これはフィクション。
だから、彼の気持ちは、私が勝手に想像する。
私達、ふたりの将来は、どうなっているか?
糸は、交わることがあるのか?
絡むことがあるのか?
結ばれることは、あるのか?
確実なのは、
お互いに、今の場所で、
役目を終えて、
寿命を迎える。
でも、その時に、
あんな人がいたなあ…、と、思い返すことが出来たなら、
これまでの自分があったのは、
あなたのおかげですと、
最後に感謝することが出来たなら、
そして、彼は、元気にしてるのだろうか?
と、最後まで、彼のことを気にかけることが出来たなら、
私は、幸せだ。
毎晩、夜の犬の散歩で、
電話をしていた時のことを思い出しながら、
その頃の彼の元へ、
旅立つ。
どうして、泣けてくるのかな。
私の人生は、
決して誤ってはいない。
そう、言い聞かせてる。