お庭の自然

ある博物館のお庭で2007年12月から2009年3月まで16ヶ月の自然観察記録です

ヒガンバナ・・・時の移ろいの中で

2008年09月30日 | 草花

撮影: 2008.9.29

 ぐずついた空模様が続きますが、そんな中で、華やかに咲いたヒガンバナも
いつしか盛りを過ぎつつあります。
初めは、秋雨の中、しずくをいっぱいにたたえたヒガンバナです。

 そして・・・、


撮影: 2008.9.17

 例のヒガンバナをもう一度、おさらいしてみます。
まずは、9月17日、つぼみ確認です。


撮影: 2008.9.23

 続いて、花の盛りです。


撮影: 2008.9.29

 そして昨日、花はもう、しおれてしまっていました。
こうして、続けてみていくと、時の移ろいの、早さを感じます。


※※※かいじあむ情報
 かいじあむは、9月30日(火)、休館日です。

再びフジバカマ

2008年09月29日 | 草花


 今日は、終日雨模様のかいじあむのお庭となりました。
傘を差して、お庭の巡回をしてみましたが、
雨の日には、雨の日のよさがあるというものです。
そんななかで、昨日に引き続いて、フジバカマの話題ですが、
園芸種の、濃い色の方のフジバカマです。
昨日の記事では、まだつぼみだと、ご照会しましたが、
少しだけ咲き始めたようです。

(撮影: 2008.9.29)

フジバカマ

2008年09月28日 | 草花


 かいじあむの畠の一角に、このフジバカマが咲いています。
かなりわかりにくいところですが、ささやかに咲いています。
フジバカマは、秋の七草の1つですので、園路に沿って、
園芸種のフジバカマも植栽されていて、
そちらは、わかりやすいところにありますが、まだつぼみです。
園芸種は、濃い色で咲くのに対し、こちらは淡いピンクです。

(撮影: 2008.9.28)

お庭のシンボル、ヤマナシの木の周辺

2008年09月27日 | かいじあむ・スケッチ


 かいじあむのシンボルツリーのヤマナシの木と、その周辺を見渡しました。
周りの木々の中には、心なしか、葉の色づきを思わせるものが見られます。
また、主人公のヤマナシの木も、たくさんならせていた実は、ほとんど落ちてしまい、
葉の数も少なくなってきています。

(撮影: 2008.9.26)

ヤマハギ2世

2008年09月26日 | 樹木


 ツツジの植え込みの真ん中から、ヤマハギの若木がにょっきりと現れて、
花をつけているのが見られました。
数メートル離れた直近のヤマハギの木のまわりには、芝生の中にいくつもの
ヤマハギの芽が出ているのが確認されますが、それらは繰り返し行われる芝刈りのため、
大きくなることはありません。
しかし、ツツジの植え込みの中に、種がやってきて、そこで芽生えたものは、
踏まれたり、刈り取られたりすることなく、ここまで成長してきたようです。
これから先はどうなるのかな・・・?

(撮影: 2008.9.26)

コノシメトンボです

2008年09月25日 | 昆虫


 調整池の近くの枯れ枝の先に、とまっていました。
赤トンボ(アカネトンボ)の仲間のコノシメトンボです。



 目が合って、しばらくして、あれっ、おかしいなァ・・・。
首を傾げられてしまいました。
ワタシハ、ソンナニヘンデハ アリマセン。フツウノ ニンゲンデス。
通じたかなぁ。



 横からも、ご覧ください。



 最後に、胸の部分をよく見てください。
この胸の模様が、赤トンボの仲間を見分けるポイントだそうです。

いろいろ、とりどり(鳥撮り)

2008年09月24日 | 


 今年の夏は、暑さが厳しかったためか、すっかり弱って?
早くも葉をほとんど落としてしまったカツラの木の梢に、
モズがとまってさえずっていました。
今の時期、モズのさえずりがよく聞かれますが、
まだまだ近いところで、その姿を撮るのは、難しいですね。
こんなところが限界です。



 よくチョウゲンボウがとまっていることが多い、お約束の場所に
鳥の姿があったので、ひょっとして、と思いレンズを向けてみると・・・
それは、ハトさんでした。



 このところ、ぐずついた天気が続いていましたが、昨日は青空が広がりました。
空がとても高く感じられましたが、その空の高いところを
ゆっくりと大きな輪を描いて飛んでいる鳥が、
ごま粒のように見えました。
とても高いところであったため、情報が少ない写真となり、
あれこれと図鑑などを見ましたが、はっきりしません。
いまのところ、昨年12月18日に紹介しているハイタカ
かな、考えています。

(撮影: 2008.9.23)


※※※かいじあむ情報
 本日、9月24日は、休館日です。
水曜日ですが、昨日(9/23・火)が祝日で開館となり、その翌日の今日は休館です。
どうぞご注意ください。

これ、何だかわかりますか?-お答え編

2008年09月23日 | 草花


 この写真は、9月17日に撮影し、このブログのその日の
「これ、何だかわかりますか?」という記事で紹介したものです。
で、今日はそのお答えです。



 これが、あの時の、問題となった植物。正解は、ヒガンバナでした。
ヒガンバナは、秋のお彼岸のころに、各地に咲く、赤い花・・・。
何もないところから、急に咲き出す・・・という感じがありますね。
それなので、今年は、つぼみのうちから見てみようと、
この説明プレートがある場所で、ずっと、待ちかまえていたのです。
でも、気がついたときは、9月17日の写真のようになっていました。
そして、今日見ると、きれいに開いていました。
この花の咲いてる場所は、かいじあむのお庭の南側屋外トイレの前になります。



 同じ花を、もう少しクローズアップしてみました。
花の色もさることながら、ほんとに、美しい形をしていますね。



 こちらは、もう少し前から、群れて咲いているヒガンバナ。
南側通用門の脇になります。
今月中くらいは、楽しめるでしょうか。
どうぞ、かいじあむのお庭のヒガンバナもご覧になってください。

(撮影: 2008.9.23)


※※※かいじあむ情報

 今日は、お彼岸のお中日、「秋分の日」でしたので、開館で、
明日、9月24日(水)は、休館日となります。
ご注意ください。

咲き乱れるヤマハギ

2008年09月22日 | 樹木


 明日は、お彼岸のお中日。
かいじあむのお天気は、なかなか、からっとしないんですが、
この時期の代表的なお花の1つ、ヤマハギの花が咲き乱れています。
地味ではありますが、季節の花の美しさが感じられます。

(撮影: 2008.9.19)

ミツバチの花粉団子

2008年09月21日 | 昆虫


 昨日のボランティアさんによる『お庭の見どころガイド』に参加されていた
1組の親子さんの会話です。

「この花、ヤブランていうんだって」(と、お母さん)
「おうちにもあるよね」(お兄ちゃん)
「ほら、ミツバチが来てるよ」(お父さん)
「ほんとだ!」(弟くん)
「あっ、足になんかついてる」(お兄ちゃん)

 ちょっと曇りで光が足りないため、写真がブレています。



 ヤブランの花にとまってくれました。これならわかるかな。

「この前、本に出てたやつだよ」(お父さん)
「花粉団子って、いったよね」(お母さん)
「そうか、かふんだんご、か」(弟くん)
「花の花粉を集めてるんだよね」(お兄ちゃん)

 会話のようすは、若干脚色されていますが、およそそんな感じで、
ほほえましい自然観察の一こまとなりました。

(撮影: 2008.9.20)