私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



エロ脳

2022-09-19 18:45:00 | 日記

台風前の、早めの散歩をしていた。

犬は、台風が来るとか、関係ない。

いつものコースを急ぐ事もなく歩く。

空は、雲に覆い尽くされていて、いつ雨が降り出してもおかしくないのに。

私は、

悩んだ挙句、彼にLINEを送った。

休日だから、控えようと思っていたけど、これぐらいなら、許してくれるだろう。

そんな程度の内容。




そしたら、仕事中の彼に繋がった。

世間は、休日でも、彼には関係ないようだ。

私は、もっと繋がりたいと思った。

仕事の邪魔をしたくなった。

なぜなら、

散歩中、彼のことばかり考えていて、

おかしくなっていたから。

彼は、能動的な人。

しかも、男の色気を持っている。

そんな事を考えていたら、次第に胸が熱くなっていた。




彼は、そんな私の気持ちを察してくれる。

散歩中なら、公園のトイレで、きみのボケの花の咲き具合を確認してあげる。

そう言って、完全にその気にさせる。

もう、息遣いが浅くなってきてるの。

ほら、大きく深呼吸。

私は、周りが見えなくなってきて、雑音も、耳に入らない。

ただ、犬に引っ張られて歩くだけで、

頭の中の光景に吸い込まれてゆく。

そうやって、エロ脳に支配されていった。






歩きながら逝ってごらん。

そんな無茶振りすらも、不思議と、出来そうな気がした。

想像してみよう。

呼吸に合わせて、腰を動かす光景。

彼の手が、首を押さえつけると、それ以上、後ろへは、さがれない。

彼の力強さを感じ、

身をよじらせながら、全身で受け止める光景。


重たく、鈍い痛みから、快感へと変わってゆく、あの感覚を思い浮かべ、

涎を垂らし、

白目をむき、

そして、のけぞりながら、痙攣を始める光景…。


私は、今、ちゃんと逝けた。

ぐったりと力尽きた身体が、そこにある。


彼は、余韻を感じる間も、優しく包んでくれる。






犬の散歩をしながら逝くことだって、彼のテクニックならできる。

紛れもなく、

エロ脳の私は、

女の幸せを感じていた。




最後は、お互い、感謝の言葉を忘れなかった。


そして彼は、仕事に戻り、

私は、家に帰った。

と同時に、雨が、ついに降り始めてきた。
































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