日本
ドラマ
* * * * * * * *
「歩いても 歩いても」「空気人形」の是枝裕和監督が、「容疑者Xの献身」の
福山雅治を主演に迎えて贈る感動の家族ドラマ。
ある日突然、6年間育てた息子が病院で取り違えられた他人の子どもだったと
知らされた対照的な2組の夫婦が、過酷な決断を迫られ、それぞれに葛藤を
繰り返す中で本当に大切なものを学んでいく姿を丁寧な筆致で描き出す。
共演は尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー。
カンヌ国際映画祭でみごと審査委員賞を受賞、大きな話題となる。
(allcinemaさんより抜粋)
* * * * * * * *
これまで順調に勝ち組人生を歩んできた大手建設会社のエリート社員、野々宮
良多。妻みどりと6歳になる息子・慶多との3人で何不自由ない生活を送って
いた。
しかしこの頃、慶多の優しい性格に漠然とした違和感を覚え、不満を感じ始める。
そんなある日、病院から連絡があり、その慶多が赤ん坊の時に取り違えられた
他人の子だと告げられる。相手は群馬で小さな電器店を営む貧乏でがさつな夫婦、
斎木雄大とゆかりの息子、琉晴。
両夫婦は戸惑いつつも顔を合わせ、今後について話し合うことに。
病院側の説明では、過去の取り違え事件では必ず血のつながりを優先していた
という。みどりや斎木夫婦はためらいを見せるも、早ければ早いほうがいいと
いう良多の意見により、両家族はお互いの息子を交換する方向で動き出すのだが…。
(allcinemaさんより抜粋)
* * * * * * * *
カンヌ国際映画祭で審査委員賞を受賞したと話題になっていたので、『地獄で
なぜ悪い』を観た後、続けてなんばパークスシネマで鑑賞。
見応えあって考えさせられる一本
カンヌ受賞作という触れ込みもあってか観客は多く、特に中高年が多くて若い
世代の人らは少な目だった。
病院のミスというか、ある人物の作為で赤ん坊の取り違えが誕生してから6年後
に発覚し、被害者の二組の夫婦に訪れる過酷な状況と苦痛の決断を淡々と静かに、
且つ丁寧に描かれていて、自分は独身だけどこんな状況になったら決断できるの
だろうかと考えさせられて、大いに見応えある内容だった。
エリート側の野々宮良多が事件をきっかけに苦悩しながら、少しづつ父親として
成長していく過程と余韻を残すラストシーンが良かった。
しかし、ある人物の行為は許せないな。それでいて時効で幸せに暮らしている
なんて。時効で刑事罰に問えなくても精神的苦痛を受けたとかで民事でがっつり
慰謝料請求して経済的に困窮させたり、近所に過去になんてとんでもないこと
したか言いふらしてやりたいな。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。
わたしは見る前は、取り違えなんて、今どきあるわけないだろうになんで?と思っていたのですが、そういうことか!!と、妙に納得してしまいました。
うまい描き方ですねぇ。
許せないけど、納得です。
コメントありがとうございます。
見応えある作品でしたね。
私もうっかりミスとか急患が立て込んでバタバタしているうちに間違えたとかで取り違いが起きたのかなって思っていたら、あんな自分勝手な理由だなんて。
自分の甥や姪がこんな理由で血の繋がりのない他人だったらって考えたら、あの女の人生を狂わせてやりたくなりますよ。