お庭の自然

ある博物館のお庭で2007年12月から2009年3月まで16ヶ月の自然観察記録です

赤と黄色と・・・

2008年11月07日 | 季節の話題


 赤く色付く葉と黄色く色付く葉の対比を見てみます。
赤いものの定番として最初にあげられるのは、イロハモミジです。
すべてがこうした紅葉をしているのではなく、
まだ黄緑やオレンジ色の部分もありますが、
条件のよいところでは、こんな色付きを見せてくれています。



 こちらは、ヤマボウシです。
ヤマボウシは、大部分の木でこうした紅葉が見られます。

 赤く紅葉したものは、ほかにカキ、ナナカマド、ドウダンツツジ、赤くなったケヤキなどがあります。



 今度は黄色く色付いた葉を見てみます。
こちらはカツラです。
黄色というよりは、やや赤味のある黄色ですが、それも葉によって違いがあり、
その変化も楽しいものとなってとなっています。



 “黄色といえば、これでしょう”的にあげられるのは、イチョウです。
ずっと緑色が残っていましたが、このところの朝晩の冷え込みにより、
鮮やかな黄色が増してきたように思います。

 黄色く色付く葉には、ほかに黄色くなるケヤキ、イタヤカエデ、トチノキ、ダンコウバイなどがあります。
このうちダンコウバイは、いち早く黄色くなる王様みたいな存在ですが、
かいじあむのお庭の、今年のダンコウバイは、秋になって急に虫がついたりして、
少しもいい状態にはなっていません(ザンネン

(撮影: 2008.11.7)

※※※かいじあむ情報
 今度の週末は、お庭の紅葉もお待ちしている、「かいじあむ」にお出かけください。
 今週末の催し物は、次のとおりです。

   企画展『甲州食べもの紀行』(12/8まで)
   かいじあむ古文書講座(8日・土曜日、午後1時30分~)
   かいじあむ講座「ほうとうのルーツ」(9日・日曜日、午後1時30分~)