酒と地域と近代化遺産・庵田の日常雑記

『地域文博・高炉館』管理人庵田の、愚痴と嘆きとどうでもいい日常。

製鐵所の世界遺産登録を支援?

2006年08月21日 03時33分36秒 | 近代化遺産
いきなりびっくりするようなニュースが飛び込んできました。
http://www.nhk.or.jp/fukuoka/lnews/02.html

現在の高炉(東田第一高炉、、っていっても、昭和36年に作った第十次高炉ですけど。)が世界遺産になるか、といわれれば否定的な言葉を紡がざるを得ませんが、
「修繕工場」、「条鋼工場」、「初代本事務所」、「河内を始めとした水道施設群」が世界遺産の基準に当てはまりそうだとは断言できます。
非欧米圏最初の産業革命を成し遂げた施設として、九州の炭鉱施設と製鐵所、集成館事業は十分に遺産登録に恥じない、日本が誇る産業遺産ではないかと思います。

ただ、なぜ今のタイミングで報道されたのでしょうか。
北九州産業技術保存継承センター(仮称)への支援? 全国産業観光フォーラムin北九州への弾み?
、、、とおもっていましたら、全国的な流れの中に位置づけられた記事のようです。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/08/21/d20060820000078.html
(NHK動画ニュース・経済より)
動画ニュースは長崎・軍艦島と群馬・屑糸製糸所がクローズアップされており、なかなか好感触です。

年内に登録準備、となると私も少なからず動いていかなければならないでしょう。
今できることを地道に、保存活動と研究に進むのみ、、、なのですが、確実に論文に影響しそうで、まあ、それはそれで心配です。
個人事情を優先していられなくなる危険性が高そう、、、、(困笑)。