
孝蔵には頭の斜め頭上からのライト。なので顔に影ができます。それに反して、師匠は暗闇の中に明るい顔色の師匠の全体が浮かび上がるようなライト。
師匠は本当にもういないという現実と、孝蔵の悲しみと苦しみをこのライティングの違いで表現しているのかな、と感じました。
 
 
 
 
森山さんも最高でしたね。
 
どうも落語の場面になると、私的には「昭和元禄落語心中」を思い出してしまう。
 
そしてあれほど頑張っていた四三ですが、ベルリンオリンピックは中止。
ここに孝蔵の悲しみと四三の悲しみが見事にシンクロしていて、私の気持ちの中からもずっと離れない。
 
今回は孝蔵さんも四三さんも、大きな転換期を迎えた回で、そこに幼い頃の田畑さんもいて、三者がうまく絡み合った回でした。
(あの時代に虫垂炎になって良く助かった事❗️)
 
 
 
今回は若い人にとっては近代史の良いお勉強にもなったようです。第一次世界大戦とかサラエボとかベルリンオリンピックとか。加えて、モスクワオリンピックにも出場できなかった選手もいた、という事も、知らなかった人も多いようです。
 
ついでに、今回はピエール瀧の代役、三宅弘城さんがのっけから出場。
 
私は、ピエール瀧さんってどうも全身汗臭いようなイメージが浮かんでしまうので、どちらかというとあまり好きではありませんでした。強い印象を与える役者さんではありますが。今回の三宅さんってピエールさんに比べたら無味無臭というようなイメージ。ちょっと軽いかな、と思えなくもないですが、これからドラマに染まっていくでしょうか。
(余計な事ですが、撮り直しにどれくらい時間がかかったんだろう)
 
それにしてもこのドラマ、多くの俳優さんたちが出演していますが、どの役もそしてどの俳優さんも、無駄な人はいない印象に思える。みんな生き生きしている。
そしてドラマの内容にも無駄なところも1ミリもないように思えてしまう。
 
ドラマに対する評価って視聴率ではないと思う。NHKだからこそ、大衆に迎合しないドラマ作りが必要では、と思います。
 
 
 
 
 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
寝てしまって (咲とその夫)
2019-04-29 09:59:43
 こんにちは!
 そうでしたか、今回は昼酒で夕方帰宅。
 うたた寝しており、見逃しております。
 再放送を観ておきます。(笑)

 ところで、ちょっと肌寒い日々続きで敵いません。
返信する
Unknown (burnvd1205)
2019-04-29 12:49:54
こんにちは。
昨日のいだてんは、今までで一番よかったんじゃないかな。概ね、良い評価が多かったです。各々の人生に新しい展開が来るんだなという転換期にはものすごくふさわしい内容だと思いました。再放送で是非❗️
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