骨×骨ROCK 奇譚ブログ

骨谷のブログです。愉しんで逝ってくださいね☆

アウターゾーン

2006-03-10 00:43:57 | Weblog
どーも、骨谷です。みなさんはどんな時に『恐怖』を感じますか?
たとえば自分の身に危険が迫ったとき、不思議な『モノ』を見たとき…
人間は自分の体に危険が迫ったときや、理解不能なモノを見ると恐怖を感じる
ようです。自分の身や精神を守るための防衛反応が働くからだそうです。

さて、僕は今日は『恐怖』を感じました。理解不能な『モノ』を見たのです。

今日僕が会社で昼飯を食べていると、会社の先輩が面白い『家』を見せてやる。
と言いました、僕の仕事は色んな家庭に訪問することが多いのです、
昼飯を終わらせ先輩に連れられていかれた『家』は僕の卒業した中学校の側に
ありました。周りは普通の住宅地帯、古い家々が立ち並んでいて中学生の頃は
登下校によく通ったところです。普通なら気づかずに通りすぎてしまうような
普通の家のようでしたが、一つ違和感が…家の周りを鉄条網で囲ってあるのです。

先輩は慣れた様子で戸を開け、住人に声をかけました。なんでも老婆が一人で
住んでいるらしいです。僕も一緒に家の中を覗いて見ると…。
針!針!針!針!無数の針が壁から突き出していました、よく見ると
釘も混ざってます。おびただしいほどの針と釘が家の壁中を覆い尽くしてます、
針が無いのは廊下と天井くらい…少し気を抜いて壁に寄りかかるものなら、
何十本もの針が体に突き刺さるでしょう。唖然として部屋をみてると、
住人の老婆が出てきました、どんな変人かと思ったら見た目は普通の
ばぁちゃんでした。先輩に何でこの人はこんな事してるの?と聞いたら、
ばぁちゃん曰く、二階から「アホ」が出てきて悪さをするからだそうです。
昨日は二匹出てきて、追い払うために鐘をガンガン鳴らすつもりだったそうです。
意味不明…家の中に入ってみると中も同じく針だらけでした、壁中やTVの上
タンスの上、ありとあらゆる場所から針が飛び出していました。
たぶん数万本以上はあるんじゃないでしょうか?
よく見ると畳の上には一面にゴミ袋が敷かれていて、あちらこちらに鈴の束が
ぶら下がってました、いったい何のために…?

仕事(ただのコンロの点検)をしてる間、僕はなぜか笑いが止まりませんでした、
本当に怖い時って笑ってしまうものなんですね、取りあえずいち早くこの家から
逃げたかったです、仕事を終えた後も僕は笑い続けていました。怖いのに…
仕事を終えて、家を出た後、写メを撮っておけば良かったと先輩に言ったら
『呪われるからやめとけ』と言われました。僕も何となくそんな感じがしました、
みなさんに見せてあげられなくて残念です。でも、次に行ったときは隙をみて
写真を撮るつまりなので期待してておいてください。

それとも自分の眼で見てみますか?今もあの家は存在するのだから…