やってみたい好奇心は衰えず

すぐに忘れるので書けるだけ書くことにした。

ちょっとそこまでツーリング 明石

2007年12月21日 | ツーリング
21日金曜日に、友人とプチツーリングした。
目指すは昔はよく行った明石辺りの海岸まで。
ここは淡路島に沿ってフレッシュな海流が上がってくるので、昔から海が綺麗なところだ。
今日もすごく澄んでた。

突堤の先の方に、何やらクーラーボックスと素潜りの用具が置いてあるのが見えた。
「まさか、この真冬に素潜りはないでしょう。」と思っていると、横の突堤の方から、ウェットスーツを着た老人がヨタヨタ歩いてくるではないか。
間近に来たので、「何か取ってはるんですか?」と声をかけた。
彼は愛想なくクーラーボックスに目をやりながら「いろいろな」と返してきた。
どうやら、長く潜っていたので凍えている様子だった。
老人Aの友人の老人Bが現れ、「この人2時間潜ってたんやで!」とウソのような話が飛び出した。
なんだか話がおもしろくなってきた。

以下が、そのやり取りだ。

マ:「こんな寒い季節に潜るなんて、あなたみたい人、初めて見ました。」
老A:「1年中潜ってるよ。」
マ:「まさか?」
老B:「ホンマや!2月の雪の降る日でも潜ってる。待ってるこっちが凍える。焚き火を焚いて、お湯を沸かして待つんや。」
マ:「ホンマですか?」
老A:「今はナマコがいっぱい取れるし、一番旨い。2月はワカメの新芽が取れる。」
老B:「旨いでぇ。」
マ:「・・・」
老A:「ナマコ何個かあげてや!」
老B:「わかった。」
マ:「いや。いいですよ。」
老B:「遠慮せんでもええ。」
マ:「遠慮じゃなくて、バイクなんで持って帰れないです。」
老B:「何いうてんねん。袋に入れたるから持って帰り!」
マ:「・・・」
老B:「兄ちゃん、どこから来たん?」
マ:「西宮です。」
老A:「ほならナマコは死なへんわあ。もし死んでも大丈夫や!食べれるで。」

何も言えずにナマコをもらって、駐車場にいる友達のところに戻ると、友達は大笑いして、「和歌山の時みたいに宅配便やな!」やて

駐車場でしゃべってたら、さっきの老人Aと老人Bが車に戻って来て、
「今度ワカメの時に連絡するから、電話番号交換しよか。」
これにはずっこけたが、折角のお誘い、快くお受けし、僕が老人Aの携帯に僕の携帯電話を名前付きで登録した。

はてさて、来年の2月に電話はあるのだろうか?

続く ・・・かな?
コメント
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