パロアルト・ブリッジクラブ
バーゲンレイズの3C(建設的)、3D(誘い)を逆にしたもの。
『ビッド問題 ‥つくばの原風景』(11/6、全体のハンド11/8)で、微妙なリミットレイズを巡ってバーゲンレイズに触れたら、マ様からそれについてもコメント頂いたので、もう一歩踏み込んでみることにしました。それで出会ったのが昨秋訪問したパロアルトのちらし(2011教材)。
2/1のコースの資料からバーゲンレイズをまとめたものですが、なかなか興味深い。マ様のご質問に対する答えも、次のように明快に記されていました。
- 3S、3Dには、ダブルはT/O。
- 3Cには、ダブルはリード指示。彼らは過半数の点を持って居る。
え 変だと思って見直したら、リバース・バーゲンレイズに進化して居て、3Cのほうが強いのでした。だから、原形のバーゲンレイズの3Cに対しては、T/Oになるわけですね。安心しました。
なお、4枚サポートが有るときの強さ区分は、
- 0-6サポート点† 3S (先制攻撃=プリエンプション)
- 7-9 〃 3D (建設的)
- 10-12 〃 3C (誘い)
- 13- 〃 ジャコビー2NT (FGからスラムへ)
- ディフェンスの心得として、相手の手が正確に分かることを利用せよ。
はい御尤もです。
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† パロアルトの共通システムは未確認だけれども、全体の記述から見て、恐らくショートネス加点のみ。なおバーゲン自身の加点法(拙ホームページ)では、切り札4枚ちょうどの場合は、1,3,4になっている。
S/Sはショートスーツの略。UJSはアンダージャンプシフト。OJSはオーバージャンプシフト。
1.0~5ーHCP=1S-3S(4枚)
2.5+~9-HCP=1S-2S(4枚)
3.9+~12-HCP=1S-1NT;2y-3S(3枚でS/Sなし)
4.9+~12-HCP=1S-3C(4枚でS/Sなし。または3枚でS/Sあり)
5.9+~12-HCP=1S-3D(UJS。4枚で、どこかにS/Sあり)
6.9+~12-HCP=1S-3H(UJS。4枚で、どこかにS/Sあり)
7.12+~15HCP=1S-3NT(OJS。4枚でどこかにS/Sあり)
8.12+~15HCP=1S-4C(インバーテッドトランプスイス。
書き直しますので、上の書き込みは見なかった事にして下さいませ~
1.0~5ーHCP=1S-3S(4枚)
2.0~6HCP=1S-4S(5枚でサイドにAもKも無し)
3.0~6HCP=1S-1NT;2y-4S(5枚でサイドにAかKあり) 4.5+~9-HCP=1S-2S(3、4枚)
5.9+~12-HCP=1S-1NT;2y-3S(3枚でS/Sなし)
6.9+~12-HCP=1S-3C(4枚でS/Sなし。または3枚でS/Sあり)
7.9+~12-HCP=1S-3D(空き家!?)
8.9+~12-HCP=1S-3H(UJS。4枚で、どこかにS/Sあり)
9.12+~15HCP=1S-3NT(OJS。4枚でどこかにS/Sあり)
10. 12+~15HCP=1S-4C(4枚で2トップあり。または5枚でAかKある)
11.12+~15HCP=1S-4D(10.以外の手)
12. 15+~=1S-2NT(ジャコビ。4枚で15+HCP~)
全く同感です。今回私がバーゲンレイズに触れたのは、ちょうど首都圏のバイパス・ダイヤモンドのように、正確な体系としてでなくファッション的に、3Sがプリエンプト的に使われ始めたのかと思ったからです。
私も検定試験でも受けるつもりで、一度も使ったことは無いけれども、ハーディレイズを書き上げて見ましょう。
INV以下は、緑本と同一(ここが肝心)。4枚サポートのFG以上は、ジャコビー2NTが15+HCP以上になり、12+~15-HCPはショートネスが有ればアンダーJSでのコンシールド(隠し)SPL、BALだとインバーテッド・トランプ・スイス。
前者は、1H-3Dか1S-3H。
シングルトンを訊くのは、3NT。3H(または3S)はスラム興味、4H(または4S)はファスト・アライバル。
(このケースではあまり意味が無い3NTをレッツプレイにするより、上のやり方の方がハーディ好みでしょうから。)
後者は、名前から見て、4Dが普通で、4Cをビッドするとスラム誘いというハーディ式。(ナポリタンCTLを使って居ないので、簡単だった記憶が。)
さて何点取れるやら。
『優でなければ単位は要りません。』