エコ

うちの冷蔵庫がやばい
あっ　冷蔵庫が　じゃなくて
　　　冷蔵庫の中身が
でした


買った物を次から次へと詰め込んで
使う物といったら
どの段も　前１列位なもんときた


中列　後列
どうなってるのか
見るのも怖くて
ほったらかして
そんなことずっと前から・・・・・
（ん～っ　冷蔵庫買った時からかいな）


まさに　臭いものに蓋
状態







これ　いつのだっけ？

かわいいね　これ位のリアクションならまだ









こんなの買ったっけ？

記憶の端から消えそうな程の
過去に買ったもん入れとくなくらいで
これもまた　まだ許せるよ


























これって　なんだっけ？


　　　　　　　　　　　　　　　（変色かい？はっ液状化？）　　　　　　　　　




そんなゾンビみたいのやら
潜ませてる冷蔵庫だから

家族にもあんまり開けさせたくない
（もっとも　表向きダーリンには電気代節約って名目で
１０秒以内に　開閉行うように指導してるので
やばい物溜めてるってのは秘密）




サッサと　処分すりゃいいのに
なんでか自分でも不思議でたまんないんだけど
ずーっとずーっと　冷蔵庫の中眠らせておいてしまうんだな




もう食べない　食べれない
って分かりきってるのに

奥の列に　鎮座させたままなのよ

そんなだから　
いつも　冷蔵庫はわけわからん物で飽和状態

そんな状態にも限界が来て
嫌々冷蔵庫調査してたら








　　　　　　　　　






なんだ　これは






あっ







カレイの一夜干しだ





　　　　　　　　　　　　　　　



実家が送ってくれた
我が家じゃ買えそうにない高級品



でも　食べるの忘れてたから



もう　腐ってそう




でも

高級品なんだよな











こんな時は
愛するダーリンに登場＆解決してもらおう





メール　メールっと
「今日は飲まずに帰っていいよ」


彼からの返事は
「なぜ？」



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



よっぽど　怪しいとみたか
まっすぐ帰るとは
なかなか言わなかったけど

とにかく
ダーリン帰宅させた












「今日はパパの好きな干物だから」

「ほーっ」
何も知らないダーリン
喜びの雄たけび








カレイ３枚全て焼いて
彼に差し出した

「えっ？オレが全部食っていいのか」
「うん　パパの好物だから全部あげるよ
実家が送ってくれた高級品だよ」
しっかり重みをつけて
ありがたく食べるように
　　　　　　　　　　　　暗示







お食事タイム









「なんか変わった味だな」

まずい











「そりゃ日ごろ買う安いアジの開きとは違うんだからね」
気付くなよ　気付くな









「うーーん」
なんだなんだ







なんか　言いたいことがあるんかい




ここはダメ押しでもう１度　だな
「実家がわざわざパパに食べさせようと送ってくれた
超高級干物がなんか気に入らない？」
























「いや　　素材の味が生きてる　みたいな　　旨いっ」









はーーーっ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　






味覚オンチの夫を持って良かったよ












あっ

パパ　演技したの？



　　　
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