バイクのキズ

今回、GSは買取業者に引き取って頂きました。
査定を受ける前、綺麗に洗車をしました。
比較的、綺麗に乗っていたバイクですが、飾っていたわけではないので、所々キズがあります。
最初の頃は、そんなキズ一つ一つが気になっていましたが、そのうちキズも自分とコイツの歴史だと思うようになり、あまり気にならなくなっていました。
しかし、査定となると話は別です。
当たり前ですが、マイナス査定の対象になります。
頭では理解出来るが、気持ちは…
バイクを隅から隅まで調べられ、一つ一つチェックを受けます。
何んとも言えない気持ちです。
そして、提示された金額は…
相場として妥当なのでしょうが、それをそのまま承知出来ない。
コイツをそんな値段で引き渡す事は出来ない。
少しでも高くしてやらなければ…
それが、結果的にたいした金額ではなくとも…

そうやって手放した後、また何んとも言えない思いを感じる。
結局は、損得で手放してしまったのではないか…
オートバイを手放す時、知り合いに譲る方もいらっしゃるようです。
そんな方は、「自分とオートバイの歴史に値段を付けてもらいたくない」という思いからなのでしょう。
オートバイとは不思議なものです。
ただの機械なのに、何か語りかけてくれているような…
やはり、相棒なのでしょう。

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