バイク好き その４

僕の、バイクに対する思い入れとは何だろう…と考え、バイクに乗りだした頃を振り返る。

そもそも僕がバイクに乗りだしたのは３０歳になってから。
バイク仲間の中では、遅咲きライダーです。
これは、大学生時代に乗りたかったのが叶わず、その当時の憧れを取り戻したいという気持ちから…
中型免許を取得したのが、バイクに乗るきっかけ。
最初に買ったバイクは、ヤマハのＳＲ４００。
空冷単気筒４００ｃｃのエンジンを持つＳＲ。
始動はキックのみ。
大学の駐輪場に置いてあったＳＲは、免許の無い僕にとって憧れの１台でありました。
最高出力は低かったが、中低速の走りに不満は全く無く、一人で阿蘇、湯布院、別府などトコトコ走りに行ってました。
本当に、乗っているだけで楽しかった頃です。
その後、大型免許を取得し買ったバイクは、カワサキのゼファー７５０。
子供の頃から、バイクは空冷。
大型バイクの最高排気量は７５０ｃｃ。
すなわち、“空冷ナナハン”というひびきに憧れをかんじていました。
当時、大型免許を取得すれば、オーバーナナハンが常識になっていたのですが、僕は憧れの空冷ナナハンのゼファーを購入。
ノーマルのまま、楽しく乗っておりました。
ゼファーに乗り出して、しばらくすると、仲間と一緒に走る事も多くなりました。
すると、高速道路では…
そこで、カウル付きの９００ニンジャに乗り換える。
ＺＺＲ１１００などのバイクもあったのですが、映画トップガンのワンシーンが…
これが最後のバイク。このニンジャを大切に乗っていこうと思っておりました。
しかし、半年で事故により廃車。
今のニンジャは、当時の不完全燃焼から購入した二台目のニンジャです。
そして現在所有するナナハン刀。
これは、免許が無かった頃、弟が乗り回していました。
当時、一度だけダンデムシートに乗せてもらってツーリングに行きましたが、大型バイクのパワーに感動。
僕にとって刀は、１１００ｃｃではなく７５０ｃｃなのです。
バイク市場では、１１００なら名車、７５０はただの旧車(古車）。
それでも僕にとっては、７５０が名車なのです。
このように、僕にとってのバイク選びの一つには、免許の無かった頃の憧れがあるようです。
その憧れを、形として所有している事では、バイク好きなのかもしれません。
しかし、気持ちとしては“バイク好き”と言われるよりも“バイク乗り”と言われたい。
だから、この憧れのバイクで色んな所を走りたいと思っているのです。

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