懐旧談といっても、久方に顔を合わす
面々の全部は、知っている訳でもない。
先輩になると、自分がその学舎に入学した頃には卒業されていて、交わる事もなかったのだが、こうして、自分らの子供らが、時を同じくして偶然にも学舎で交わるという奇遇から歓声を上げるという友もいた。
「聞いていますよ。不思議です。親の事は、あんまり語りませんから、普段にはないことです。」「共通の、趣味が」「それもサークルあってのことですよね、出会いからして」
カテゴリは携帯小説
戦争を知らない自分のような戦後世代が
戦争を考えていきます。掲載は不定期。
今日はここまで。