9月の週末のみ開催の山形ビエンナーレ。
東北芸工大エリアを見るべく、木曜深夜バスで東京新宿を発ち、朝6時に山形駅到着。
朝の駅前は松屋しか開いていないようで、山形城址である霞城公園に移動、最上義光像前の水飲み場で歯みがき、顔を洗う。


モスバーガー七日町店に7時開店とともに入店。朝食を済ませ、自分の展示場所である郁文堂書店へ。
9時過ぎ、出品作家であり芸工大の准教授でもある鴻崎正武くんが車で迎えにきてくれ、芸工大へ。

芸工大は山形市を一望できる高台、というか山の中腹にあり、歩いて行くのはひと苦労だ。
土日祝は無料の巡回バスが運行されるが、金曜はナシ。助かった。
同じく出品作家であり、キュレーターも務める三瀬夏之介さんに本館7F:ラボラトリーゾーンを案内していただく。なんという贅沢。
「現代山形考」と題された展示エリア。
山形で、ある意味眠ったままになっている彫像や絵画、仏像などが掘り起こされ、研究・修復されて現代の作品と併置して展示されている。この大学がここにある意味と意義が分かった…ような気がする。
偉業!素晴らしい空間。
芸術実習棟はインキュベーションゾーンとして、芸工大から生まれるアートの紹介。
鴻崎くんの作品展示から始まる。

アトリエ棟のコンテンポラリーゾーン、コラボレーションゾーン〜芸術研究棟のアーツ&クラフツ(生活とアート)ゾーンへと続く、100(!)ものがたり。
まともに見て歩けば半日は優にかかるところ、急ぎ見て〈郁文堂〉へ戻った。
夜は、とんがりビル1F:KUGURUで出品作家である茂木綾子さんの映画上映会に参加。
鹿児島の社会福祉施設「しょうぶ学園」のドキュメンタリー『幸福は日々の中に。』
作品との向き合い方を考えさせられた一日。