徒然なるままに修羅の旅路

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【これは語り継がれるべき作品だと思う】スクエニの連中が余計な茶々を入れてないからね。

2015年10月31日 22時43分21秒 | キワモノすぎるレビューたち
Call of Duty: World at War (輸入版:アジア)
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Activision(World)

Call of Duty: World at War (PC) (輸入版:UK)
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Activision

Call of Duty: World at War Greatest Hits (輸入版)
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Activision(World)


 俺が二番目か三番目に買ったFPSで、現行最新作にも見劣りしない完成度の作品です。
 舞台は第二次世界大戦中、日本軍と戦う米軍兵士、そしてドイツ軍と戦うソ連軍の兵士となって物語を進めていきます。

 オープニングムービーで日本軍が中国人民を虐殺しているとされる映像は、1944年公開の米プロパガンダ映画『The Battle of China』のワンシーンで、実際は中国国民党が行った中国共産党員に対する処刑の映像を編集・捏造されたものがそのまま使用されています。
 どうせ南京事件もこの手の捏造だろ。
 まーいわゆるアメリカお得意の、軍事介入を正当化するための世論操作用映画ってやつですね。
 ちなみに『我らの戦う理由Why We Fight』というシリーズものの第六作目だそうな。内実は軍事介入と戦争正当化のためのプロパガンダ映画なんですけども。ここらへんは現代でもよくやってますね、ブラックホーク・ダウンなんかも見方によってはプロパガンダですし。
 なお、シリーズは現在七作目まであって、Prelude to War (1942) 、The Nazis Strike (1943) 、Divide and Conquer (1943) 、The Battle of Britain (1943) 、The Battle of Russia (1943) 、The Battle of China (1944) 、War Comes to America (1945) と三年間で七作品です。やたら公開ペースが早いことと、ちょうど太平洋戦争の真っ最中だったことが、戦争正当化のための世論操作であったことを窺わせます。
 まあブラックホーク・ダウンとかネイビー・シールズも似た様なもんなんでしょうけど。
 しかしそんなもんをさも日本軍がやったかの様に表現するの、迷惑だからやめろよアメリカ。
 最近だって竹島問題の先鋭化を不愉快だとか言ってた政府高官がいたけど、そもそもどこの議会が出した慰安婦決議のせいで話のこじれが加速してると思ってるんだよ。基本問題をこじれさせてるのはアメリカ人の余計な茶々だっつーの。役に立てとは言わんから、せめて口閉じて邪魔すんな。

 で、このゲームですが。
 捕虜になった米兵がマキン島(ブタリタリ島とも。1942年、英国植民領を日本軍が占領したが、翌年米軍によって奪還される。現キリバス共和国)の日本軍の陣地でフルボッコにされているところから始まります。
 最初の戦闘はここから始まり、マキン島から脱出するまでです。
 南部式拳銃、アリサカ・ライフル(三十式歩兵銃以降の開発に有坂成明がかかわっており、このためアリサカ・ライフルと呼ばれていた)、BAR、百式短機関銃、トンプソンなどが登場します。マキン島突破のための個人的お勧めは、百式短機関銃です。日本兵から弾薬を奪えますからね。敵を斃せば弾薬が補充出来るので便利なうえに、BARより連射が速くて敵兵の体勢を崩したまま一気に仕留めやすく、連射の際の照準のぶれが小さいです。トンプソンは味方が落としますが、弾薬がほとんど残ってません。BARが割と威力があるので、百式を主体に遠射が必要な状況で使っていくのがいいと思います。
 しかしなー、照準のぶれが小さいという理由でSASに採用されたクローズド・ボルトのMP5が、MWだと何だってあんなに反動でかいんでしょうね。二、三発に絞って撃っても銃口が跳ねること跳ねること。まあ、ほかにも僕らの無敵砲台モリゾーマクミラン大尉とムックプライス大尉(当時中尉)の回想シーンで、なぜかP90とか装備したザカエフ側の兵士が出てきてる時点で、CoDシリーズは火器装備に関しては割といい加減ですが。ほかにもソ連兵がFAMASを装備してるBOとか。
 あ、G3はいいんです。ビルマとかいろんなところでコピられてるので、東側に流出したものもあるでしょう――ビルマ製のG3は工作精度が低くてうまく動かないみたいですけどね。
 ただ、実際の軍隊は弾薬の共用化のために、なるべく装備火器の口径は統一しようとするものなんですが、なんでだかモリゾーマクミラン大尉とムックプライス大尉の回想シーンだけでカラシニコフにRPD(7.62ミリ)、G3(7.62ミリ、ただしNATO規格)、P90(5.7ミリ)、SVD(7.62ミリ、ただし薬莢の規格が違うためAKと共用せず)、スティンガー、入手の機会はなさそうですがRPG-7、あとはなにかあったかな? 敵兵の弾薬の規格がばらばらなんですよね。まあそれは敵兵がガリルとAK74使ってたりするBOもそうなんですけど。
 あとG3とM21は弾薬の共用が利いてるのに、実銃では弾薬の規格が同じはずのRPDとAK47は互いに弾薬の回収ができなかったりします。

 私のお気に入りのステージは第四エピソード、彼らの地、彼らの血Their Land, Their Bloodです。
 冒頭でFG42が手に入って楽なほか、MG42が手に入り、どちらもそこらじゅうに置いてあるので弾薬の補充も容易、装弾数にものを言わせた制圧射撃が可能なMG42とアイアンサイトが使いやすく、撃発を細かく区切る『指切』射撃を駆使すればそこそこの遠距離でも狙撃の可能なFG42で、優位を保てるからです。
 FG42は本当に実に使いやすい火器です。全ステージにこれが出てきたら、これだけで全編クリア出来るってくらい使いやすいです。
 パンツァーシュレックもそこかしこに落ちていて車両撃破が容易ですが、戦車以外はこの二挺でどうとでもなるので、なくさない様にして戦ったほうがいいと思います。
 それにしても、ディミトリさんスターリングラードで敵の将軍の首級まで挙げたのに、三年たっても二等兵のままなのね。否、Pvtって一等兵の意味もあるから、一等兵にはなってるのかもしれませんけど。どっちにしてもスターリングラード進駐軍司令官の首を獲った男に対する扱いとは思えません。
 あと、ソープさんと言い彼といい、続編であんな目に遭うとは……

 なお、途中でペリリュー島とか登場します。
 ペリリュー島は現在のパラオ共和国領、1944年(昭和19年)9月15日から1944年11月25日にかけて日本軍守備隊(守備隊長・中川州男大佐)とアメリカ軍(師団長・ウィリアム・リュパータス少将)の間で激戦を繰り広げた、第二次世界大戦でも有数の激戦地ですね。
 ちなみに戦力比較はこんな感じです。

日本軍
陸軍
編成(師団長・井上貞衛 中将/参謀長・多田督知 大佐)
総員 約10,500名
第14師団歩兵第2連隊(連隊長:中川州男 大佐)
第14師団派遣幕僚:村井權治郎少将
ペリリュー地区隊本部
ペリリュー地区隊直轄部隊
歩兵第2連隊 第1大隊:市岡秀衡大尉
歩兵第2連隊 第3大隊:原田良男大尉
歩兵第15連隊 第2大隊:飯田義栄少佐
第14師団戦車隊:天野国臣大尉
歩兵第2連隊 砲兵大隊:小林与平少佐
歩兵第2連隊 工兵中隊:五十畑貞重大尉
歩兵第2連隊 通信中隊:岡田和雄中尉
歩兵第2連隊 補給中隊:阿部善助中尉
歩兵第2連隊 衛生中隊:安島良三中尉
海上機動第1旅団輸送隊 第1中隊:金子啓一中尉
第14師団経理勤務部:山本孝一少尉
第14師団野戦病院:大塚高麿中尉
西地区隊
歩兵第2連隊 第2大隊:富田保二 大尉
南地区隊
歩兵第15連隊 第3大隊:千明武久大尉
北区地区隊
独立歩兵第346大隊 引野通廣少佐
海軍
西カロリン航空隊司令:大谷龍蔵大佐
西カロリン航空隊ペリリュー本隊
第45警備隊ペリリュー派遣隊
第3通信隊
第214設営隊
第30建設隊
第30工作隊
南方方面海軍航空隊
特設第33、35、38機関砲隊(海軍配属陸軍部隊)
朝鮮人労働者(当時は日本国籍)約3,000名含む
日本側装備
小銃5,066挺
九六式軽機関銃200挺
九二式重機関銃58挺
九四式37mm速射砲、105mm山砲ほか約200門
九五式軽戦車16両

アメリカ軍

総員 48,740名
第1海兵師団 24,234名
第81歩兵師団 19,741名
付属海軍部隊 4,765名
アメリカ側装備
小銃、自動小銃41,346挺
機関銃1,434挺
ピストル3,399挺
迫撃砲、曲射砲729門
戦車117両
バズーカ砲180基

 くっくっく、圧倒的(に不利)ではないか、我が軍は……
 まあこれで一ヶ月半持たせて、40%という太平洋戦争における米軍最大の損害比率を叩きだした激戦地です。嗚呼、精強なりし我が大日本帝国軍。

 のちにニミッツがこんな石碑を建立したことでも知られています。
 諸国から訪れる旅人達よ この島を守るために日本軍人が
 いかに勇敢な愛国心をもって戦い そして玉砕したかを伝えられよ

 あ、あと現地人は事前に日本軍が全員避難させて死傷者ゼロでした。言っちゃあなんですが、こんなふうに現地人を避難させたり、現地人に読み書き算数を教えたり、現地人労働者の雇用にも年齢制限を設けてた様な軍隊が、従軍慰安婦連行だの南京大虐殺なんぞやるもんでしょうか。あ、慰安婦はいましたよ? 月給三百円、軍医による健康管理つきの、チラシで募集された軍専属の娼婦ですけど。
 戦争終結してもいないし中国全土を制圧もしてないのに、二ヶ月もかけて南京の住民を鏖殺にして埋めるなどという馬鹿げた行為に、いったいどんな戦術的な意味があったというのやら。しかも中国の言い分(40万人)、いつの間にやら南京の当時の人口よりも増えてるし。ましてや、国民から鍋を巻き上げて兵器や弾薬を作ってる様な有様だったのにね。一万歩くらい譲って奴等の言い分通りだとしたら、南京住民を絶賛虐殺中の南京に二十万人が雪崩れ込んだことになるんですが。レミングの自殺かなにか?

 まあそれはともかくとして、火炎放射器で機銃銃座を焼き払うといった、この当時特有の兵器も登場します。火炎放射器を無視して銃座に接近して、覘覗孔から破片手榴弾を投げ込んでも、機銃手を斃せませんでした。おそらく、火炎放射器以外の攻撃に対しては無敵状態に設定されているんでしょう。銃座内部の弾薬が熱で誘爆して銃座が吹き飛んで状況が進行するので、火炎放射器以外で射手が死んじゃったらフラグが立たないからでしょうね。
 追記……機銃手は直接射撃することで斃すことが出来ました。しかし次々と射手が補充され、どうも無限湧きっぽいうえ、前述のとおり火炎放射器を使わないと状況が進行しないので無意味です。

 日本兵が原始的なギリースーツをかぶって草叢から突撃してくるという様なゲリラ戦を展開したりするあたり、兵数の多寡を象徴する様な戦い方ですね。まあ実際に、そういったゲリラ戦術は日本軍の戦い方としてよく見られたものだそうですが。
 『天皇陛下万歳』の後に突っこんできて繰り出してくる銃剣の刺突は、防御に失敗すると即死攻撃っぽいです。
 すげー面白いし、敵兵が手ごわいのもさすがご先祖様とか思えば気にもなりませんが、しかしローバック、人様のご先祖を雑魚たーいい度胸じゃねーかゴルァ。あと死体を罠に使うなんてどうかしてるとか、原爆落とした奴らに言われたかねー。






 この作品はBOやMWに比べると、かなりスプラッター・ゴア(流血・残虐表現)が激しいです。ヘッドショットした敵兵の頭部が無くなったり、腕や足がちぎれたりといった表現が出てきます。
 日本未発売なのは日本兵が出てくるからというのもあるでしょうが、それ以上に規制に引っ掛かるのが問題なんでしょうね。だがそれがいい。
 


 レズノフさんが出てきたんですが、別人じゃんこれ。ヴォルクタの時より老けてるぞ。あと、この人割とすぐに友達認定するよね。
 そしてやっぱりあの人、ソ連兵同士で英語でしゃべってますね。なんでそういうところで手を抜くかな。


 なお、ソ連編のプレイヤーキャラであるディミトリ・ペトレンコはBOのレズノフの回想で出てくる、ナッパが帽子をかぶった様な髭のおっさんです。
 ドイツ国会議事堂前の通りで吊るされてるドイツ兵は、死体を吊るす紐を撃つと死体が落ちてきます。ベルリン市街戦では、降伏しようとして処刑されたドイツ兵の死体が見せしめのために吊るされたとかで、いわゆるあれです、敗北主義の逃亡兵たちを街燈上に吊るし上げていく様などはもうたまらないって奴でしょうか。鳴き叫ぶ投降兵たちが振り下ろしたレズノフの掌とともに、金切り声をあげるMP40シュマイザー@鹵獲品にばたばたと薙ぎ倒されるのも最高です。

 あ、日本語化MODの適用位置がMWと違ってDocuments and Settingsフォルダ内の隠しフォルダです。日本語化作業の際は作業手順を確認してください。
 CoD4同様Cドライブ内にセーブデータを生成するのでバックアップが必須になりますが、COD5_profile_backupはセーブデータを(実際のマイドキュメントのパスにかかわらず)Documents and Settingsフォルダ内のマイドキュメントに生成するため、マイドキュメントを移動している方には不便なうえにSSDの寿命も短くなるので、面倒でも手動で移動したほうがよさそうです。

Call of Duty 2ch テンプレまとめサイト MW3/BO/MW2/WaW/4/2/1/UO
http://www.geocities.jp/gensi/index.


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