田舎暮らしの翻訳者 (My way of learning English)

海外ドラマや音楽を通して英語を学んでいる技術翻訳者のブログです。タイトル通り、田舎暮らしです。

今さらながら「田舎で起業!」

2009年02月12日 | 本と雑誌

開業してかれこれ15年近くになる。最初は英語塾だったのに、今ではすっかり技術翻訳者。文芸書の翻訳などしていないので、「翻訳家」と名乗ることはない。インターネット接続環境さえあれば、どこでも仕事ができる。だから、私は田舎に引っ越して来ることができた。

その経緯を考えると、決して「田舎で起業」したわけではないのだが、昨今の「田舎暮らし」ブームもあり、「田舎で翻訳」というと、ある意味、現在のトレンドにうまく乗っているように聞こえる。

田舎には、農業や漁業など、都市部とは異なるビジネスチャンスが眠っていると思う。私自身、田舎で暮らしていると、色々とアイデアが浮かぶのだが、何しろ、朝から晩まで技術文書の翻訳に追われている身なので、行動が伴わない。

田舎暮らし(とはいっても、私の住んでいる所は住宅地として売り出された区画なので、自宅の周りは比較的新しい住宅に囲まれていて、いわゆる「田舎」の風景ではない)なのに、書店では田舎暮らしをテーマにした書物をよく手に取る。つい最近書店で買った本がこれ。

田舎で起業! (平凡社新書)田舎で起業! (平凡社新書)
価格:¥ 756(税込)
発売日:2004-02-19

すでに起業しているのだが、パラパラとめくったら、内容がおもしろそうだった。全国の田舎で成功した事業の事例について書かれているし、成功の要因、田舎で起業するときの注意点など、なかなか鋭い視線が興味深い。

これから、故郷、田舎で何か始めたいという人は、行動を起こす前に読んでみると参考になるだろう。ひょっとしたら、思いとどまるかもしれないし、あるいは、背中を押されることになるかもしれない。


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