私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



境界線

2022-09-01 06:45:00 | 日記


結構、充血してるね。

彼は、私の秘めた部分に顔をうずめてきて言った。

私の中は、ボケの花の色をしてるらしい。

それからは、凄く幸せな時間を過ごした。

声を出さないように、

私の口は、彼のものでふさがれていて、

それが、とても大きく、力強くなるのを感じていた。

彼は、確かにここにいる。

ちゃんと吐息を感じたの。

そして優しくゆっくりと、私の中に入って来てくれた。

私も力を抜かないと。

大丈夫。痛くない。

一つになれた喜びと、快感以外、何もない。

彼は、鏡を持ち出して来て、その幸せに満ちた自分の顔を

しっかり見なさいと、言った。

薄めを開けて、自分の顔を見た。

とても綺麗な女の顔が、そこにあった。

その後は、わからない。

きっと、歯を食いしばって、

息もできなくなって、

もうダメだとのけぞる顔は、

彼に助けを求めるような顔。

そう、

助けて〜って、必死に彼の身体に捕まるの。






けれども、もう、どこにも彼の存在はなく、

私は一人で、力尽きていた。


空は、既に、明るさを取り戻していて、

そっか。

彼はもう、現実の世界へ帰ったんだ。

と、理解した。

途中で、

私の知らない間に、

境界線を超えていたんだと、理解した。








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