身長180㎝から190㎝とみられるこの大柄な男。警視庁は、この男が社会学者の宮台真司さんを襲ったとみて公開捜査に踏み切った。
男について、これまで有力な手がかりが得られてないことなどから、警視庁は広く情報提供を呼びかけている。
別のカメラが捉えた映像では、男がリュックを背負っているのが分かる。
現在も逃走中の犯人は、普段、抜け道として使われる場所から逃げたとみられることが分かった。
事件は11月29日の午後4時15分すぎ、東京・八王子市にある都立大の南大沢キャンパス
1号館で午後4時10分ごろに講義を終えた宮台教授は、次に予定されていたリモート授業を自宅で行うため、車がある駐車場に向かっていた。その途中、中門の付近でマスクとニット帽をかぶった男に襲われたとみられている。
抜け道で利用されているという、この植え込みを犯人が通ったとした場合、この辺りの地理に詳しい人物の可能性がある。
警視庁は周辺の防犯カメラ等を調べるなどして、行方を追っている。
襲撃された事件から、まもなく2カ月。
27日新たに公開された映像は、去年11月29日正午ごろの防犯カメラ映像で、
事件の約4時間前、犯人と見られる男が現場方向に向かう姿だ。男が白っぽいフレームの自転車に乗って移動する様子が確認できる。
この映像からは男が犯行前にかぶっていた帽子は黒色だとわかる。
警視庁は捜査をかく乱するために、別の帽子にかぶり直した可能性があると見ている。
警視庁はもう一つ新たな映像も公開。こちらは事件から約3時間後の現場近くの防犯カメラ映像で、こちらでは男は帽子を脱いでいて、急ぐことなく、ゆっくりと歩いているのがわかる。
男の特徴は、身長180cm~190cmぐらいの大柄で、黒っぽい上下の服装にグレーと黒っぽいリュックサックを持っていたという。警視庁によると、宮台真司さんも防犯カメラの映像を確認しているが「知らない人物だ」と話しているという。
これまでの捜査で警視庁は、ゴミ箱にペットボトルを捨てる様子を防犯カメラで確認し、そのペットボトルを回収。そこから男のものと見られるDNA型を採取している。
警察庁のデータベースにはDNA型が一致する人物はいなかったという。
色の違うニット帽の人物、同一人物と、捜査当局は、見ているらしいが、なんだか、そうは思えないんだけれど、自分のような、感覚的な感触よりは、あらゆる角度から分析された上での、判断なのだろう。それにしても、捜査陣の現在の行き詰まりが、如実に伝わってくるような、公開捜査への舵きり。
沢山のタレコミというのもあるんだろうな。
並行して、信用に足る分は、残されて、また、並行して、周辺の防犯カメラの解析、収集も続けられていくんだろうな。
あれだけ、カメラにおさめられていたなら、
犯人の特定も時間の問題だなと受け止めて
報道聞いていたけれど、このように、迷宮入り続くなんて、思ってもいなかった。
いったい、日本の治安はどうなってしまったのか。危ぶまずにはおけない。誠に心許ない状況だ。