好きなもの ほしいもの。モノには色々な物語があると思っています。
(写真は毎日使っている市原平兵衞商店のお箸です)
まずはお箸から



昨日の記事に載せたオットの母から頂いたスズラン。
今日はオットがカメラを新しくして最初に撮った写真です。でも、本人は出来上がりに不満みたい。一番使いたいレンズは連休明けにならないと入荷しないのだとか。ま、次に期待という事で、記念として載せておきます。



植物と同じ位 鳥の事が気になるオットは、いつもの週末散歩で鳥の写真も撮りたいらしい。でも我が家のコンパクトデジカメは望遠レンズが無いのでした。いつも小さくしか撮れないのにめげずに撮っているので 「カメラ買ったら?」 という事になったのです。元々植物の写真ももっときちんと撮りたかったらしいオットは、さっそく新しいカメラを買ってきました。ま、大型連休なのにいつもと変わらない行動パターンの我が家。少し位は華やかな事があってもいいんじゃないかな。本人の満足度はともかく、どこでもあるこんな風景もそれなりに絵になっているような気がする。



(これはツマが使っている今は亡き? IBMロゴのThinkPad。私はこの無骨な感じが結構好きなんですが)
# でも、モノ持ちが良いのはIT業界ではダメダメなんだろうなあ...


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今日は大型連休でお休み、という方も多いのではないでしょうか。
我が家は2人とも出勤ですが、1日行って1日休めるなんて、あー なんて素敵なんでしょ。いつもこうだったらいいなあ(←ムリ) でも水曜は2人共出勤なので、先週末も我が家の恒例 「お弁当+普段のおかず作り作業」 をオットと一緒に片付けました。

以前も書きましたが、我が家は毎週末 オットの両親が作った野菜を届けてもらっています。その野菜でお弁当や普段のおかずを週末にまとめて作っています。
先週末は野菜と一緒にオットの母が庭で育てているお花も頂きました。オットの母は植物が好きで、自宅の庭には四季折々綺麗なお花が咲いています。今回はスズランとミヤマオダマキを頂きました。私は自分で買う花は殆んどが白。ほんの時々紫かブルー... という偏った好みでなのですが、母はそのあたりを知っていてくれるのかシンプルな花を選んでくれます。いつも感謝しています。



私は白い花の中でもスズランは特に好きです。この小さな釣鐘型の花が下がっている様子も可愛いし、対照的にキリリとした葉も美しいと思います。
我が家のスズランの思い出としては、以前北海道旅行に行った時の事をまず思い浮かべます。六花亭が運営する 「中札内美術村」 に行った時、その森に沢山のスズランが咲き乱れていて感動しました。スズランは控えめだけれど大地に広がる強さもあるのですよね。

フランスでは 5/1 は 「ミュゲの日」なのだそうです。この日、muguet(=スズラン) をもらった人には幸福が訪れる、と信じられています。フランスではこの日に限り、許可のない人でもスズランだけは売ってもいいそうです。それだけ皆の生活に馴染んでいる風習とのこと。

我が家もこの美しい花を頂いて、そして毎日眺めて、幸せに浸っています。

スズラン (Wikipedia)
六花亭 中札内美術村 ミュゲの日について(株) 大田花き


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神戸は今日もいいお天気です。この季節ってホント気持ちがいいですよね。まさに絶好のお散歩日和です。我が家も朝起きて、いつもの週末散歩に行ってきました。

この季節は景色がどんどん変わっていきます。特に緑が濃くなるのが早いですよね。公園にあるこのイロハモミジもとても綺麗な緑色でした。綺麗だなあって思って見ていたのですが、よく見ると小さな花のようなものが... モミジって紅葉の時の印象が強くて、葉が青い時ってあまりじっくり見る事って少ないと思うのですが、ちゃんとこうやって可愛らしい花をつけるのです。



イロハモミジの別名は 「イロハカエデ」 。カエデの名前の由来はご存知の方も多いでしょうね。葉の形をカエルの手になぞらえて「蛙手」が転じた事からつけられた名前だそうです。蛙が大の苦手なツマは、実はあまり想像したくありませんが...。あと「イロハ」は、葉の裂け目を「いろはにほへと・・・」と数えたことからきているそうです。

この花、拡大したかったのですがイマイチ綺麗に撮れていなくて...ちょっと残念。とっても地味だけれど可愛らしい花なので、ぜひ紅葉の季節だけでなく この季節は美しい新緑と一緒に花も見てみて下さいね。

イロハモミジ (植物雑学事典)


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大型連休が始まりましたね。
でも我が家は2人とも月と水は出勤。なので (いつもに比べてちょっと気楽だけれど) いつもの週末です。今日も週末散歩にオットと行ってきました。今朝起きたらとっても綺麗な青空。オットと 「もう夏の日差しみたい」 と話していた位 日差しが強かったです。でもお昼過ぎた頃から急に風が強くなっったり、少し不安定なお天気でした。

そんな強い日差しの中、ヒメコウゾの花が沢山咲いていました。え、花? どれ? って思われるかもしれませんが、上の方にある毛深いのが雌花、下の方に少し写っているのが雄花です。(帰って来てからオットが調べました。)



ヒメコウゾの事は以前 「近所の公園のヒメコウゾ」 の記事に書きました。この時 この毛深いのを 「実」 と書いたのですが、すみません 「花」 の間違いです。(実は Part2 に書きました) Part1の時は雌花しかなかったので、実と誤解していました。ちなみにこのヒメコウゾ、本によっては 「コウゾ : 別名 ヒメコウゾ」 と書いてある場合もあります。

この花たち、1つ1つは地味だけれどびっしりあると結構迫力です。でもとても小さいので全体を撮ってもよく分からないんですよね...。 特にこのぽわぽわの毛深い雌花は面白いです。以前の記事の時に さとたけさんから「ランプータン」 ってコメントを頂いたのですが、まさにそんな感じ。私は最初にウニを想像しました。自然の形って不思議だなあ、といつも思います。

大きくしてみました。

ヒメコウゾ (植物雑学事典)


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新しい仕事でちょっとバタバタしていました。あー、もう木曜ですね。
琵琶湖疎水とインクラインの続きを書こうと思ったのですが、色々な話を読んでいるともう少し書きたくなりました。なので今日はちょっと休憩。といってもまたまたMARKS&WEBの話題になってしまいました。

少し前の事になってしまったのですが、丁度今の仕事の面接を受けた日の夜だったかな、久しぶりに親しい女友達と飲む機会がありました。彼女は以前の派遣仲間で、その後着実にキャリアを重ねて今は正社員として活躍しています。すらりとした美人で隣に立つのが辛いんだなあ、これが。でも、彼女の良い所は ”おやじ”が入っているところ。(いい意味で言っているのよー) もちろん (当然?) ”飲み” もしっかりこなします。彼女との飲みは楽しいです。

その当日、彼女は相変わらず忙しいのでぶらぶらしながら待っていました。丁度、以前記事に書いた ”MARKS&WEB” の 「ハーバル リペアシャンプー」 が無くなりそうだったので、ミント神戸にあるショップに行く事にしました。MARKS&WEBの事はつい先日、「ハーバルトゥースペースト」 にも書いています。我が家はMARKS&WEBの設立当初からずっとこちらの商品を愛用しています。私が知った頃は麻布のヘッドオフィスしかなかったのですが、こここ数年次々とショップが出来ました。そして、「祝 MARKS&WEB神戸店」 の記事にも書いたのですが、やっと三宮にもミント神戸に直営店が出来ました。私はWeb注文とショップと半々位 で購入しています。幾つか商品を選んでいたところ、ふとカウンターにある小さなラッピングに目が留まりました。マッサージウッドとオーガニックソープの小さいサイズがセットになっているものでした。



これ、一見 海老芋? ラッキョウ? みたいですが、手のひらで転がす小さなマッサージウッドです。私は以前から職場にも持っていて使っていました。ずっと使っているので、よくよく見ると黒ずんでいたりして。会社の席に置いていると、形が変わっているのでにぎりたがる人もいました。(でも同僚の女性に 「あぶらっこい手で触ったらあかん」 って言われていた人もいた ← 私じゃないですよ) 木で出来ているので、触っていると段々ほんのり暖かくなってくるのがいい感じ。そしてつやつやしっとりしてくるのもいいですね。(私の手があぶらこいのか? ^。^;)
カウンターのセットが可愛かったのでお店の方に頼んで同じものを作って頂き、その後に会った友人にプレゼントしました。価格的も見た目も可愛いものだし、ざっくり透明な袋に入れただけなので気軽に渡せるのがいいですね。



一緒に入っているのはオーガニックソープ。我が家は普通サイズを買っていますが、こちらは小さいサイズです。お試しにはいいですよね。友人は毎日忙しい生活なので、良い香りの石けんで少しはのんびりして欲しいな。

MARKS&WEBの主力商品は、石けんやスキンケア、ヘアケアですが 「自分らしく毎日の生活を楽しみたい」 というコンセプトに基づき、このようなメープルの木製品やオーガニックコットン、食器、帆布等、色々な商品を扱っています。安心できる質の良い、そして価格的にも求めやすい、そんな商品を提供しているMARKS&WEB。私は大好きです。いつまでも変わらずにいて欲しいなあと思います。

メープル マッサージウッド オーガニックソープ ユズ/ビワ葉
メープルの商品について (MARKS&WEB)


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(先日の「琵琶湖疎水とインクライン - Part2」 の続きです)
下の写真はご存知の方も多いでしょうね。琵琶湖疏水事業の一環として施工された水路閣です。水路閣=水道橋です。Part2の最初の写真がちょうど上から見た風景です。(この手前には柵があって入れないようになっています。先日の写真はオットが柵の中に手を入れて ^。^; 撮った写真)
この水路閣は蹴上から分岐している分流で、南禅寺境内に設けられています。そしてこの先にはあの有名な 「哲学の道」 があります。延長93.17メートル、幅4.06メートル、水路幅2.42メートル、煉瓦造のアーチ構造となっています。



現在は京都を代表する景観の一つとなっていて、1996年に国の史跡に指定されたそうです。しかし建設当時は古都の景観を破壊するとして、反対の声も多かったとか。(福沢諭吉も反対していた、とWikipediaには書かれていました)。 確かに既に600年ほどの歴史を持つ南禅寺の境内に当時の最先端技術を駆使したモダンな構造物を建設する、というのは... 現代でもかなりトリッキーなニュースになりそうですよね。
でもこの水路閣、その名前もこのたたずまいも...粋で美しいと思います。私は仕事の都合で京都に2年半程住んでいました。ほんの少しなので偉そうな事はいえないのですが、京都って意外と洋風のものが多い。そして京都の人も、それらを積極的に取り入れるパワーがあるような気がします。そして自然と京都の色として馴染ませていく... この水路閣も歴史ある南禅寺の風景にしっくりと馴染んでいました。



蹴上からこの水路閣まで水路沿いを歩く事が出来ます。ただ歩く場所は狭いので、オットと1列になって歩きました。緑が多くしっとりとした空気はとても気持ちよかった。 「うーん、気持ちいいねえ」 とオットに話しかけると 「うん ....まあ....」 と妙に言葉が少ない。後から考えるとこの道、場所によっては結構な高さで柵が無く急な斜面になっているのですよね。高い所が <超> 苦手なオットはかなりドキドキもんだったんだろうなあ。

琵琶湖疎水とインクライン - Part4
琵琶湖疏水の歴史 - 第3章 疏水分線 京都市上下水道局


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今日の神戸は晴れました。この季節のお天気の日って、朝起きて窓を開けると気持ちいいですよね。時々雲で一時的に影が出来るものの、強い日差しでとても暖かかったです。朝起きてオットといつもの週末散歩に出かけた後、さっそく布団を干しました。やっぱり週末しか布団が干せないので、どちらか1日でも晴れると嬉しいです。

ところで、これなんだと思いますか? ってご存知の方も多いかな。クヌギの雄花です。
でも花というより、まるで玉すだれ? よくぞここまで... と感心する位びっしりと下がっていて、結構笑えます。この季節 こんな感じでクヌギやアベマキの花が沢山ぶら下がっています。昨日は風が強かったので、このすだれが揺れる揺れる。^。^; なので、今日はしっかり撮ってきました。(←オットが)
クヌギはどんぐりの木としてもよく知られていますよね。
ころんと丸い実と帽子は可愛らしいです。



今日調べて知ったのですが、クヌギはシイタケ原木として適しているのだそうです。シイタケは年中いつでも生えるので、家庭でも栽培する事が出来るのだとか。ツマはキノコは大好物なので、ちょっと惹かれる。
# でもオットはキノコが苦手...

クヌギ (植物雑学事典)



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(疎水の話はちょっと休憩。我が家の恒例? いつもの週末散歩のお話です。)
今日の神戸は朝から曇り。折角の週末なのに布団が干せませんでした。風も強かったです。でも時々少し晴れ間が見えたりして、洗濯物はよく乾きました。

今週は雨がよく降ったので公園がやや足元が悪かったのと、風が強いせいかな。公園にはあまり人はいなくてゆったりと歩けました。(球技、特に団体でサッカーをしているとあまり落ち着いて歩けないんです) そんな中、この白いタンポポ? が2つだけぽつんと咲いているのを見つけました。これってシロバナタンポポかな? 似た感じのものが色々あるらしいです。白いタンポポがあるのは知っていたのですが、いつもの公園ではあまり見かけた事はありませんでした。



タンポポとしてよく見かけるセイヨウタンポポはヨーロッパ原産の帰化植物ですが、このシロバナタンポポは在来種だそうです。瀬戸内側を除き、 「タンポポ」 といえばこのシロバナタンポポを指していたのだそうです。この季節はあちこちでセイヨウタンポポが咲き乱れていて、大地が黄色であふれています。その華やかな様子もいいのですが、この古来からある白いタンポポも清楚で美しいですよね。

シロバナタンポポは草丈が高くなることが出来るらしく、見つけたものもぐんと背が伸びていて、更に白いのでよく目立っていました。でも折られたりしなければいいけれど。散歩をしていると、時々見かけた事がない植物を見つけて翌週楽しみに見に行くと、ぽっきり折られていたり根元から完全に無くなっていたり...という事があります。珍しい事ではありません。自分だけ満足出来ればそれでいいの? と、問いかけたくなります。自然の中にある植物は、そこにあるからこそ美しい。そう思います。

シロバナタンポポ (植物雑学事典)


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先日の記事 に書いた、琵琶湖疎水の続きです。京都では単に「疏水」 と呼ばれて親しまれている琵琶湖疎水。京都市民に水を供給する他、水辺は憩いの場となっています。哲学の道は有名ですよね。この琵琶湖疎水が作られる事になったきっかけは、明治維新と東京遷都でした。それまでも同様の提案はされていたそうですが、あまりの難航時だった為 実現には至らなかったそうです。しかしこの歴史的な出来事により京都市は人口が減少し、産業も衰退しました。この為、京都復興の大事業として計画されたのが、この琵琶湖疏水でした。



この大決断をしたのが 第3代京都府知事 北垣国道。「疎水の生みの親」 と呼ばれる北垣知事ですが、オットの両親から借りた 「知るを楽しむ」 のテキストには、北垣知事の最大の手柄は若干21歳の東京工部大学校(現・東京大学工学部)の学生、 田邊朔郎 を、設計・建築の責任者として抜擢した所にあるそうです。田邊は旧幕府砲術方の家に生まれ、苦労して大学校に進学しました。そして当時たまたま、琵琶湖疎水工事計画を題材とした卒業論文を仕上げていたそうです。北垣知事は 「全く外国人の手を借りず日本人が学んだ技術を実地に生かす模範を示し、同時に経費削減を図る」 という考えがあり、田邊を知る事となりました。そして直接本人と会い、この無名の学生に大事業を任せる事を即決したそうです。この辺りはまるで映画にでもなりそう。ドラマチックな瞬間ですよね。

ただしこの大事業は京都府に巨額の予算を組ませる事になり、当然批判も多くありました。琵琶湖の水位低下を懸念する滋賀県や大阪府などからも、異議申し立てがあったそうです。しかし反対を押し切る形で、工事は1885年(明治18年)に開始。工事は難渋を極め、犠牲者も出たそうです。しかし、当時の大工事の殆どが外国人技術者の設計/監督に頼っていた中にあって、全て日本人のだけで行った事は驚異的と言えるそうです。

一時、中止の危機にも瀕したこの大工事。第1疏水は1890年(明治23年)に大津から鴨川合流点までと蹴上から分岐する疏水分線が完成しました。この疏水の水は世界で二番目の水力発電所の建設につながり、この電力により日本初の市電が京の町を走る事となりました。琵琶湖から京都への舟運も可能となり、貨物/旅客共に大いに利用されました。当時のインクラインでは、三十石船がそのまま台車に乗せられて蹴上船溜と南禅寺船溜を行き来しました。これが人々の注目を集め、弁当を持っての多くの見物客で賑わう位 華やかなものだったそうです。しかし陸運の発展により舟運は衰退し、1948年(昭和23年)に旅客輸送は廃止。蹴上インクラインも運転を停止しました。



蹴上にはその台車と船が今でも残っています。
美しい桜をバックしたこの風景も、また京都を代表する姿の1つなのかなあ、と思いました。インクラインは停止されましたが、竣工から120年以上経った今でもこの疎水は上水道、防火用水、そして発電用として重要な役割を果たしています。また、東山の社寺等の庭園の水としても利用されています。最初の写真は南禅寺境内を流れている水路。あの有名な水路閣の上です。深い歴史を重ねたこの風景が美しいです。また自分の復習も兼ねて、続きを書きたいと思っています。

琵琶湖疎水とインクライン - Part3
「田邊朔郎と琵琶湖疎水」 (京都小売商業支援センター)


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少し前の事ですが、今の仕事を始める前の週。オットは私に付き合って1日お休みを取ってくれました。せっかく珍しく平日お休みが取れたので、京都に行く事にしました。というのも、この季節の京都の桜は見頃なのでとっても人が多いんですよね。ただ我が家のメインの目的は桜ではなくて、泉屋博古館 (せんおくはっこかん) でした。(←相変わらず色気ありません。あ、泉屋博古館についてはやや濃いので ^。^; また別途。) という事で、まずは泉屋博古館に近い蹴上駅を目指す事に。あ、我が家は京都での移動は地下鉄か徒歩です。バスは便利なのですが渋滞に巻き込まれる事も多いので殆んど利用しません。京都に住んでいた時によく関東から友人が遊びにきたのですが、バスを使って渋滞に巻き込まれて消耗... というパターンが何度もありました。)

三宮からJRで京都駅までは約1時間。ちょっと長いけれど、乗り換え無しで1時間で京都に行けるなんて、関東出身のツマはしみじみいいなあって思います。京都駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換えて、烏丸御池駅で市営地下鉄東西線に乗り換えて蹴上駅に到着。でも降りてみると、駅には沢山の人が... あれ? ここって観光地? って思ったのですが、よく考えると桜の名所として有名なんですよね。「今日はホントに平日?」 とオットと何度も言う位、沢山の人でごったがえしていました。ご存知のとおり、蹴上には琵琶湖疏水のインクラインがあります。なので、美しい桜の風景もちょっと他と違って面白いと思いませんか?



「インクライン」 とは、産業用に建設された鋼索鉄道を指します。(これに対して、「ケーブルカー」 とは、旅客営業を目的とするものに対して用いられるそうです。) このインクラインの最も知られたものの1つが、1891年から1941年まで運用された 「琵琶湖疏水」 のインクラインです。九条山より蹴上にかけては高低差があった為、インクラインを敷設してワイヤーで牽引する「船受枠」という台車に船を載せて昇降させたそうです。今ではインクラインは廃止されていますが、この貴重な近代化遺産は風景にしっくりと馴染んでいます。

(下から見上げたインクライン)


私は以前京都で住んでいた場所、そして働いていた場所の近くにこの疎水の分水流がありました。「京都」 といえば思いだす風景の1つが、この琵琶湖の疎水です。疎水沿いには四季折々美しい風景があり、京都市民の憩いの場になっています。そんな美しい琵琶湖疎水ですが、建設には様々な苦労と深い歴史があったそうです。少し前オットの両親から借りたNHKの 「知るを楽しむ」 という番組のテキストに 「ニッポン近代化遺産」 というテーマでとりあげられていました。私は疎水の名前は知っていても、その歴史には全く無頓着でした。でも、たまたま機会があって読んだこの琵琶湖疎水の歴史は、とてもドラマチックでした。折角なので、自分の復習の為にも (←すぐ忘れる)また少しずつ書いておこうと思っています。

琵琶湖疎水とインクライン - Part2
琵琶湖疏水 インクライン (Wikipedia)


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今日の神戸は少し薄曇ながら晴れました。でも夕方過ぎから雨が降ってきました。今は少し小止みになりましたが、少し前まで結構強く降っていました。でもこの季節の雨はしっとりと暖かいですね。そして植物達にとっては、恵みの雨です。

今日はちょっと早い7時位にいつもの週末散歩にオットと行ってきました。
昨日の散歩は昼過ぎにだったので、明るい日差しの中で色々な花が咲き乱れていました。でも同じ場所でも早朝は風景が全然違います。昨日あれだけ沢山咲いていたタンポポもまだしっかり花を閉じていて、しんと静まり返った中でまだ眠りについているようでした。でもちょっとひんやりとした空気は気持ちいいですね。これは朝の散歩ならではだと思います。
今はもうツクシの季節は終わったのか、あちこちにスギナが出ていました。いつも行く公園の小さな水辺にも林の裏手の小さな土手にも、沢山ありました。そして朝早いせいか、どのスギナにもこんな感じでびっしりと水滴が付いていてました。沢山のスギナが一斉にこの状態なのです。ちょっと感動。この風景は、以前 「近所の公園のスギナ」 の記事にも書いたのですが、やはり何度見ても 「おー!」 と思ってしまいます。(なので、ついまた載せちゃいました)



以前も書きましたが、この小さな水の玉はスギナの体の水分が水孔(すいこう)から出されたものです。私にとってスギナは子供の頃から親しんだ植物でしたが、こんな美しい姿があるとは全く知りませんでした。スギナなんて珍しくも無いし、やたらと増えるのでやっかいもの扱いされる事が多いみたいですね。でも、こんなはっとする姿を見せてくれる時もあるのです。

スギナ (Wikipedia)


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今週は強く雨が降った日もあったけれど、今日の神戸はうす曇とはいえ晴れました。ぽかぽかと暖かくまさに春本番という感じでした。今日もオットといつもの週末散歩に行ってきたのですが、歩いていると暑いくらいでした。

この季節、風景の変化がとっても早いです。いつも散歩に行く公園は一気に緑が濃くなり、一週間前と全然違う風景になっていました。この季節は色々な木々が一斉に芽吹いて、それらを見るだけでも元気が出るような気がします。そしてそれぞれ個性があってとても美しいです。特にコナラの新芽はひときわ美しい。うっすらと銀色とピンクがかかっていて、遠くから見るとコナラのある辺りは銀色に輝いているように見えます。コナラの新芽の事は、以前 「近所の公園のコナラ」 や、「近所の公園のコナラ (雨の日編)」 の記事にも書きましたが、今日は特にピンク色が強いものを見つけました。ふわふわのピンクのうぶげが可愛いです。



この季節、他にも綺麗な新芽が沢山あります。こちらは 「リョウブ」。はかない位薄くて繊細な薄緑色が美しい。特に日の光に透けた姿はとても綺麗です。オットの持っている 『野山の樹木(ヤマケイポケットガイド)』 にも、 「春、開き始める若葉はとても美しく印象的」 と書かれていました。



こちらは 「アカメガシワ」 。その名の通りホントに真っ赤です。



この季節は花も美しいですが、新芽も負けずに美しいです。普段何気なく見ている木々ですが、ぜひこの季節はちょっと気を付けて見てみて下さい。はっとする美しさに出会えるかもしれません。

コナラ リョウブ アカメガシワ (植物雑学事典)


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今週から新学期が始まった所が多かったですね。朝の街が一気ににぎやかになったように感じます。それ以外でも、新しい生活が始まって忙しくしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。というツマも先月までの2ヶ月契約の仕事を終え、今週から新しい職場に行っています。先月までの仕事は簡単なツールとはいえ、短期間で仕上げなくてはいけなかったので、ちょっと気が張っていました。今度は長期の予定なので、気長にがんばろうと思っています。

ところで、新しい職場に行く時、皆さんは最初に何を持っていきますか?
筆記用具とノートはやはり必須かな。(私の場合、殆んどPC作業なのでメモが程度ですが)。まあ、ここまでは当然といえば当然ですが私の場合、必要なものの1つが ”ひざかけ”。最近のオフィスは女性にとって冷えすぎの所が多いですよね。なのでひざかけは必須アイテムです。
そしてもう1つ欠かせないのが ”歯磨きセット”。ご飯を食べた後にずっと歯磨きをしないでいると、何となく落ち着きません。会社で昼ご飯を食べてずっと帰宅するまでそのまま... というのは辛いです。なので歯磨きセットも必須なのです。



これは以前から使っているMARKS&WEBのトゥースペーストです。今回もこれと歯ブラシのセットをポーチに入れて、初日からしっかり持って行きました。
MARKS&WEBの事は、「ハーバル リペアシャンプー 」 や、「アウトドア ハーバルスプレー」 など、何度かこのBlogにも書いています。我が家はMARKS&WEBの母体である松山油脂の商品をずっと愛用していて、MARKS&WEBも設立当初からずっと使っています。以前は 「柚子のせっけん歯みがき」 の記事にも書いた松山油脂のものを使っていたのですが、MARKS&WEBでも同じように石けんをベースにした歯磨きがある事を知り、会社ではこちらを使うようになりました。

「柚子のせっけん歯みがき」 の記事にも書いたのですが、一般的に 「歯磨き粉」 として売られているものは発泡剤入り、そして合成界面活性剤を使用してるものが殆んどです。また、味や香り/刺激が強く、オットも私も苦手です。その点、これらの石けん歯磨きは歯を磨いた後でも食べ物や飲み物の味が変わりません。また安心して使う事が出来るのでずっと愛用しています。

新しい環境でもも、自分に馴染んだものがあるとなんとなくほっとしますよね。小さなものだけれど、私にとってこの石けんから作られる歯磨きはそんな存在です。
よし、今週はあと1日。しっかり歯磨きして(?) がんばろう~

商品の紹介 (MARKS&WEB)


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先日の 「京焼の華 永樂家歴代の名品展」 の後、もう1つ展覧会に行ってきました。大丸の神戸店で開催されている 「松園と美人画の世界」 です。
「美人画」 とは女性美をモチーフにした絵画のことを指します。西洋美術では宗教画や肖像画、風俗画などにおいて様々に女性美が表現されてきましたが、「美人画」 とというジャンルは日本独特のものだそうです。近代日本画において、この美人画の名手として数えられる画家の1人が上村松園です。

上村松園は明治の女流画家。明治という時代に女性が画家を志すのは、余程の強い意志が無ければ出来なかった事だと思います。しかも松園は誕生2ヶ月前に父を亡くしています。母仲子は女手一つで松園と姉を育て上げ、常に松園を理解し励まし支え続けたそうです。そんな苦労を重ねながらも松園は、「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵」 を念願とし、一貫として美しい女性を描き続けました。そして日本人女性として初の文化勲章を受章しています。数々の有名な作品がありますが、特に 『序の舞』 はご存知の方も多いのではないでしょうか。我が家は以前奈良にある松伯美術館でこちらの作品を観ましたが、何というか... 圧倒されました。「なにものにも犯されない、女性のうちにひそむ強い意志」 描いているのだそうです。この絵のように松園の絵はあくまでも清楚で美しく華やかですが、その中に凛とした強さがあります。ただ単に美しいだけではない、緊張感のようなもの、そこからにじみ出る美しさがあり、私も大好きな画家の1人です。以前も書きましたが、特にオットが松園の絵がとても好きなのです。


(これはオットの画集。大きくて重い... 今回右の 『蛍』 も展示されていました。)

今回は松園の作品約30点が展示されていました。これだけ1度に松園を見る機会は中々無いと思います。他にも70余点の美人画が展示されています。私はやはり王道とはいえ、伊東深水が良かったなあ。そして最後にあった三谷十糸子の絵は幻想的で美しかった。じーっと見入ってしまいました。

私は以前 「美人画」 というのはあまり興味がありませんでした。でもオットがずっと松園が好きで、それをきっかけに美人画を観るようになりました。女性の美には様々な形があり、画家によってもその表現は様々なんだなあ、と思うようになりました。美人画の世界をじっくりと堪能できるこの展覧会。おすすめです。4/15まで開催されています。(最終日は午後5時閉場です。)

展覧会の案内 (大丸百貨店)上村松園 (Wikipedia)


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この週末はとてもよいお天気で、まさにお花見日和ですね。
桜の美しいこの季節。我が家ものんびり近場に出かけよう とオットと話していて、香雪美術館の 「京焼の華 永樂家歴代の名品展」 に行ってきました。

永樂家は 「千家十職」 の1つです。千家の指示で茶道具作り一筋にいそしみ技を伝えてきた家筋の十家が 「千家十職」 と呼ばれ、日本を代表する茶の湯の工芸家として今日に至っているそうです。今回は現在の当主である17代 善五郎の作品を含め、歴代の当主の作品が展示されていました。華やかな赤絵や金襴手の器が目立ちましたが、しっとりとした落ち着いた器もあり、変化があって面白かったです。特に 14代得全の正室、妙全 の器は良かったです。妙全は夫の急死により永樂家を支える事になりましたが、女性であった為に襲名する事は無かったとか。しかし技量に優れた作品の評価は大変高いそうです。女性らしいたおやかな優美な作品がある一方、オットが気に入った伊賀写の水指のようなみずみずしい力強さがあふれる器もありました。

我が家はお茶の事も器の事も殆んど分かりませんが、こういった究極の美である器を見る機会はなるべく作りたいと思っています。普段 自分達が使う器はこれらの美術品からは遠いものですが、原点はこういった歴史ある器だと思います。なので、実際に使う事は無くても、なるべく多くの美しい器を見たいなあと思っています。(難しいですが)



香雪美術館の事は以前 「茶道具・取り合せの楽しみ」 の記事にも書きました。朝日新聞の創設者村山龍平(香雪翁)のコレクション保存のために設立された美術館です。美術館は阪急御影の駅から歩いて5分程度。落ち着いた美しい街並みの中にあります。この季節は隣にある弓弦羽(ゆづるは)神社の参道の桜がとても美しく、それもまた楽しみの1つです。美術館のお庭も見事なしだれ桜があり、とても美しい。この季節は特におすすめです。この展覧会は4/20まで開催されています。



弓弦羽神社には、神戸市指定天然記念物の指定を受けた 神戸市最大、樹齢約350年のムクノキがあります。また機会があれば書いてみたいなあって思っています。

香雪美術館
善五郎 永樂妙全 (Wikipedia)弓弦羽神社


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