キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークス

今日はイギリスのＧⅠキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスです。
昨年コンデュイットが勝利したレースです。


久しぶりの登場ですね。
種付シーズンを終え、一回り逞しく、種牡馬らしくなってきた気がします。


放牧地もスタリオン厩舎横へ移動し、隣のイーグルカフェと仲良く走っています。
昼夜放牧をしても、いつも厩舎から一番遠い所にいて、帰りたい素振りも見せず元気に過ごしていますよ。


さて、今年のキングジョージですが、7頭から1頭回避で6頭立てと頭数的には寂しくなっていますがメンバーは揃っています。
何と言っても話題は、ワークフォースでしょうか。
ラムタラのレコードを破り、圧巻のイギリスダービー。
父は英国と並んで日本ダービーも種牡馬として制したキングズベスト。
注目のレースの発走は日本時間の24時25分です。


さあ、日本の競馬では今日もたくさん期待の馬たちが走ります。
2歳オープンのラベンダー賞にはマイネショコラーデが出走。
1番人気になっていますね。
みなさんの期待に応えてくれるよう応援しています。

浦和

今日と明日はプロ野球のオールスターゲームですね。
北海道には地元球団として日本ハムファイターズがあります。
何となく地元という親近感だけで応援してしまいます。
野球界のファンサービスは、野球離れを食い止めようと近年充実してきているように感じます。
特にファイターズのものは評価が高いようです。
そういうイメージもあって応援しやすいのかもしれません。

競馬も最近はファンを重視したイベントなどが増えてはいますが
まだまだ見習わなければならないことは多いように感じます。


さて、以前もお話ししましたが、ビッグレッドファームは4つの牧場に分かれています。
いつもご紹介ているのは新冠町明和の牧場です。
何度か茨城県鉾田市の牧場もご紹介してきました。

近くながら紹介が延び延びになっておりましたが、今回は新ひだか町静内浦和にある牧場をご紹介いたします。

浦和は主に馬たちのリフレッシュの地として活躍しています。
競馬で疲れた体を休めるために馬たちが帰ってきます。

こちらはマイネルボーデン。
昨年12月のレース後屈腱炎を発症し休養に。
浦和でのたっぷりの休養を挟み、足元の状態も良くなり先日この地を後にしました。

ボーデンの右奥に見える厩舎が、かつてのスタリオン厩舎です。
今は事務所もスタリオンも移動し、明和が本場となっていますが、浦和はビッグレッドファーム発祥の地。
ここから育っていったのです。

浦和には休養馬ばかりでなく繁殖もいます。

子供のいない彼女たちは、来年の出産に備え、広々とした放牧地でゆったりと過ごしています。

セリ結果

昨日から「さっぽろ夏祭り」が開催されています。
札幌の大通にずらりとビアガーデンが並び、多くの人で賑わいます。
今年は近隣住民の方に考慮して騒音を規制しているそうです。
楽しい夏はいいのですが、色々と問題もあり上手くバランスとるのは難しいですね。


昨日一昨日と行われたセレクションセールでは当歳4頭、1歳8頭の馬を購入。
1歳ではデジタルの産駒が2頭います。

1頭はマイネルオベリスクの全弟です。
もう1頭はコスモマザーボードと言う馬の半弟。
2頭は共に今週の新潟に出走予定です。

ロージズインメイの産駒も1頭いました。

母はスギノセンヒメ、産駒にはフェブラリーステークス4着のケイアイテンジンがいます。
その兄トムトップもダートで活躍している馬です。
楽しみな1頭です。


さてそんな中、今日は先週行われたセレクトセールの1歳馬4頭が明和にやってきます。
故郷を離れ、ビッグレッドでの競走馬に向けた生活が始まります。
まずは昼夜放牧で芯から強くなって生産馬に負けないタフな体になってほしいと思います。

虻

虻（アブ）にはいろんな種類がいます。

よく見かけるのはハエが大きくなったような灰色の虻。
スズメバチと見間違えるでっかい音を鳴らして、体も大きな黄色い色した虻もいます。
小さい蜂みたいな黄色い虻もいます。
これは特に刺されると痛いそうですが、どれに刺されても、痒くて痛くてたまらないそうなので刺されないように必死です。


横板に止まっているのが灰色の一番ポピュラーな虻です。

バルクの放牧時間はなるべく虻のいない時間で調整されていますが、
被害に遭わないかと言うと、そうは行きません。

この日もいつものように調教馬を眺めつつ虻をはらって必死の抵抗。

思わず舌だして「参りました」です。

親子の馬房

今日明日と日高軽種馬農協のセレクションセールが開催されます。
セレクトの弟やイクスキューズの弟が上場されます。

セレクトは我が子たちがセレクションされていないことを残念に思いながら
弟の結果を目をつむって朝日に願掛けです。

ビッグレッドファーム・コスモヴューファームでの落札馬も楽しみです。
セリは新しい馬との出会いの場。
今回も運命的な出会いがありますように。


さて、今日もついでに馬房を紹介しようと思います。
今回は親子の馬房。
作りは基本的に2日間ご紹介したものと変わりませんが、
親子の馬房は子供部屋があります。

1個の馬房が鉄の棒で半分に仕切ってあって、子供だけが往来できる部屋になっています。
ここで、食べたり寝たり、親と離れて過ごすことを覚えていきます。

でもやっぱり母の愛は離乳までたっぷり注がれます。

子供部屋でぐっすり眠る我が子を隣から見守る母。

心がくすぐられてしまいますね。

その愛を受け継いで、素敵なお母さんになれますように。