櫻井BLUES農場

わたくしのおもうこと、すきなこと、じっさいしていること。

東大・児玉龍彦教授 衆議院厚生労働委員会にてのおはなしの文章です。

2011-08-02 23:02:07 | 日記
おつかれさまです。
ありがたいことに仲間が、文章おこしをなさってくださいました。
うまく聞きとれなかった箇所は、?マークがありますようです。映像音声と、照らしあわせていただけますれば、ありがたいです。

僭越の恥を忍びまして拙者の観点から、特にたいせつに感じられました部分に、『』や、【】を、使いました。

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東大・児玉龍彦教授 衆議院厚生労働委員会




2011年7月27日 水曜日 衆議院厚生労働委員会

「放射線の健康への影響」参考人説明より

児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)

(文章起こし)

進行係:「次に児玉参考人にお願いいたします。」

児玉龍彦教授:「私は東京大学アイソトープセンター長の児玉ですが、
3月15日に大変に驚愕いたしました。

私ども東京大学には27か所のアイソトープセンターがあり、
放射線の防護とその除染の責任を負っております。
それで、私自身は内科の医者でして、東大病院の放射線の除染などにずっと、数十年かかわっております。

3月15日に、ここの図にちょっと書いてあるんですが、我々、最初に午前9時ごろ(茨城県)東海村で5マイクロシーベルトという線量を経験しまして、
それを第10条通報という文部科学省に直ちに通報いたしました。
その後、東京で0,5マイクロシーベルトを超える線量が検出されました。
これは一過性に下がりまして、次は3月22日に東京で雨が降り、0,2マイクロシーベルト等の線量が降下し、
これが今日に至るまで高い線量の原因になっていると思っています。

それでこの時に枝野官房長官が、
『さしあたって健康に問題はない」』という事をおっしゃいましたが、
私はその時に、
『実際はこれは大変な事になる。』と思いました。

何故かというと、
現行の放射線の障害防止法というのは、
高い線量の放射線物質が少しあるものを処理することを前提にしています。
この時は総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。

ところが今回の福島原発の事故というのは、
100キロメートル圏で5マイクロシーベルト、
200キロメートル圏で0,5マイクロシーベルト、 さらにそれを超えて、
(神奈川県の)足柄から静岡のお茶にまで及んでいる事は、今日みなさん全てがご存じのとおりであります。

我々が放射線障害を診る時には、総量をみます。
それでは、東京電力と政府は一体今回の福島原発の総量がどれくらいであるか、はっきりした報告は全くされておりません。

そこで私どもはアイソトープセンターのいろいろな知識を基に計算してみますと、
まず、
『熱量からの計算では、広島原爆の29,6個分に相当するものが漏出しております。』
『ウラン換算では20個分の物が漏出していると換算されます。』

さらに恐るべきことにはこれまでの治験で、原爆による放射線の残存量と原発から放出されたものの放射線の残存量は、
『一年に至って原爆が1000分の一程度に低下するのに対して、
原発からの放射線汚染物は10分の一程度にしかならない』

つまり、
今回の
福島原発の問題は
チェルノブイリと同様
『原爆数十個分に相当する量と原爆汚染よりもずっと多量の残存物を放出した。』
という事が、まず考える前提になります

そうしますと、我々システム生物学というシステム論的にものを見るやり方でやっているんですが

現行の総量が少ない場合には、ある人にかかる濃度だけを見ればいいのです。

しかしながら、総量が非常に膨大にありますと、これは粒子です。
粒子の拡散は非線形という科学になりまして、我々の流体力学の計算でも最も難しいことになりますが、
核燃料というのは要するに砂粒みたいなものが合成樹脂みたいな物の中に埋め込まれています。
これがメルトダウンして放出するとなると、細かい粒子が沢山放出されるようになります。
そうしたものが出てまいりますと、どういうようなことが起こるかが、今回の【稲わら】の問題です。

たとえば、
岩手のふじわら町では稲わら57000ベクレル/kg、
宮城県のおおさき17000ベクレル/kg、
南相馬市10万6千ベクレル/kg、
白河市97000ベクレル/kg、
岩手64000ベクレル/kg、
ということで、この数字というのは決して同心円上にはいかない。
どこでどういうふうに落ちているか、は、その時の天候、それから、その物質がたとえば水を吸い上げたかどうか。
それで今回の場合も私は南相馬に毎週700?行って
東大のアイソトープセンター、現在まで7回の除染をやっておりますが
南相馬に最初に行った時には1台のカウンターしかありません、、、。
農林省が通達を出したという3月19日には、
食料も水もガソリンも尽きようとして、
南相馬市長が痛切な訴えをウエブに流したのは広く知られているところであります。

そのような事態の中で
通達1枚出しても、
誰も見る事が出来ないし
誰も知ることができません。
稲わらがそのような危険な状態にあるという事は全く農家は認識されていない。
農家は飼料を外国から買って、何十万と負担を負って、
さらに、牛にやる水は実際に自分たちと同じ地下水を与えるように、その日から変えています。

そうすると、我々が見るのは、何をやらなければいけないかというと、、、
まず、
『汚染地で徹底した測定が出来るようにするという事を保証』しなくてはいけません。

我々が5月下旬に行った時、先ほど申し上げたように1台しか南相馬に無かったというけど、、、
実際には米軍から20台の個人線量計がきていました。
しかし、その英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて、我々が行って教えてあげて実際に使いだして初めて20個の測定が出来るようになっている。
これが現地の状況です。

そして先程から食品検査と言われていますが、
ゲルマニウムカウンターというものではなしに、
今日ではもっと、
『イメージングベースの測定器』
というのが遥かに沢山、半導体で開発されています。

『何故、政府はそれを全面的に応用してやろうとして全国に作るためにお金を使わないのか?。3か月経ってそのような事が全く行われていない事に、私は満身の怒りを表明します。』


第2番目です。
私の専門は小渕総理の時から内閣府の抗体医薬品の責任者でして、
今日では最先端研究支援というので30億円をかけて抗体医薬品にアイソトープを付けて癌の治療にやる、
すなわち人間の体の中にアイソトープを打ち込むという仕事が私の仕事ですから、内部被曝問題に関して一番必死に研究しております。

そこで内部被曝がどのように起きるかという問題を説明させていただきます。

内部被曝というものの一番大きな問題は、
『癌』です
癌がなぜ起こるかというとDNAの切断を行います。
ただし、ご存じのとおりDNAというのは二重らせんですから、二重らせんの時は非常に安定的です。
これが、細胞分裂をする時には二重らせんが一本になって、2倍になり4本になります。
この過程のところがものすごく危険です。

そのために、
『妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖が盛んな細胞に対しては、放射線障害は非常な危険をもちます。』

さらに大人においても増殖が盛んな細胞、たとえば放射性物質を与えると、
髪の毛、
それから
貧血、
それから
腸管上皮の、これらはいずれも
『増殖分裂が盛んな細胞』
でして、
そういうところが放射線障害のイロハになります。

それで私どもが内部に与えた場合に具体的に起こるので知っている事例を上げます。

これは実際には一つの遺伝子の変異では癌は起こりません。
最初の放射線のヒットが起こった後に、
もう1個の別の要因で癌の変異が起こるという事、
これは
『ドライバーミューテーション』
とか
『パッセンジャーミューテーション』
とか、細かい事になりますが、
それは参考の文献を後ろに付けてありますので、それを後で、チェルノブイリの場合やセシウムの場合を挙げてありますので、 それを見ていただきますが、

まず一番有名なのは
『α線(アルファせん)』
です。
プルトニウム(α線を放射する核種)を飲んでも大丈夫という東大教授がいるというのを聞いて、私はびっくりしましたが
『α線』は、もっとも危険な物質であります。
それは
『トロトラスト肝障害』
というので、私ども肝臓医はすごくよく知っております。
ようするに、
『内部被曝というのは先程から一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますが、そういうものは全く意味がありません。
【I131(ヨウ素131)は甲状腺に集まります。】
【トロトラストは肝臓に集まります。】
【セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。】
これらの【体内の集積点】をみなければ、全身をいくらホールボディースキャンやっても、まったく意味がありません。』

トロトラストの場合の、このちょっと小さい数字なんで大きい方は後で見て欲しいんですが、
これは実際に、トロトラストというのは造影剤でして、1890年からドイツで用いられ1930年ごろからは日本でも用いられましたが、その後(トロトラスト造影剤を使用して)20~30年経つと肝臓がんが25%から30%に起こるという事がわかってまいりました。

最初の(肝臓ガン症例)が出てくるまで20年というのは何故かというと、
最初にこのトロトラスト、『α線核種(アルファせんかくしゅ)』なんですが、
α線は、近隣の細胞を傷害します。
その時に一番やられるのはP53という遺伝子です。
我々は今ゲノム科学というので、人の遺伝子、全部配列を知っていますが
一人の人間と別の人間は大体300万箇所違います。
ですから、人間同じとしてやるような処理は今日では全く意味がありません。
いわゆる
『パーソナルライフメディスンというやり方で、放射線の内部障害をみる時も、
どの遺伝子がやられて、どういう風な変化が起こっているかという事をみるということが、原則的な考え方として大事です。』

トロトラストの場合は第一段階ではP53の遺伝子がやられて、それに次ぐ第二第三の変異が起こるのが20~30年後かかり、
そこで
『肝臓がん』

『白血病』
が、起こってくるという事が証明されております。

次にヨウ素131。
これヨウ素はみなさんご存じのとおり甲状腺に集まりますが、甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期が最も特徴的である小児におこります。

しかしながら1991年に、最初ウクライナ(事故をおこしたチェルノブイリ原子力発電所のある地域)の学者が『甲状腺がんが多発している』と、いうときに
日本やアメリカの研究者はネイチャー(科学専門誌)に『これは因果関係が分からない』ということを投稿しております。
何故そんな事を言ったかというと1986年以前のデータがないから、統計学的に有意だという事を言えないということです。

しかし、統計学的に有意だという事がわかったのは、先程も長瀧先生からお話しがありましたが20年後です。
20年後に何がわかったかというと、
86年から起こったピークが消えたために、
これは過去のデータが無くても(1986年チェルノブイリ原子力発電所事故により漏洩した放射性ヨウ素131被曝と甲状腺がんには、)因果関係がある、という事がエビデンス(evidence: 証拠・根拠の意)になった、、、。
ですから、疫学的証明というのは非常に難しくて、全部の事例が終わるまで大体証明できないです。

ですから今 我々に求められている
「子どもを守る」という観点からは、(何十年も時間のかかってしまう因果関係の疫学的証明作業とは)全く違った方法が求められます。
そこで今行われているのは、
ここには国立のバイオアッセイ研究センターという化学物質の効果をみる福島昭治先生という方が
ずっとチェルノブイリの尿路系に集まる物を検討されていまして
福島先生たちがウクライナの医師と相談、集めて
500例以上の、前立腺肥大の時に手術をしますと、膀胱もとれてきます。
これをみまして検索したところ
高濃度汚染地区、尿中に6ベクレル/?という微量ですが、
その地域ではP53(人の遺伝子の種類)の変異が非常に増えていて、
しかも、増殖性のぜん癌状態
我々からみますと、
P38というMAPキナーゼと
NF-κB:エヌエフ・カッパー・ビー、というシグナルが活性化されているんですが
それによる増殖性の膀胱炎というのが必発でありまして、
かなりの率に、上皮内のがんができているという事が報告されております。

それで、この量に愕然といたしましたのは
『福島の母親の母乳から2~13ベクレル、7名で検出されているという事が既に報告されている事であります。』

次のページお願いします。

我々アイソトープ総合センターでは
現在まで毎週700キロメートル、
大体一回4人づつの所員を派遣しまして南相馬市の除染に協力しております。
南相馬でも起こっている事は全くそうでして
20km30Kmという(避難を必要とする同心円の地域分けの)分け方が全然意味がなくて、
その、(原子力放射線被曝してしまった)幼稚園ごとに細かく測っていかないと 全然ダメです。
それで現在20Kmから30Km圏にバスをたてて1700人の子どもが行っていますが
実際には避難
『その、南相馬で中心地区は海側で学校の7割で比較的線量は低いです。
ところが30キロ地点の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて、子どもが強制的に移動させられています。
このような事態は一刻も早く辞めさせてください。』
いま、
その一番の障害になっているのは、
『強制避難でないと(福島原子力事故被曝による被害損害を)保証しない』参議院のこの前の委員会で、当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそういう答弁を行っていますが、
これは分けて下さい。
『【保障問題】と、この【(保証の)線引きの問題】と【(すぐにたすけるべき)子どもの問題】は、直ちに分けて下さい。子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします。』

それからもう一つは
『現地でやっていますと除染というものの【緊急避難的除染】と【公共的除染】をはっきり分けて考えていただきたい。』

緊急避難的除染を我々もかなりやっております。
たとえばここの図表に出ております、
この、
『滑り台の下。』
滑り台の下は小さい子が手をつくところです。
が、
この滑り台に雨水がザーッと流れてきますと
(雨がふるたびに)毎回濃縮します。
右側と左側とズレがあって、片側に集まっていますと、平均線量1マイクロのところだと10マイクロ以上の線量が出てきます。
それで、
『こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはいけません。』
それから
『さまざまな苔が生えているような雨どいの下』
ここも実際に子どもが手をついたりしているところなのですが、
そういうところは、たとえば高圧洗浄機を持って行って苔を払うと、
2マイクロシーベルトが0,5マイクロシーベルトまでになります。
だけれども、
0,5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。
それは、
『建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと 空間線量として1か所だけ洗っても全体をやる事は非常に難しいです。』

ですから、
除染を本当にやるという時に、
いったいどれだけの問題があり
どれ位のコストがかかるかという事を、イタイイタイ病の一例で挙げますと、
カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなんですが、
そのうち1500ヘクタールまで、
現在除染の国費が
8000億円投入されております。
もし、
この1000倍という事になれば、
いったいどのくらいの国費の投入が必要になるのか、、、。

ですから私は4つの事を緊急に提案したいと思います。

第1に
『国策として、食品、土壌、水を、日本が持っている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を用いて、、、もう半導体のイメージ化は簡単です、、、イメージ化にして流れ作業にしてシャットしていってやるということの最新鋭の機器を投入して、抜本的に改善して下さい。』
これは今の日本の科学技術力で全く可能です。

2番目
『緊急に子どもの被曝を減少させるために【新しい法律】を制定して下さい。』
私のやっている、現在やっているのはすべて法律違反です。現在の障害防止法では各施設で扱える放射線量、核種等は決められています。
東大の27のいろんなセンターを動員して現在南相馬の支援を行っていますが、多くの施設はセシウムの使用権限など得ておりません、車で運搬するのも(法律)違反です。、、、しかしながら、お母さんや先生方に高線量の物を渡してくる訳にもいきませんから、今の東大の除染ではすべてのもの(除染したあとの放射性汚染物質などでしょうか)をドラム缶に詰めて東京に持って帰ってきております。
受け入れも法律違反、全て法律違反です。
『このような状態を放置しているのは(立法権限を持つ)国会の責任であります。』
全国には、例えば国立大学のアイソトープセンターは、ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところは沢山あります。そういうところが(適切な立法の無い現状で、)手足を縛られたままで、どうやって国民の総力を挙げて子どもが守れるのでしょうか。これは国会の完全なる怠慢であります。


第3番目
『国策として、土壌汚染を除染する技術を民間の力を結集して下さい。』
これは、
たとえば、【東レ】だとか【クリタ】だとかさまざまな化学メーカー。
【千代田テクノ】とか【アトックス】というような放射線除去メーカー。
それから【竹中工務店】とか様々なところは放射線の除染などに対してさまざまなノウハウを持っています。
こういうものを結集して現地に直ちに除染研究センターを作って、実際に何10兆円という金額がかかるのを、今だと『利権がらみの公共事業になりかねない危惧』を、私はすごく持っております、、、国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。


『どうやって除染を本当にやるか。7万人の人が自宅を離れて、さまよっている時に、国会は一体何をやっているのですか!』
以上です。」

* 文章中の()内は、僭越の恥を忍んで拙櫻井BLUES農場の注釈です。ご追証いただけましたら幸甚に存じます。



答弁質疑応答続編

http://www.youtube.com/watch?feat
ure=player_embedded&v=LunV27H3oW8#at=777

国会審議テレビ中継のビデオです。


説明・質疑者等(発言順): 開始時間 所要時間
牧義夫(厚生労働委員長) 9時 01分 02分
明石真言(参考人 独立行政法人放射線医学総合研究所理事 薬事・食品衛生審議会
食品衛生分科会放射性物質対策部会委員) 9時 03分 12分
唐木英明(参考人 日本学術会議副会長 東京大学名誉教授) 9時 15分 14分
長瀧重信(参考人 長崎大学名誉教授) 9時 29分 16分
沢田昭二(参考人 名古屋大学名誉教授) 9時 45分 15分
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長) 10時 00分 16分
今中哲二(参考人 京都大学原子炉実験所助教) 10時 16分 16分
山口和之(民主党・無所属クラブ) 10時 32分 21分
吉野正芳(自由民主党・無所属の会) 10時 53分 20分
坂口力(公明党) 11時 13分 21分
高橋千鶴子(日本共産党) 11時 34分 21分
阿部知子(社会民主党・市民連合) 11時 55分 22分
柿澤未途(みんなの党) 12時 17分 25分

以上

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おやすみなさいみなさま佳い夢を。

櫻井BLUES農場 拝

2011年8月1日午後11時58分ごろ東海地方で地震。震源地は駿河湾、震度5弱

2011-08-02 03:33:18 | 日記
おはようございます。

朝晩涼しい北海道です。


静岡県で地震です。

2011年8月1日
午後11時58分ごろ
東海地方で地震
震源地は駿河湾

静岡市駿河区や静岡県焼津市などで
震度5弱
震源の深さは約20キロ
マグニチュード6.1

地震直後時点では、現在稼動停止中の中部電力さま浜岡原子力発電所に異常ございませんとのことです。

JR東海は点検のため、2日の東海道新幹線の始発から三島―浜松駅間で徐行運転を行うそうです。

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駿河湾では2009年8月11日にもM6.5、最大震度6弱の地震が、おきています。
そのときには、浜岡原子力発電所の原子炉に各部破損が起こり数十ヵ所の不具合、
そして、地震の後、原子力発電所破損の影響で原子炉排煙口から放射性ヨウ素などが漏洩放出されていたことが発表されたのは、一週間以上経ってからでした。
放射性ヨウ素の半減期は、約8日です。
浜岡地域住民に被曝予防のためのヨウ素剤は、その時配給されませんでした。

静岡県東部では今年3月15日にM6.4、震度6強の地震が起きました。
3月11日のM9、東日本大震災のすぐ後です。

しかし、気象庁はいずれの地震も
近い将来に起きると想定されるM8級の東海地震には結び付かないとの見解を示しているそうです。


2011年8月1日
午後11時58分ごろ
東海地方震源の地震の各地観測データです。
震度5弱=静岡市駿河区、静岡県焼津市、東伊豆町
震度4=静岡県御前崎市、東京都神津島村、横浜市南区、甲府市、長野県松本市
震度3=静岡県熱海市、東京都千代田区、川崎市川崎区、山梨県大月市、長野市、さいたま市中央区、千葉県市原市、岐阜県中津川市、名古屋市南区、滋賀県長浜市。

みなさま今日も佳い一日を。

櫻井BLUES農場 拝