大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

満喫!冬のぶな森生活~6日目~ 最終日

2016-01-12 16:39:52 | 2015冬のキャンプ

今年の冬キャンプも最終日となりました。

昨晩はさよならパーティーやスノーランタン点灯式などがあったこともあり、なかなか起きられない子もいました。

最終日も元気に過ごしましょう!

 

まずは朝仕事です。

コケッツと雪かきをおこないました。

コケッツの餌やりは昨日、コケッツの解体プログラムがあったので、

心配なところがありましたが、しっかりとお世話をしてくれました。

 

雪かきは、昨晩に降った雪をかぶった車とその周りをやってもらいました。

身体を動かしたみんなは、

まりこさんの美味しい朝ごはんをモリモリ食べました。

まりこさんのご飯もあと一回となりました。

朝ご飯を食べたばかりなのに、「お昼ご飯はなんだろう…?」

と考えている子もいました。

 

さて、お掃除の時間です。

まず自分の荷物をまとめて、

部屋を掃除して、

みんなで使った部屋を協力して掃除しました。

 

お掃除をしている途中途中で、

身体がとても柔らかい子がいたり、

服をかぶっておひげを生やした子がいたり、

ブリッジをする子たちがいました。

 

掃除がおわったら、先日お宅を訪問させて頂いた地域の方に、

感謝のお手紙を渡しにいきました。

~岡部さん~

 

 

~福田さん~

 

~三浦さん~

 

先日、子どもたちから「お手紙を手渡ししたい!」という提案がありおこなわれたのですが、

地域の方に喜んでいただけて、子どもたちも嬉しそうでした。

 

このキャンプ最後のごはんは、ラーメンでした。

何度もおかわりする子もいて、大人気でした。

 

いよいよ閉村式です。

校長先生からお話をいただき、

キャンプを振り返って、自分の感想を言ったりしました。

そのあと、修了証とDVDをもらいました。

 

最後に、みんなで揃ってぶな森校歌~冬バージョン~を歌って…

閉村式を終わりました。

 

帰る時間がやってきました。

札幌や長万部へ行くみんなは、一足早く自然学校をでました。

 

その後、お迎えが来た子達も帰っていきました…。

 

 

今回の5泊6日キャンプは、

「満喫!冬のぶな森生活」ということで、

雪遊びだけでなく、ぶな森で生活するために

必要なこともたくさんした6日間でした。

たくさんの初めてを経験できたと思います。

学び、協力し合い、そして何より

みんなが楽しく過ごした冬キャンプでした。

(ひかる)


満喫!冬のぶな森生活~5日目~

2016-01-11 23:41:12 | 2015冬のキャンプ

長期村で生活していると、只今◯日目、残り△日という考え方ばかりですが、今日は(実は)月曜日でした。

そこで、ゴミ捨てを「朝のお仕事」でやってもらいました。

加えて朝ご飯のあとには、たつみからのお願いで「更にお仕事!」の時間がありました。

一つは、薪の補充。

少し離れた旧薪小屋から、学校と隣接している新薪小屋まで薪を運び、積んでもらいました。

  

これで、天気の悪い日にも楽に薪を準備することができます。

 

もう一つは、屋根から落ちた雪の除雪です。

これを適宜行わないと、1月2月などに窓の高さまで雪で覆われてしまい、昼間でも廊下が暗くなってしまいます。

昨年度の12月はこうなっていました。

今年は積雪が比較的少ないですが、それでも1mを超える高さになっているので、既に存在感を発揮しています。

これをスコップで切り崩し低くする、という作業です。

  

すべての山を崩す事はできませんでしたが、こちらもこの作業により、未来の廊下が明るくなりました。

それぞれありがとう!

 

午前の残りの時間は、「さよならパーティーの一芸」のための準備と、自由時間となりました。

 

  

長期村でたまにお願いする「一芸披露」ですが、意外に思われるかもしれませんが、比較的シャイな子でも結構進んで行います。

みんな結構、披露できる得意なことを持っており、また発表することができます。

むしろ大人の方が難しく考えてやりにくいのかもしれません。

 

そして午後は「食の選択活動」の時間です。

3つのチームに分かれての活動となりました。

 

まずは台湾から研修生のリーハンから、自国料理の「ネギパイ」と「ギョウザ」を作る活動。

「ネギパイ」は台湾ではかなりポピュラーな軽食のようで、「パイ」と名は付いていますが、アップルパイなどのように、甘くてパイ生地というわけではなく、チヂミのような、おかず・主食な味と生地をしています。

生地をこねこねと作り、丸めて切ります。

 

これを伸ばし、具を乗せて焼くと出来るとのこと。たしかにこれは簡単で軽食向きですね。

 

ギョウザの方は、日本の各家庭でも行われることもありますが、餡を作って皮で包むという作業。

ご多分に漏れず、楽しく会話しながら、色々な形のギョウザも混ざりつつ作ることができました。

 

この「みんなで作る」感が、中華圏のギョウザが好まれる理由なのかもしれないと、改めて感じられました。

 

2つ目は、石窯ピザ作りチームです。

私たちがピザを食べるとなると、電話をかけるか、買ってきたピザをオーブンで焼くかのどちらかがほとんどです。

しかし今回は本格的に、生地から作り、また石窯を使って焼き上げます。

最初に発酵で寝かす必要のある生地からとりかかりました。

計量してボウルに入れた後、力強くこねて一体となるようにます。

 

ちゃんと生地は膨らむかな? イースト君にたくさんお願いをしました。

1時間程生地を寝かせますが、この時間はトッピングの準備だけ‥?

いいえ、窯を温める必要があります。

バンビが火入れをして先に取り掛かっていましたが、二人もかまどに薪をくべて温める準備をしました。

外は寒いですが石窯の前は暖かく、これだけでなんだか楽しくなってしまいます。

再びバンビに石窯をお願いし、館内に戻ってトッピングをして

 

 

見事焼き上がりました!

とても良い匂いで、できたての味見の大好評!

夜みんなに食べてもらうのが楽しみです。

 

 

最後、3つ目のチームはコケッツの解体。

3日前から選択として提示し、全体に個人に、気持ちの面や作業について伝え、考えてもらいました。

最初に室内で作業内容と役割を決め、外に出て必要な道具を揃えました。

その後コケッツを連れて来て、改めて観察し、抱えて体温を感じました。

 

作業の工程の写真は、老若男女、様々な方が見られるこちらブログでは割愛します。

この期コケッツを〆、羽を取り、内臓を抜いてお肉にしました。

鶏肉はまりこさんに調理してもらい、今晩の夕食に登場です。

 

最後に、事後を振り返る時間を持ちました。

無理に意見を絞り出したり、「良い発言」をする必要はありません。

自分なりに、どのように感じた思った、発見があった、などを共有しました。もちろん、今すぐ言葉にならなくて構いません。

実際、鮮烈な体験ですから、今日この日にはそのインパクトや感情が、考えや理解に勝るのかと思います。

考えを進めて(進まって)いくのは、今日以降になるのでは無いでしょうか。

この体験を自らの糧としつつ、「いのち」や、「いきる」を考える際のきっかけや材料にしてほしいと思います。

私たつみも、今日の活動や、共有の時間で改めて認識すること、気づいたことがたくさんありました。自らとこれからのために反省していきたいと思います。

 

 

以上、3つの食の選択プログラムが行われました。

それぞれ、最後の夕食であるさよならパーティーへ提供できるステキなご飯ができました。

作業を頑張り、煙にも燻られたので温泉で体をさっぱりさせた後、ついに、さよならパーティーです!

「いただきます」にも格別の気持ちがこもります。

そしてみんなが作った、まりこさんが腕をふるった料理は、やっぱり美味しい!

自分の作った料理を「美味しい」と言ってもらうことがこんなにうれしいとは!

  

料理は量、種類ともにたくさんあり、本当にお腹いっぱいになりました。

 

なお鶏肉は、シンプルに塩コショウ炒めで調理していただきました。

味が詰まっていてかなり美味しいです。

しかしブロイラーではなく、また平飼いですから、地鶏同様に歯ごたえが強く、飲み込むのに時間がかかった子も。

これも発見でした。

 

そんな夕食を取った後には、準備した一芸披露!

      

10名以上がクイズにマジック、3分間トークに英語スピーチ、口笛演奏やケミカルホタルのファイヤーダンスと、多種多様な一芸を披露してくれました。

視覚的に驚く・楽しむ一芸が普段は比較的多いのですが、今回は耳で聞いたり頭を捻ったり(頭から取り出したり)するものが多かったです。

時期やメンバーによって、その時の雰囲気によって全く違った一芸があり、とても楽しいです。

 

これで当初予定していたプログラムは終了ですが、実は先日の夜の選択プログラム、スノーランタン作りなのですが当日夜の風邪が強く、安定して灯りが付けられませんでした。

そこで持ち越して本日、揃って点灯式を行いました。

 

これでも充分綺麗なのですが、学校の明かりをすべて消すと、ほのかで幻想的に。

まさに「灯す」や「灯り」といった言葉がふさわしい、温かみのある光です。

いつまでも眺めていたいですが、もう寝る時間も近く、最後の夜はあっというまに更けていきました。

明日は6日、最終日。

片付けや仕上げ、振り返る日になります。

今回の長期村生活を満喫!するためにも、明日も楽しみながらやっていきたいと思います。

(たつみ)


満喫!冬のぶな森生活~4日目~選択プログラムの日

2016-01-10 21:30:30 | 2015冬のキャンプ

みなさま、おはようございます。

・・・という意味なのか、他の意味があるのか。

何故か綺麗なお辞儀からスタートしました、早いもので半分を過ぎた冬長期の4日目です。

グループにわかれての選択活動が多かったため、写真数・文字数ともに長い記事となってしまいますが、
ご了承ください。 

  

今日は選択プログラムの日。午前、午後、夜の3回、それぞれ自分たちで好きなプログラムを選んで活動をする日です。
外での活動も多い今日、朝からもりもりいただきます。
今朝のメニューは、トースト、マカロニグラタン、野菜サラダ、シチューにバナナ入りヨーグルトです。 

3分間トークは、ヒカルによるおもしろ・びっくり、気候の豆知識です。
気象庁が発表しているデータによると、これまでに観測されたなかで気温が一番高かった都道府県は?
最低気温を記録した北海道の市町村は?最新積雪量は?雪の種類は?などなど。
ちなみに最低気温の記録は旭川市にある地域のマイナス41度。これには旭川からの参加者もびっくり。 

 

さて、ご飯をたべたら早速午前のプログラムすたーとです。午前は3チーム。

① ジェットたかぎぃと水鳥観察

室内で双眼鏡の使い方を聞いてからミニゲーム方式で校庭も使って練習し、
いざ寿都の港へ水鳥を探しに出発!

図鑑を使いながら見えた水鳥の種類を特定します。

 

見える見える!!

   

漁港なので、バックには漁船が。

  

初めての種類を見れた人もいたようです。

② ちこと秘密基地づくり

秘密基地づくりは、アイディア出しからスタート。
作りたい基地は、どんな基地?→くつろげる、お茶会パーティーができる、屋根がある、テーブルがある、等々
創造が膨らんだところで、バンビに教えてもらってロープの結び方の練習。3種類教わり、


自然学校の裏の道で基地づくりの場所探し。少し奥のほうまで歩くと、丁度良さそうな空間があったのでそこを基地に。

寝っ転がって見上げる景色も良い。 

マスターした木にロープを結びつけるやり方を早速つかって、ブルーシートの屋根づくり。

露天風呂やテーブルをつくり、屋根の下でお茶会パーティー開催!温かいココアで乾杯です。

  

基地の中や周りで少しあそんだりし、最後は撤収もしっかりして帰ってきました。

③ MJたつみと木を倒す

室内でのこぎりの使い方、斧との違い、木を倒すときの切り方等を教わってから
自然学校の校庭にある、立ち枯れ状態の木を倒します。 

のこぎりで木が倒れやすくするように切れ込みをいれ、

 

ロープでひっぱってひっぱって・・・

倒した木は、子ども2人、大人1人の3人分の身長より高いぐらい。

それをエッサホイサと運びました。

午前中いっぱい活動したら、お昼ごはんの時間です。
お昼のメニューはやきそば、たまごわかめスープ、ミニサンドイッチです。
昨日から何個目かわからないお餅にガブり。 

 

エネルギーを補給したら、お次は午後の選択活動です。午後は2種類。

① バンビと動物観察

動物図鑑をみながら、動物の話からスタート。

西洋式のかんじき、<スノーシュー>をはいて、いざ動物観察へ出発!
初めてのスノーシュー、歩いても雪に埋まらなくて嬉しいびっくりがあった人もいました。 

学校の周りや裏の道にはいくつかの動物の足あとを発見。

 

キツネやリス等の足あとをみつけながら、目的地の神社へ到着。
乾杯!だけではなく、マシュマロとバーナーもでてきました。 

  

マシュマロを火で炙り、クッキーに挟むとこれまた美味です。

  

野生動物に遭遇することはありませんでしたが、足あとや、住んでいる痕跡を見つけ、
動物や植物の話をバンビから聞きながらスノーシューでの散策を体験しました。

② MJたつみと木を切り刻んで燃やす

午前中木を倒した男子2人にもう1人加わっての午後の木のプログラム。
火をつける方法、火のつけ方等みんなにも聞きながら話をすすめ、
今回は焚き火台と薪ストーブで木を燃やすことに。 

  

乾いている木の枝や葉っぱ、もえやすいモケモケの植物をあつめ、
火がつきやすい順番にかさねたら着火! 

    

雪を削って作ったイスにもすわりながらだんだん大きくなる火を見守ります。

 

午前中に切った木ものこぎりで切って燃料に。

火も大きくなってきたのでお湯をわかします、とここに動物観察から戻ってきたチームが少し火に当たりに来ました。

お湯もわいて、甘酒 OR コーンポタージュ をいただきました。

 

時間の都合で今回は出番のなかった潜水艦もとい薪ストーブ。

午前・午後と野外で活動したあとは、あたたかい温泉へ。
あたたまってのんびりとすごします。 

もどったら、昨日おじゃました家庭へ感謝の気持ちを伝えるためにカードをつくりました。

  

たくさん活動をしてお腹いっぱいであろうみんなのために、まりこさんが今日もうでをふるってくれました。
今晩のメニューは、タラのピリ辛香り揚げ、ごま風味サラダ、完全自然農法でつくられた黒豆、チャーハン、レバー、粕漬け、おあげとえのきの味噌汁、 そしてインドの揚げせんべい、
と盛りだくさんでしたが、たくさん動いたからか、みんなぺろっと食べていました。 

 

こーじからは「ハー」と「フー」のお話。
「ハー」と「フー」との違いの理由に、みんな思わず「ヘ~」 

お腹もいっぱいになったところで、夜の選択活動開始!夜は3種類の活動が。

① リーハンとつくるイモ版

さつまいもをつかってのイモ版づくりでは、
トレーシングペーパーで模様や絵、文字をイモにうつし、

彫刻刀で彫り、

絵の具で色をつけて、ぺったん!

きれいな模様や、今年の干支にあわせて「申」の文字が入ったもの、
黒松内のキャラクター、「くろまつないスケ」に挑戦しました。 

絵の具のこすれ具合等、とても味のあって素敵なイモ版ができました。

② ちーちゃんとつくるスノーランタン

雪をつかってのスノーランタンづくりは外で行われましたが、みんな寒さにもかかわらず夢中でつくっていました。

バケツと一升瓶の隙間を雪でうめ、それをさかさにしてバケツをとると・・・

  

筒状の雪のかたまりができました

それにロウソクの入口となる穴をしゃべるやお玉でほって、中にロウソクをともすと・・・

ロウソクの明かりがほんのりともれる、とても素敵なスノーランタンができました。
ランタンをかざる台づくりからはじめ、上段にあるような色つきのものも絵の具を使ってつくりました。 

③ こーじとつくるミニ行灯

手のひらサイズのミニ行灯は針金から作る人と、もとからある土台に絵をつける人とにわかれてスタート。

針金で三角柱型の骨組みをつくり、半紙に絵や文字をかいてボンドではりつけます。
針金の曲げ具合や、半紙の貼り方など、なかなかに細かい作業もあり難しいところもありそうでしたが、
3人とも完成!
 

 

早速各自のヘッドランプをつかって明かりをつけてみました。
明るいところではこうですが、電気を消すと・・・ 

 

昔の間接照明のよう、と言われるのがわかる感じで、
行灯がほんわりとてらされています。

模様、絵、文字、色、いろいろと各自工夫してつくりました。 

 

それぞれのプログラムが終わる頃にはすでに消灯時間。
素早く寝る準備をして、(寝る準備を昼間のうちに済ませていた人も多くいました、素晴らしい!)
おやすみなさい。

ほぼ一週間の長いキャンプ。
疲れがみえてきたり、人間関係で悩んだり、ということもでてきました。
楽しいこともあるけど、辛いこともある、という子もいます。
これも、同じメンバーで長い時間を共に過ごす長期のキャンプならではのことではないでしょうか。

ついに明日は活動最終日。
選択「食」のプログラムをはじめ、最後までいろいろな活動を用意していますが、
心残りがないよう、冬のぶな森生活を満喫したいと思います。

(ちこ) 


満喫!冬のぶな森生活~3日目~

2016-01-09 23:57:55 | 2015冬のキャンプ

今日は地域交流の日。

そのため朝のお仕事も、日々の動物のお世話の他にも、

交流会で使う体育館前の除雪をしてもらいました。

かなり丁寧に除雪してくれました!ありがとう!

 

そして朝食後、地域交流会のための準備を進めます。

道具を運んだり‥

飾り付け‥

テーブルやイスなどのセッティングも結構たくさんあります。

また、打ち合わせにも余念がありません。

 

そうこうしているうちに、地域の方が来られます。

みんなでお迎えです。

 

 

そして、10時に交流会が始まりました。

全体の司会進行にゲーム2つと、みんなに準備してもらったものを披露してもらいました。

 

緊張しながらの、ちょっと難しい活動でしたが、見事やりきっていたように思います。

さて、そうこうしているうちにもち米も蒸しあがりました。

地域の方から餅つきの方法やとお雑煮作りを教えてもらいながら、一緒に作りました。

  

 

  

 

そしてできたお餅とお雑煮ですが、突きたて出来立てで、柔らかくて美味しい!

地域の方の作ったお漬物を箸休めにしながら、お腹いっぱい食べました。

  

 

楽しく、美味しく交流会を終えることができました。

参加者のみんなと地域の方々、どちらも協力して頑張った結果だと思います。ありがとうございました!

 

さて、片付けをして一段落。

その後、お宅訪問という形で第二の地域交流がありました。

分かれて3件のお家を訪問し、黒松内町や作開地区のこと、半世紀前の生活様式や現在どうすごしておられるかなどを質問し、交流しました。

   

  

 

それぞれお宅訪問から帰ってきて、「どんな話をしたか」「質問にどんな返事をもらったか」と報告してもらいましたところ、

「手掘り井戸→人力ポンプ→電動ポンプ→水道と移り変わった」

「冬には来年の薪資材を確保するために山ごもりをして木を切った。またそのために夏や秋に山ごもりの準備をした」

「4mくらい雪がつもり、2階から道に出たことがある」

「給食は無かったので、お昼に一度家に帰ってご飯を食べ、その後また学校に行った」

などといった報告もあり、昔の作開地区と現代との大きな違いを感じる興味深い話なども聞くことができたことがわかりました。

 

その後、ご飯の前後は自由時間がありました。

今回の長期村は、プログラムが色々詰まっているので、結構自由に過ごす時間は短いです。

みんなに「どう過ごす?」と聞いたところ、夕食まではみんなの部屋でそれぞれ自由に過ごし、食後は体育館で一緒にゲームをすることとなりました。

 

途中、コケッツ解体の確認・打ち合わせも

晩ごはん。お昼の交流会でたくさん食べましたが、でもやっぱり夜もお腹が空きます。

 

そして体育館ゲーム!

     

みんなでアイディアを出しあった決めた、全部で5種類のゲーム行いました。

1) 犯人当てゲーム、 2) 色オニ、 3) ガッチャン、 4) オオカミさん今何時?、 5) 大玉ドッジボール

のご種類です。

初日の「体育館遊び」でやって楽しかったものを再度やったりもしましたが、一番みんなが楽しんでいたように見えたのは、大玉ドッジボールでした。

やはりいつも学校でやっていて馴染みがありますし、しかしながらいつもと異なる学年層(大人も!)で、いつもと異なる大きなボールで、となるからでしょうか?

自分がやったことのあるゲームを他のみんなに教えてくれて行ったゲームもありました。 はじめてのゲームも、すぐにルールを覚えて盛り上がっていました。

途中には休憩をはさまないといけないほど身体を動かし、

夜の1時間半を満喫し笑顔で、それぞれの就寝部屋に戻っていきました。

 

明日は選択プログラム。

それぞれのやりたいこと・学びたいことを行える日です。

午前は、①木を倒してみる ②水鳥の観察 ③秘密基地づくり

午後は、①木を刻んで燃やしてみる ②屋外動物観察

夜は、 ①スノーランタン作り ②いもばん作り ③ミニあんどん作り

このそれぞれの時間帯から1つ選択します。プレゼンを行い、選択してもらったところ、キレイにそれぞれに分かれました。

0人希望ならそのプログラム開設しないので、準備した人はちょっと悲しぃなぁ、などと思っていたのですが、講師達としても良かったです。

明日は少しゆっくりの起床です。おやすみなさい。

 

(たつみ)


満喫!冬のぶな森生活~2日目~

2016-01-08 22:03:07 | 2015冬のキャンプ

冬のぶな森生活、2日目がスタートです!

昨日は雪上運動会に体育館遊び、とたくさん動いたせいか、みんなぐっすりと眠っていました。
寝袋を片付けて、着替えを過ごしたらまずは朝のお仕事です。

1つは自然学校にいるにわとりのコケッツと犬のグラッチェのお世話。
みんなだけでなく、コケッツやグラッチェもおなかをすかせています。
前にぶな森で見たときよりも数も種類もパワーアップしているコケッツにびっくり!
 

 

そしてもう1つの遅い事は除雪。これも冬の生活でとても大切なことです。
今回は明日のためにも駐車場をきれいに除雪。大きな除雪車を間近でみることもできました。

 

一仕事したあとは、朝ごはん!
今朝のメニューはと^スト、スクランブルエッグ、ほうれん草のバター炒め、マカロニサラダ、そしてスープにりんごです。 
これからみんなで食事をする時間がまだまだたくさんあります。
いただきますのあいさつは順番にみんなでやってもらうことに。
今日はHNTちゃんが学校でしている「いただきます」をしてくれました。 

 

 

ご飯を食べ終わったら、今日はおでかけ雪遊びの日、ということで
お昼ごはんのおにぎりも自分たちでにぎります。

      

梅たっぷりおにぎり、ばくだんおにぎり、しおこんぶおにぎり、ミックスにぎり、特大おにぎり、小さめおにぎり・・・
自分が好きな具を自分の食べれる量だけつくりました。どれもおいしそう!

おでかけ・かえってきてからの準備をしたら、

 

いよいよ出発です。

今回はとなり町寿都町の町営スキー場におじゃましてきました。


写真で伝わるか不安ですが、地元でも傾斜が級なことで有名な場所です。

あがるのも一苦労。そのうえ人が乗ったソリをはこぼうと頑張る人たちも。

穴にはまって休憩中。

 

まずはそり遊び。最初はふっかふかでなかなか進みませんが、
みんなでコースをつくって、次第にスピードがでるようになりました。
 

    

大ゾリは大人も一緒にのるので、さらにスピードがあがります。ジャンプ台さながらのこぶでジャーーーンプ!

 

そして埋まります。

寿都町といえば日本海。
より楽しいそり滑りのために傾斜のきつい坂をのぼっていくと・・・
振り向いた先にはこんな景色が広がっていました。 日本海一望!良い景色だ~

     

傾斜のゆるいところでは「かまくら」づくり。
洗面器に雪をつめつめ(ぎゅーっとつよく押しながらつめることがポイントだそうです)、
そろーっと積み上げます。 

         

最初は一人ではじめたイグルー式の「かまくら」作りでしたが、
そりすべりで体力をつかい、休憩をしにきた子たちがどんどん手伝ってくれ、
短時間でなかなか良いものをができあがりました。 

たくさん遊んだらおなかがすいてきた!
ここでみんながにぎったおにぎりが登場。まりこさんが作ってくれたあたたかいスープも大人気。

  

かまくらの中もなかなか良さそう。 

ご飯を食べたらまだまだ遊ぶ!

チューブにものっちゃう!なまけものごっこもしちゃう! ソフトクリームも作っちゃった!

    

たくさん外で遊んだあとは、温泉で体の芯からあたたまります。
ほっくほくになったら、おこづかいで買ったアイス・おやつを食べて、みんなでおもしろい本を読んだり
しながらまったりと。 

自然学校にもどってきたら、ちょっと一休みしたあとに
4日目と5日目にやる選択活動の説明がありました。

それぞれの活動の担当スタッフからの説明をきき、自分たちがやりたい活動をえらびます。

4日目の午前は
 1)木を倒す、 2)水鳥観察、 3)秘密基地づくり

午後が
 1)木を切る、燃やす、 2)動物観察

夜は
 1)スノーキャンドルづくり、 2)芋判づくり、 3)ミニ行灯づくり

そして5日目の選択「食」のプログラムは
 1)石窯ピザづくり、 2)台湾のネギパイ&餃子づくり、 3)コケッツをいただく

と、たくさん選択するものがありました。
あれもやりたい!でもこっちもやりたい!どうしよう~~!!と言いながらも、自分たちでやりたいことを考えて決めていました。
これで誰がなにをするか、決定したわけではありませんが、 楽しみ!

    

今日はとくにおなかがすきました。
今晩のメニューは、麻婆豆腐、ブロッコリーといかのあえもの、春雨サラダ、そして味噌汁。
麻婆豆腐をごはんの上にのせ、麻婆丼にしている人が多かったようです。


  

食事の時間にスタッフが一言話す、「三分間トーク」というものがあります。
夕飯の時間には、バンビがお米の話をしてくれました。
明日は地域交流会でおもちつきです。おもちはどういう米からできてる?
黒松内で育つのはもち米?うるち米? 
お米が一番とれる都道府県は?
みんなにもいろいろと質問しながらのお話でしたが、お米の産地や種類についていろいろ知っている人も多かったです。 

ごちそうさまをして、いろいろと準備がおわった人は今日も時間をみつけては自主的に宿題をしていました。

 

さて、夜の時間は明日の地域交流会についての会議です。
おじいちゃんおばあちゃんと一緒にできるゲームを考えたり、
司会やゲームの進行役をきめて、台本までかいていました。

ゲーム決めのときには、
「おじいちゃんおばあちゃんも一緒にやるから、あまりはげしくないものがいいね」
「このゲームはどう?」 
といろいろなアイディアをだしてくれました。 

 

ゲームの説明をして、一回試しにみんなで遊んでみました。
決まったゲームは、「人さがしゲーム」 と 「お絵かきですよ!」 の2つです。 

 

ゲーム1の説明・進行、 ゲーム2の説明・進行、 そして司会、と3つの担当にわかれて打合せ。
セリフをかんがえたり、ゲームのお題をかんがえたり。説明の仕方もみんなに考えてもらいました。 

   

みんな練習までしていました。

明日は地域交流会・おもちつきのあとに、地域の方のお宅におじゃまさせていただくことになっています。
お宅訪問にいかせてもらう3件のグループにわかれて、お家の人に聞いてみたいことを考えます。
自然学校があるこの地域は、黒松内町の作開(さっかい)地区といいます。
作開での暮らしや、おじいちゃんおばあちゃん達の人生、プライベートな気になる質問等、いろいろと聞きたいことがたくさんあがりました。
どんなお話がきけるでしょうか。 

  

今日は外でおもいっきり遊んで、温まって、そして頭もたくさんつかった一日でした。
夜は話し合いも多かったのですが、どんどん発言してくれたり、他の人の意見をよく聞いてくれたり、じっくり考えてくれたり、
みんなそれぞれの形で貢献してくれました。

楽しみにしている人も多い明日の地域交流会・おもちつきですが、
地域のおじいちゃんおばあちゃんも、自分たちのひ孫ぐらいにあたるみんなとあえるのをとても楽しみにしています。

一緒においしいおぞうにとおもちをつくって、いろいろな話をきくのが楽しみです。

みんなでいっぱい考えて準備した交流会は、いよいよ明日です!

(ちこ)


満喫!冬のぶな森生活 1日目

2016-01-07 22:44:34 | 2015冬のキャンプ

ついに始まりました、年明けの冬の長期キャンプ、「満喫!冬のぶな森生活」1日目です。

今回の長期キャンプメンバーは、みんな北海道出身ですが、北は道北、南は道南。

また、普段は本州で活動している「バンビ」も、ボランティアスタッフとして参加と、各地からの顔ぶれとなりました。

 

さて、そんなみんなですが、それぞれ電車やバス、送迎車などを使いながら、お昼ころに集まりました。

知らない人もいますから、まずは名札と、自己紹介シートを作ります。これがきっと、これからの交流を円滑にするでしょう。

 

 

準備が整ったら、この長期村最初の「開村式」です。

チーフの挨拶から始まり、みんなの自己紹介、ぶな森の校舎案内、スケジュール説明、などなど、1週間をよりよく過ごすための説明などが行われました。

みんな元気も調子もよく、「式」という堅苦しさなど感じないような進行でしたね。

 

 

さぁ、そろそろ体が動かしたくなってきた頃。 開村式の後は、グラウンドで雪あそびです!

体を動かすには、まず走る!ということでスノーフラッグ。 雪の上は走りにくいですが、飛び込んでも平気です。いつも以上にダイナミックに遊べます。

位置について‥‥

よーい どん!!

 

 

足を使い、体もほぐれてきたところで、次に使うは腕。

雪積み競争です。さぁ、どれだけ高く詰めるでしょう?

  

土台を固めるところまでは共通しますが、上部をどう積むかでチームの差が出ました。面白いですね。

2回行いましたが、2回目にはどちらのチームも反省が活き、なんと計測のストックを超える高さとなりました。

(最後は雪のブロックを載せたほうが高さを稼げるようです)

 

次はちょっと落ち着いて、雪だるま作りです。

雪だるま作りですが、一人でするとなると、膝や腰の高さくらいのものを作った時点で疲れたり、飽きたりしてしまいます。

全力で雪だるまを作ることって、案外少ないのでは無いでしょうか?

これは勝負ではないので、それぞれのチームが満足する、良い作品作りをすることを目指しました。ポイントとしては、「大きさ」「容姿」「技術」です。

 

それぞれのチームで役割を決めてとりかかります。

 

  

 

1時間程かけ、それぞれの雪だるまができました!

 

左の雪だるまは、西洋風の3段重ね。

ちょっととぼけた顔が大変可愛らしいです。足元にも松葉などが飾られています。

右の雪だるまは、大きな亀。

背中には子亀、周囲には10匹ほどの魚が泳いでおり、しかもそれぞれ名前が付いていて愛情が感じられます。

どちらも満足のいく出来合いで、雪だるまにも溺愛といったところでしょう!

 

なんだかんだ、2時間程外にいました。休憩です。

温かいお茶が、送風がとても気持ち良いですね。

 

この後、夕方の暗くなった中で雪合戦が3試合行われました。

暗い中での素早い活動なので、写真は残念ながらありません。お見せできないのが大変残念です‥

 

さて、外で遊んでお腹はペコペコ。

長期村初日の夕食は「ウェルカムパーティー」ということで、ちょっぴり豪華で楽しい日。

ご飯もたくさんいただきまして、

 

その後はスタッフからのゲームがいくつかありました。

 

 

中でも、ひとり1パーツだけ描ける、チームお絵かきは盛り上がりましたね。

みんなに描いてもらったのは、Jett たかぎぃ と MJたつみですが、いかがでしょうか?

特徴を捉えたステキな絵です。素直に嬉しいです。

 

 

しかし今日はまだ終らない! 最後に体育館遊びがありました。

「ガッチャンコ」で走ったり、「キング フロッグ」で動物のものまねをしたりと、今日をいっぱい遊びきりました

 

 

 

そして今度こそ、今日が終わります。

布団敷きやハミガキなど寝る準備をすすめます。隙を見つけて宿題にとりかかりる人も。

宿題に関しては、スタッフから「やろうね」といった声掛けなどは別段無いので、自主性が問われます。長期を楽しみきるためにも、心残りを無くす事は大事ですね。

 

 

このブログを書いている時間は22時半、つまり就寝時間の約1時間後になります。

ちょっと覗いてきましたが、みんな熟睡しています。素晴らしいですね。

 

ぶな森の長期村の「おきて」は

「こどもは大いに遊ばなければならぬ」  「誰かの役に立つこともせねばならぬ」 の2つ。

今日は初日ながら、大いに遊んだ日でした。

この調子で、一週間の長期村生活がいいものになるように願い、みんなで作り上げていきたいと思います。

 

 

満喫!冬のぶな森生活 チーフディレクター

MJたつみ こと 巽創