盛岡出張初日は、市内の老舗飲食店支援の仕事。
取引業者さんらを交えて、新メニューの試食会。
軽くソテーした豚の脂身に旨みがしみて、評価は上々。
ここ何年かのコラーゲンブームもあって、豚足などの脂身人気はじわじわと広がっている
という現場の事実を居合わせた一人が教えてくれた。
「豚は鳴き声意外は無駄にならない」
と昔、父から聞いた記憶がよみがえった。
肉や臓物だけでなく、骨や皮など、とにかく豚は増すところなく使えるということを
象徴する言い回しで、豚の有益性を唱えている。
クライアントと一献した翌日は、漆文化の調査で、岩手県の重鎮に取材。
岩手の漆器にかかわって50年の知識と経験と知恵のエッセンスを伺うことができた。
あっという間の3時間は新たな発見の連続だった。
・漆の実はろうそくの原料となっていた
・漆の木は魚網の浮きとして利用されていた
・漆の皮は薬として煎じられていた
・漆の木は小物や器などの木地として使われていた
・漆の木を燃やした灰は釉薬として利用されていた
漆=漆器という既成概念にとらわれていたボクらにはこの上ない発見だった。
氏いわく、「漆は余すところなく使える。今風にいえばゼロ・エミッションだ」と。
ということで、豚と漆という似ても似つかぬテーマに
意外や意外、大きな共通項が見つかった盛岡出張でありました。
取引業者さんらを交えて、新メニューの試食会。
軽くソテーした豚の脂身に旨みがしみて、評価は上々。
ここ何年かのコラーゲンブームもあって、豚足などの脂身人気はじわじわと広がっている
という現場の事実を居合わせた一人が教えてくれた。
「豚は鳴き声意外は無駄にならない」
と昔、父から聞いた記憶がよみがえった。
肉や臓物だけでなく、骨や皮など、とにかく豚は増すところなく使えるということを
象徴する言い回しで、豚の有益性を唱えている。
クライアントと一献した翌日は、漆文化の調査で、岩手県の重鎮に取材。
岩手の漆器にかかわって50年の知識と経験と知恵のエッセンスを伺うことができた。
あっという間の3時間は新たな発見の連続だった。
・漆の実はろうそくの原料となっていた
・漆の木は魚網の浮きとして利用されていた
・漆の皮は薬として煎じられていた
・漆の木は小物や器などの木地として使われていた
・漆の木を燃やした灰は釉薬として利用されていた
漆=漆器という既成概念にとらわれていたボクらにはこの上ない発見だった。
氏いわく、「漆は余すところなく使える。今風にいえばゼロ・エミッションだ」と。
ということで、豚と漆という似ても似つかぬテーマに
意外や意外、大きな共通項が見つかった盛岡出張でありました。
藁はお米をおいしく仕上げるのに重要な役目を果たすし、わらじ・藁ぶき屋根、燃料、灰になっても焼き物の釉薬や鰹節の保存、山菜のあく抜きとあますことなく使えるという話。
藁も豚や漆と同じくゼロエミッションだな~と感じました。
うれしいポストですね。
そう、日本の代表的文化「稲作」もまた当てはまりますね。
ちなみに、稲穂に実る一朶のお米を炊くには、その分の稲藁がちょうどよいそうです。
この秋、新米収穫の際に試してみたいと思います。