好きなもの ほしいもの。モノには色々な物語があると思っています。
(写真は毎日使っている市原平兵衞商店のお箸です)
まずはお箸から



Zoomyです。

3連休の中日、京都のワイン仲間のお宅にお邪魔してのワイン会でした。

記事が長くなりそうなので文章は手短に。料理からいきましょう。パンはどこのかを聞き逃してしまいました。

シンプルなバゲットが一番おいしかったように思いました。

山菜の奥に見えるのはスモークのマグロでした。


そして山形からハンドキャリーされたその隣県秋田のジュンサイです。

恐らくその新鮮さはなかなかのもののはずです。結構プリプリしてました。

こちらは商品名いぶりたけのこ。いぶりがっこ、は聞いたことはありましたが筍は初めてでした。

と同時に「がっこ」は漬物のこと、と教えてもらいました。

高い湿気ではありましたが、クーラーのおかげでこういう贅沢もできました。ハモ鍋です。


こちらは赤ワインにあわせての牛筋。


そして水茄子と白茄子です。


ここからお酒ですが、到底全部載せきれないので、ピックアップしておきます。これが一番おいしい白という訳ではないのですが、写真はこれが一番綺麗に撮れてました。

こちらは透過光のおかげでまるで水が入っているような色合いに見えますが、もちろん中身はワインです。が、若干古さが際立つ感じがありました。なので、このボトルは軽く1杯ずつ飲むと半分位残して次の白ワインのムルソー1997年に進みました。十分若いワインに感じましたがすでに10年を超える時を経たものです。誰しもムルソーのほうが美味しいとの意見でした。

日本酒も開いたりした合間にもう一度このワインを飲んでみると最初に目立った古さは落ち着いて普通にまろやかなワインとして飲める程度にまでなっていました。その点では一番意外なワインでした。

4,5種類の日本酒が開いたような気がしますが、やはりこの作り手は好きな味でした。

でもこのラベル、名前とデザインともに目を引くように思うのですが。利き酒用の猪口の底の二重丸が使われているのではというのは酒飲みならすぐにわかるでしょうけど、それをラベルのデザインにするとは。

今回の一番古株はこちら。全体の2,3割と言われる格付けワインの中にあってはその底辺に近いところにランク付けされるものですが、長期熟成にも定評ある作り手のものだけに30数年過ぎても枯れてませんでした。


しかし7人にしてはよく飲んだものです。まだ残っているボトルがあるとはいえ、この右側にもはみ出したのが2,3本あります。


今回選んだぐい飲みはこの金属のもの。夏の涼です。

ほんの少し最初の一口はこの器のほうがひんやりしているように感じました。その僅かの感触を楽しむためにわざわざこのような金属の器を使うことを考え出した職人の繊細な感覚と意気込みは、静かな力となってこの器に湛えられているように見えるのは気のせいでしょうか。

毎回何か写真に撮りたくなるものがあるのですが今回はこちらです。

本人によると入れ物に挿しただけ、とのこと。当然その通りなのでしょうけど、それが絵になってこその一言でしょうね。そんなことを考えながら完全に暮れた道を自宅に向かいました。


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Zoomyです。

週末に暑さにも懲りず、新神戸から摩耶山まで登ったのですが、下から見上げた山はすっぽり霧の中でした。次の写真から察するに新神戸周辺の境目は布引の貯水池よりも少し高めところだったようです。


順序は前後しますが、目的地の摩耶山山頂からほど近い摩耶ロープウェイの終着駅のある掬星台は広場の向こう側が見えない有様でした。


そしてそこに至る登山道も霧の中へ溶け込んでいくように霞んでいました。


ところがその道はこないだの豪雨のためか、霧ではなく砂の中へ消えていきました。

枝を渡してあるのが元々の登山道ですが、砂に埋もれたため左側へ迂回しています。

ここは昨年も沢を渡る場所が水没していたこともある箇所でした。およそ似た位置からの撮影した時はこんな様子でした。


そして渡渉箇所がその右端に写っているはずの写真は一面砂に埋もれています。


ここまで一気に砂が流れ込んだのは歩き始めて4年以上なりますが初めて目にしました。この近くで私を追い越していった人は10数年歩いているけどやはり初めて見たそうです。大雨が降ると砂が溜まって川筋が変わるような場所ですが、そんな砂地にはそれに適応した植物が群落を作ったりしていたのですがそれも1mを超える砂の下となりました。

無数の命が目の前を通り過ぎる雨粒のように一瞬の煌きを残して消えていく。それが森の営みの一端であることを改めて感じさせられました。

そこからは少し上流になりますが、今までもこのブログに登場しているエゴノキは流れの中洲に根をはっています。今回のゲリラ豪雨にも耐えて健在で、しっかりと実をつけていました。



雨に濡れる姿は今まで初めてかも知れません。


途中の桜谷にあるごく小さな滝もうっすらと霞んで普段よりちょっとだけ幻想的に見えるのですが、普段の写真が無くては比べようがないかも知れません。


掬星台から階段を下った自然観察園にあるアジサイ池。そのほとりは多くのアジサイが植えられています。そこもやはり霞んでいました。


こちらは途中の桜谷に自生していたものです。あまりにも光量不足の写真だったのですが、珍しく大幅補正してみました。


結局花の写真はアジサイだけでしたが、露に濡れたアジサイはやはりこの時期らしいものですね。掬星台ではありとあらゆる表面はすべて結露する状態でふもととは違い梅雨を満喫した山歩きとなりました。


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