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【イヤーパッドの当たりが慣れない人は本当に苦痛だと思う】でもそれを乗り越えれば至高の製品。

2015年10月31日 22時24分54秒 | キワモノすぎるレビューたち



Razer Tiamat 7.1 アナログ接続 リアル7.1サラウンドサウンド ゲーミング ヘッドセット 【正規保証品】 RZ04-00600100-R3M1
クリエーター情報なし
RAZER


 Roccat Kaveを力加減を間違えてヒンジ部分から捩じ切ってしまったため、すでに発売されていたTiamatに手を出しました。
 実際のところRazer製品は二台目で、初めて買ったRazer Onzaは言葉は悪いけど出来損ないの部類に入るものだと思っているので、正直買うのには不安がありました。実際、Razer製品のレビューは性能は高評価されてるけど、耐久性に言及が及ぶと途端に評価が落ちる例が多かったので。
 Onzaは実際問題として使いにくかったですけどね。

 それはともかく、Tiamatはゲーミング用のリアルサラウンドヘッドセットとしては初めての7.1ch出力を搭載した製品です。7.1ch自体はよく聞くけど、出回っている製品のほとんどはバーチャル、つまり電子的に音を分解したぱちもんです。
 Kaveもマイク機能を忘れればいい製品でしたけどね。

 Kaveやほかのヘッドセットに見られるイヤーパッド部分の伸縮機能は付いておらず、代わりにヘッドバンド内側のアーチ状の部分が伸縮することでフィッティングする構造になっています。
 イヤーパッド部分はラウンドタイプではないこととかなり締め付けがきついため、耳のあたりが痛くなることがあります。買った当初は本当に苦痛でした。今では気にならなくなりましたが。
 スピーカー部分は外側がクリアプラスティックになっており、内部のスピーカーユニットを覗くことが出来ます。エンブレム?は緑色に点燈しており、これは電源が接続されている間は信号供給とPCの稼働状態のいかんにかかわらず点燈しっぱなしになっています。
 コントロールユニットは全体のスピーカー音量と各種スピーカーの個別の音量を切り替え制御するもので、Kaveと異なりマスターの音量を直接制御する機能は付いておらず、あくまでヘッドセットからの音声出力のみを支配しています。
 ダイヤルを押し込むとミュート機能が作動します。
 下のボタンは左からマイクの使用/不使用、スピーカー/ヘッドセットの音声出力切り替え、7.1ch/2ch切り替えのスイッチです。
 マイクに関しては試してないのでわかりませんが、中央のデスクトップスピーカーとヘッドセットの音声出力切り替え機能は入力側ケーブルの脇に設けられたUSB接続端子からアナログケーブルをつないでスピーカーに直接出力できます。ただしその場合、コントロールユニットの音量ダイヤルは機能しなくなります。
 また、右端のボタンは7.1chを2chに統合して出力する機能の様ですが、音がやたらこもったものになるうえに統合に問題があるのか、一部の音域が聞こえなくなっていました。お世辞にも使いやすいとはいえなさそうな感じです。手間を惜しまずマスターから切り替えるべきでしょう、高性能のサウンドカードを持っているならなおさらです。
 ケーブルはUSB接続ケーブルも含めてすべて編み込みで、高級感があります。ここらへんに関してはKaveももうちょっと頑張るべきだったでしょう。
 
 音声は重低音が若干弱めに感じましたが、期待以上に聴きやすいです。
 現在のメディア環境ではブルーレイでも7.1chはほとんどないうえ、ゲームでも役に立つ立たないは極端に差が出るため、どうしても必要かと言われると首をかしげざるをえません。
 FPSやTPSでは間違いなく『使える』のですが、その一方でほかのゲームでは音の聞こえ方がおかしくなるだけで邪魔にしかなりませんでした。
 財布よりもご自分のゲームソフトと相談して購入の是非を決める製品だと思います。

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