或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

五月詣

2012年05月08日 | 帰国後ママのくらし
くさくさする夫に「成田山にこども守りを返しに
お参り行きましょう」と提案。5月5日に行って、
1月の入院手術も首尾良く終わり、無事に卒園し、
春の入学を迎えられた感謝をして、古い御守りを
お返しして新しいものを買いました。


金剛力士像と多聞天、広目天の勇ましい姿を仰ぎ見、
甲羅干しで並んだ亀の群れを池に眺め、水中を鯉と一緒に
泳ぐ姿を新鮮に感じ、投げ込まれた無数の硬貨をみて
「なんでお金が落としてあるの?」と質問し、お線香の煙を
母に撫でつけられ煙たがり「なんで?」と聞き、お賽銭を
いれて真剣に手を合わせる。

こどもが何気なく仏教文化に触れるのを見て安堵する自分に
仏教圏DNAを感じちゃいました。ハンガリー時代は、手を
合わせる場所が無い心細さを初めて知り、懐かしさで成田を
検索し、見つけた成田山HPに手を合わせていたもの。

観光地だけでなく地域に必ずある小さな教会を眺めながら、
静かに祈れる場所って人間に必要なんだな、異国にモスクを
建設して物議を醸しちゃう人々の立派なものをこしらえて
そこで安らぎたい気持ちに思い至ったことがありました。


お正月と違って、混雑しない参道は車の往来に気をつける以外は
駐車場も簡単に駐められ、参道にならぶ新旧さまざまな店々を
楽しみ、人並みに急かされずに歩け、快適。また、五月詣という
浮世絵を配したポスターがあちこちに飾られ、気分を盛り上げて
くれました。

参道には街灯の下に「支援に感謝します」と各国語で記した
垂れ下げ式の旗が等間隔で飾られていて、地震後、日本に
向けられた善意への謝意を海外からの観光客に向け表して
いると気づき、成田市がますます好きになりました。



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