お庭の自然

ある博物館のお庭で2007年12月から2009年3月まで16ヶ月の自然観察記録です

2月の観察会、本日開催

2009年02月28日 | 観察会


 今日は、朝までの天気予報では、晴れ間も期待できるとか、
でも、結果的に、曇りで、肌寒い日となりました。
 そんな中、午後1時30分から、博物館ボランティアさんのご案内による観察会
「かいじあむ・お庭の見どころガイド」が開催されました。
今日の観察順路と、主な見どころは、上のようでありました。



 今日開催のボランティア養成講座にご参加の皆さんにも加わっていただいたので、
いつになく大勢の方が、お庭の自然についての、ボランティアさんの説明に
熱心に耳を傾けていました。
この写真は、ちょうど満開となっているマンサクの花のところで、
花の名前のいわれなどについて、お話を聞き、
実際のようすを観察しているところでです。



 はい、それから、観察の対象となったマンサクの花です。

(撮影: 2009.2.28) 

北風が吹きぬく中で・・・

2009年01月24日 | 観察会


 今日は、北風が強く、お庭に出ると、体感温度がとても低い日となりました。
調整池のほとりのシダレヤナギの細い枝も、
風を受けて横になびいていました。



 調整池の水面だって、激しく波立っていて、
いつかシダレヤナギを逆さまに映していた時とは大違いです。



 そんな北風の吹く中でも、ウメの花は、ここまで咲いてきていました。



 先の写真の、一番早いウメの木だけでなく、
その隣の2番手さんもこんなに花開いてきています。



 そうした中で、今日は、月例のお庭の自然の観察会が開かれました。
かいじあむのボランティアさんのガイドで、
咲き始めたウメの花のようすや、春の気配を感じて
少しずつ動き始めている木々の芽などを見て回りました。
参加された皆さん、冷たい北風に備えて重装備です。
(お一人だけ軽装なのは、北海道育ちのボランティアの会長さんでした)
この写真は、調整池のほとりのクチナシの植え込みのところで、
鳥がクチナシの実をついばんだ様子を観察しているものでありました。

 さて、この月例観察会ですが、次回は、2月28日の土曜日です。
そのころには、一段と春めいてくるのではないかな。
このブログをご覧の皆さまも、次のかいじあむのお庭の観察会にお出かけください。

(撮影: 2009.1.24)

お庭の観察会(11月編)ありました

2008年11月29日 | 観察会


 今日の午後、予定どおり、かいじあむの
お庭ガイドを担当するボランティア・スタッフのご案内により
11月の観察会が行われました。
 今日は、“お庭番”は、この時間帯、
やはり畠作業を担当していただけるボランティア・スタッフの方と一緒に
畠作人をしていたので、直接的なご報告ではないですが・・・。
 今回の観察会のテーマは、「紅葉」です。
冬に葉を落とす樹木は、どこのような仕組みで、紅葉し、
落葉させて冬を迎えるのか、などを見ていただきました。
 写真は、カシワの木の葉の、
いまの様子を観察されているところです。



 ということで、観察会の模様をご案内するには、おおざっぱ過ぎましたので、
こちらの話題と合わせて、合わせ技1本としたいと思います。
 さて、これは、落ち葉をどうしたものだと思われますか。
もうお分かりかもしれませんが、答は、きれいな落ち葉を拾って来たのを
パウチ用フィルムに挟んで、パウチしたものです。
観察会の延長戦で、残られた方が体験学習室で、パウチ作業されたもので、
すてきな下敷きができました。

 本日、ご参加の皆様、またご案内担当のボランティアさん、
たいへんお疲れ様でした。
 なお、次回の月例観察会は、12月20日の土曜日です。
開催予定時間が、午前11時~12時となっていますので、
ご注意の上、ふるってご参加くださいませ。

(撮影: 2008.11.29)

秋のさわやかな空気の中で

2008年10月18日 | 観察会


 かいじあむのエントランス・ロビーにご登場のホワイトボードは、
お庭の自然を紹介するボードで、いつもは体験学習室前にあるのですが・・・。
 そうです。今日は、10月度の「お庭の自然の見どころガイド」開催の日でした。
このホワイトボードの前が、お庭の見どころツアーの集合場所。
まだ、お昼前なので誰もいません。そうそう、スタート時間は午後1時30分。
今日はどんなツアーになるのかな。



 さあ、午後1時30分をまわりました。
おやおや、今日は少し少なめですね。
でも、秋のさわやかな空気の中で、じっくりとお庭の自然を見て歩くツアーになりました。



 こちらは見どころガイド・ツアーの一こま、かいじあむの畠での観察です。
ワタの花咲いて、それから、熟してはじけた実もあるのですか。
遠くの方には、何があるのかな。



 それからフジバカマ。



 そして、ヒイラギ。
ここに来るまで、予定の時間を大幅に超過。
ほんとに、じっくりじっくり、お庭の自然を堪能されました。
 ご参加の皆さま、ボランティア・ガイドの前田さん、たいへんお疲れさまでした。
次回、11月は、29日(土曜日)です。
その頃には、このヒイラギの花が見られる・・・かな。お楽しみに。

(撮影: 2008.10.18)

多くの参加ありました

2008年09月20日 | 観察会


 今日は、毎月1回開催されている、かいじあむのお庭の自然観察会が開かれました。
台風13号は、大きな被害をもたらすこともなく南海上を通過していきましたが、
なかなか台風一過の秋晴れとはなりませんでした。
でも、暑くもなく、寒くもなくといった、いい季節になってきたからでしょうか。
このところ一桁台だった観察会の参加者も、およそ30人と、ちょっとした賑わいとなりました。

 初めは、一般駐車場のトチノキから観察スタートです。
いくつもトチノキの実が落ちているようすを見て、実際にその実を手にして・・・。
大部分の方が、トチノキの実は初めてだったようで、
クリに似て否なる独特な形・輝きの実を拾っては、感激されていました。



 次は、前庭の築山の散策道に上がりまして、いま花盛りのヤブランなどを見ましたが、
いちばん盛り上がったのは、クヌギなどについたハイイロチョッキリのお話でした。
地面に落ちている、ちょっきりと切り落とされた小枝をひろいあげ、
切り口の鋭さや、まだ十分に熟していない実をかさから取り出して、
1カ所だけ卵を産み付けた、小さな穴があることなどを、じっくりと観察したりもしました。



 こちらは、コブシの木のところで、実のようすの説明を受けているところです。



 その次は、ヤマボウシ。
赤くなってきた実、食べられるんだよ、ちょっと甘いんだよ。
話を聞いて、早速、一つ口に入れてみたお友達。
感想は「マンゴーみたい」 周りの参加者もにこにこです。



 いよいよ、かいじあむのお庭のシンボルツリー、ヤマナシのところまできました。
ヤマナシの実は、もう終わってしまった・・・。
根元の周りには、赤くなったホオズキが・・・。
近くにあるカリンとマルメロ、その違いは・・・。
ヒガンバナも咲き始めたよ・・・。
話題は、いっぱいです。



 1時間の予定でスタートした観察会も、あっという間に時間がたってしまい、
調整池の畔で、クチナシの実などを見て、それから畠の見どころなどお話しして、
いったん解散となりました。
 畠に進まれた方は、白いワタの花、ソバの花、ニンジンの種、大きくなったトウキビ、
それからこれもかなり成熟がすすんでいるラッカセイなど、オプション観察がありました。

 ご担当をいただきましたボランティアの前田さん、
その他、ご参加のみなさん、たいへんお疲れさまでした。
次回は、10月18日(土)が予定されています。

雨の中のドウダンツツジ

2008年04月26日 | 観察会
 今日は、お庭の観察会が予定されてたのに
お昼頃からパラパラとし始め、あいにくの天気となりました。
それでも、予定どおりに行われたお庭のツアーのメニューですが、
もう花が終わって文字通り3つの若葉が開いてきたミツバツツジ、
赤く咲いてるヤマツツジに、オレンジのレンゲツツジ。
それからサラサドウダンに、このドウダンツツジ。
などなど・・・と、今頃のツツジがメインとなりました。

(撮影: 2008.4.26)

トチノキの冬芽は・・・

2008年01月27日 | 観察会
 トチノキの幹に直接、芽が出ていました。

 このトチノキの冬芽については、昨年12月14日にも紹介していますが、
そのときの記事で、「粘液のようなものでおおわれている」らしいと
だけど、トチノキの芽は高いところにあるので、実際はどうなのかな・・・
というのがそのときの趣旨でした。

 それで、今日、お庭の自然観察会が予定どおり開催され、
その観察会の中で、写真のように、手に届くところにある
幹から出ている冬芽にさわってみることが出来ました。
そしたらどうでしょう。やっぱりねばねばしていましたよ。

 次のお庭の自然観察会は、2月10日(日曜日)の午前10時30分から
となります。お楽しみに。

(撮影: 2008.1.27)

お庭の自然観察会(1月)のご案内

2008年01月25日 | 観察会
 かいじあむのお庭は、広くて、たくさんの木々や草花が植えられています。
それらは、山梨の自然をコンパクトに観察できるようになっているのです。
かいじあむでは、そのお庭に自然を、毎月1回、みんなで観察して楽しむイベントが開催されます。

 日 時・・・・ 1月27日(日曜日)午後1時30分から
 参加方法・・・ だれでも参加できます。申し込みや料金もいりません。
         始まりの時間に、博物館エントランスホールに集合です。
 内 容・・・・ 博物館ボランティアの前田ゆう司さんの案内で、1時間くらいかけ、
         かいじあむのお庭を散策し、この時期ならではの見どころを楽しみます。

 今回のポイントは、まだ見られる秋のなごりや、春の気配をさがすことです。
今度の日曜日の午後は、かいじあむのお庭を楽しんでください。

(写真は、2008年1月24日撮影のクヌギです。虫こぶもわかりますか?)