集牧の時、親子は・・

朝、集牧前の馬たちは自分たちの寝床から遠くにいることがあります。
呼んでもなかなか来ないような場所にいるときは放牧地から馬を誘導しながら一緒に歩いて帰ります。
とは言っても、最初に帰りますよと促した後は、馬もわかってくれているので勝手に進んでくれます。

親子は特にスムーズです。
お母さんの長年の経験ですんなり厩舎に向かってくれます。

放牧地には自然にできた馬道があって、一頭が歩きだすと、後ろについてほぼ一列にその道を進んでいきます。


中には子供に乳をせがまれて、仲間が帰っていく中、ぽつんと残って母の仕事を優先する馬もいます。
もちろん、せがまれても我先にと子供の制止を押しのけて帰って行くお母さんもいます。


乳を飲ませた親子は、仲間を追いかけそそくさと馬道を進みます。


厩舎が近くなるとゲートの優先権をめぐって走りだします。
大抵、乳を飲ませないお母さんが馬群の中でも我がままっぷりを発揮して先頭をキープします。