物価の安定と雇用の安定は裏腹の関係になっている。
日本のマスコミを含めてこれを理解できている人は少ないが、安倍首相はそこをわかっていた。
国債をインフレ目標の範囲で発行しても財政悪化にはつながらないということを理解していた。
「コロナ対策で財政が危なくなった」と騒がれるが
実際には危なくなってない。
次の首相は、マクロ経済の懸念はあまりない。
あるとすれば国の借金の残高が急激に増えて「財政再建」と今の段階で言い出すことだ。
それは間違った政策判断だが、石破氏、岸田氏だったらあり得る。
岸田氏、石破氏も理解してないため、財政再建にかじを切る可能性はある。
リスクがあるとすれば、間違って財政再建に舵を切る可能性だ。
インフレ目標があるときには、その目標を下回っている限り、財政再建は考えなくていいし、
菅さんは安倍首相のそばにいたからある程度理解していると思う。
理屈はあえて語らなくても、安倍首相と同じような方向を踏襲していくだろう。
9/8(高橋洋一)
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