MARKETER’S BLOG【小太郎がゆく】

【小太郎がゆく】はマーケター小太郎がいろんなところで出会うさまざまなヒトやデキゴトについて等身大で描いていく日常見聞ログ

宮沢賢治の誕生日の出来事

2010年08月27日 | ゆいもやい(山で結い海で舫い)
「そうだ、これこそ彼にふさわしい」

今週の月曜日、鴻巣のうどん房わらくで食べたモツ煮うどんがおいしかったので

店主に礼状でもと、鳩居堂のはがきを取り出そうとして思いついた。

いつもなら、はがきに一筆啓上というところなのだけれど

そのお店には、宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の店主による自書が2つも掲げてあったの思い出して

この夏、もりおか啄木・賢治青春館で買い求めた、ボクにはいささか不相応な

あの「雨ニモ負ケズ」が書かれた宮沢賢治の手帳のレプリカを

差し上げようと、そう思いついたわけだ。

その翌日、一筆箋にお礼を認めて、手帳を同封した。

で、で、で、仕事というか雑事にかまけて、そのことはすっかりと忘れかけていた。

そんな今日、岩手町で勉強会を行なっているところへ、同僚からのメール。

「うどん屋さんの奥さんからケンジの手帳のお礼の電話がありました。

 ご主人は仕込み中で電話に出れないが、感激しましたとのこと」

そうか、無事届いたか、よかったよかった。

勉強会後の懇親会でメールを確認して、モツ煮うどんのあの味を思い出していたら

隣にいた県の職員が、今日8月27日は宮沢賢治の誕生日だと教えてくれた。

「あぁ、あの手帳は宮沢賢治の誕生日に届いたのか」

あまりにも出来すぎた偶然に、今度は送った私が驚く番だった。

こんなセレンディピティがあるから、ささやかな人生もそれなりに彩られていく。

賢治の縁に感謝!

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後日談。

実は、うどん房わらくの店主、誕生日が宮沢賢治と同じらしいと同僚から聞いた。

つまり、お礼の手帳が、彼の誕生日プレゼントにもなったということらしい。

こんな奇縁はめったにない。今度家族を連れて再訪してみよう。

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