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イヨボヤ会館

スタッフが日々の展示魚の紹介や鮭の情報、イベント情報などをお届けします🐟

令和7年度 三面川鮭稚魚放流式

2025-04-14 18:05:06 | 

本日(4月14日)、三面川右岸にある三面川鮭産漁業協同組合第3ふ化場前で、「令和7年度 三面川鮭稚魚放流式(主催:三面川鮭産漁業協同組合)」が開催されました。

 

令和6年度の三面川の鮭採捕数(尾)は、令和5年度の7280尾から5519尾となり、採卵数(粒)も、令和5年度の1,882千粒から805千粒と激減しています。この放流式は、大切にふ化させた稚魚が、立派に成長し4年後、親鮭となってたくさん三面川に遡上することを願って行っています。

 

新潟県知事(代理:副知事)、村上市長を始めとした来賓や、三面川沿線の村上市内小学校の5年生らが参加しました。当館の館長も来賓として参加しています。

それぞれ持っているバケツの中には、放流される稚魚がいます。

授業やイヨボヤ会館などで、この放流が後世へ伝えていかなければならないとても大切な事と、教わってきた小学校の児童たち。児童たちの「がんばれ!」という思いに「がんばってくるよ」と、バケツの中の稚魚たちが答えて、元気に川へ泳ぎ出しているように見えました。

4年後、多くの鮭が戻ってきますように・・・


鮭の稚魚を放流式用に提供しました

2025-04-11 14:18:32 | 

本日(4月11日)、イヨボヤ会館地階の人工河川で展示飼育していた鮭の稚魚を、4月14日に開催される三面川鮭稚魚放流式(主催:三面川鮭産漁業協同組合)用に提供しました。

 

この稚魚達は、人工河川生まれのものです。昨年秋に三面川で捕獲された親鮭を人工河川に放し、オスとメスのペアになった鮭がここで産卵。そして卵からふ化して稚魚になったものを展示飼育していました。通常であれば放流せずにこのまま秋頃まで展示していましたが、R6年度は三面川でも鮭があまり捕れず、放流に必要な鮭稚魚の確保が難しいことから、今回提供の依頼がきたものです。

 

提供した鮭の稚魚は約8000尾。1尾あたり5センチくらいに育っていました。

 

人工河川の水位を下げ、三面川鮭産漁業協同組合の方々が引き網を持って中に入ります。ゆっくりと稚魚を傷つけないように網を持って移動し、稚魚を丁寧に運搬用の水槽に移しました。

 

4月14日の放流式では、三面川へ放流されます。約4年後、大きくなって戻ってきてくれることを願いたいです。


鮭の受精卵を展示しています。23日目

2024-12-06 15:42:00 | 

飼育員活動です!
鮭の受精卵を展示しています。
11月13日にイヨボヤ会館で人工授精した受精卵です。

23日目くらいでしょうか?卵の数が減ってきてますが、少しずつ発眼卵 になってきてる感じです。

12月下旬頃には、チョロチョロッと動き回る仔魚[しぎょ]を見つけることができるといいのですが、少しでも多く育つことを祈るばかりですね。