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吉田篤司:アレクサンダーテクニークとパワーヨガ

アレクサンダーテクニークとパワーヨガ、特殊呼吸法で全身躍動!脳が目覚める革新BODYワーク!

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第225回目「瞑想の座り方」

2020-01-05 13:02:23 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第225回目「瞑想の座り方」1月5日

ヨガとは何か?というと瞑想のテクニックです。瞑想とは何かというと宗教的な意味合いを持つのですが、眠った状態を観察できるようにする修行法です。脳波で説明すると、通常の生活をしているときはかなり活発で怒ったり感情の乱れがあると波形も荒れるようです。

そこでインドのシタールなんかの古典音楽を聴くとリラックスしたムードになってアルファ波になります。さらに鎮静化してうとうとしてくると、シータ波になります。

眠りに落ちるとデルタ波になり意識がなくなります。古代の賢者はこの状態のときに神様が顕現するので、目覚めたまま眠れば神様にきっと会えるに違いないと考えました。それを実践するのが瞑想です。仕事の息抜きの昼寝リラックスではありませんし、妄想の現実逃避でもありません。宗教的な修行法なのです。だから信仰心のない人がヨガをやるのは、単なる美容体操でヨガとはいえません。

それで瞑想の大原則なのですが、背中を直立させて座るというのがルールなんです。時々、ソファにゆったり座って脱力して瞑想しましょうとかいう流派がありますが、そういうのは病気で寝たきりの人のためで、本来の瞑想とは違う気がします。

座り方の代表は、お釈迦様がやっているパドマアサナです。第五腰椎が持ち上がって骨盤も安定するので、意識を覚醒させるのにたいへん都合がよいようです。

 

欠点は脚まわりが固い人は難しくて長時間座ると痛くなることです。そのために古典ヨガでは柔軟性を得るために、たくさんのアサナが開発されました。

座法はパドマアサナの他にいくつかあって、シッダアサナというのもあります。片足のかかとを股間につけて組みます。簡単ですがパドマアサナと比べると骨盤の安定性に劣ります。

 

そこでシッダアサナでは両腕を伸ばして左右のひざに置くわけです。するとガイドワイヤーの役割をして支柱を支えることが可能になります。これと似た物がアンテナのポールで山の頂上にときどき立っています。

 

アンテナポールは地面深くに埋め込まれているわけではなくて、ボーリングの玉みたいな鉄球の上に立っている一点支点なんです。3方位からワイヤーの張力で立っています。私は昔、これの建設会社に勤めていて、100メートルのポールによじ登ったりもしたもんです。

シッダアサナでは両腕を伸ばして、さらに手のひらを上に向けます。すると第1胸椎が上に向かって背骨が伸びていくんです。ホント、アンテナポールみたいです。こういうのをアレクサンダーテクニークでは「ポジション・オブ・メカニカル・アドヴァンテージ」といいます。

10分もすると雑念が消えて無の状態になります。最初は数秒間の無で、すぐに雑念が沸いてきますが、また無の状態を見つけます。この作業を繰り返しているうちに、無の持続時間が徐々に長くなっていきます。でも足の緊張が限界に達すると雑念の嵐になりますので、1回の瞑想時間は30分程度が目安です。

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司



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