♪Can't Put It in The Hands of Fate♪Stevie Wonderさん NHKFMさま
【世界の地震】エーゲ海を震源 M7.0の地震 トルコとギリシャで14人死亡
AD2020年10月31日 4時55分NHKさま
日本時間の
令和二年10月30日夜、
親愛Europa地中海
トルコとギリシャの間のエーゲ海を震源とするマグニチュード7.0の大きな地震が起き、
津波が発生しました。
トルコとギリシャで合わせて14人が死亡し、
600人以上がけがをしています。
USGS=アメリカの地質調査所によりますと、
トルコ時間で
AD2,020年10月30日の午後3時前、
日本時間の
令和二年10月30日夜9時前、
発災。
広い範囲で揺れが観測され、
トルコで地震観測を行っているボアジチ大学の地震研究所は、
30日、
地震で津波が発生し、1人が溺れて死亡したと発表しました。
トルコ災害緊急事態対策庁によりますと、
この地震で12人の死亡が確認され、
600人以上がけがをしたということです。
また、
震源に近いギリシャのサモス島でも建物の壁が壊れて10代の男女2人が死亡し、
8人がけがをしたということです。
被害が大きいトルコ西部沿岸のイズミル県では10棟以上の建物が倒壊するなどし、
現地からの映像では、
救助隊員らが
がれき を かき分けて
中に閉じ込められている人を捜している様子が確認できます。
また、
ロイター通信がイズミル県のものとして伝えた映像では、
津波とみられる黒い水が住宅の間を勢いよく流れて
いす などを押し流す様子がとらえられています。
トルコやギリシャの当局はけが人などの救助を急ぐとともに被害の状況を調べています。
トルコのイスタンブールにある日本総領事館によりますと、
これまでに日本人の被害の情報は入っておらず、情報収集を続けているということです。
ホテルの従業員
「1.5メートルほどの波が押し寄せた」
イズミル県の港に近いホテルの30代の男性従業員は
NHKの取材に対し、
「20秒ほどの大きな揺れを感じた。妻が怖がっていたので、なだめなければならなかった。
地震のあと、15分から20分ほどしてから
1.5メートルほどの波が押し寄せてきて、
街の中心部が一時、パニックに陥った。
宿泊客12人とホテルのスタッフが自分を含めて5人いるが、上の階に避難して安全だ」
と話していました。
ツイッターには地震の直後の映像
ツイッターには、地震の直後、イズミル県の港で撮影したとされる映像が投稿されています。
動画には、
岸壁が海水に覆われ、港に停泊していたとみられるボートが打ち上げられている様子が確認できます。
また、
近くにある建物に向かって海水が押し寄せている様子も撮影されています。
トルコ西部のイズミル県とは
地震で大きな被害が出ているトルコ西部のイズミル県は、
エーゲ海の沿岸に位置し、
イスタンブールとアンカラに次ぐ、トルコ第3の都市、イズミルを中心とする県です。
イズミル県は、
古くからヨーロッパ各国との玄関口として海運が発達し、
その物流網を生かして食品や機械などの製造業が発展してきました。
最近はヨーロッパや中東の市場を見据えて日本企業の進出もみられ、
AD2015年に日本ハムが鶏肉の生産を手がける現地企業を買収したほか、
AD2017年にはヤンマーが現地法人を設立し、
建設機械や農業機械の販売を手がけています。
また、
イズミル県は観光地としても知られ、
ローマ帝国時代の
図書館や
神殿の遺構で知られる
エフェソスとペルガモンの古代遺跡は、
いずれも世界文化遺産に登録されています。
トルコでの過去の地震被害
トルコでは、これまでにも大きな被害が出る地震がたびたび起きています。
AD1999年8月には
トルコ西部の都市、イズミットを震源とするマグニチュード7.4の大地震が起き、
1万7000人以上が死亡、
4万3000人余りがけが
をしました。
また、
AD2011年10月には、
イランの国境に近い東部のワン県の周辺で地震が起きて、
600人余りが犠牲になっています。
ことし
AD2,020年1月にも
東部でマグニチュード6.7の地震が起き、
倒壊した建物の下敷きになるなどして
40人余りが死亡しました。
専門家「トルコ沿岸部を中心に強い揺れか」
ギリシャとトルコに挟まれた海域を震源とするマグニチュード7.0の地震について、
地震のメカニズムに詳しい
名古屋大学大学院の山岡耕春教授は、
「この地域は、ふだんから地震活動が活発だ。今回の地震は、プレート内部の浅い場所で引っ張られるような力が働いて発生した『正断層型』の地震だと考えられる」
と話しています。
そのうえで、
「具体的な解析が進まないとわからないが、30キロから50キロの長さの断層がずれ動いた可能性があり、
震源からの距離が近かったトルコの沿岸部を中心に強い揺れになったのではないか」
と話しています。
息災御無事誠実祈念。
AD2020年10月31日 4時55分NHKさま
日本時間の
令和二年10月30日夜、
親愛Europa地中海
トルコとギリシャの間のエーゲ海を震源とするマグニチュード7.0の大きな地震が起き、
津波が発生しました。
トルコとギリシャで合わせて14人が死亡し、
600人以上がけがをしています。
USGS=アメリカの地質調査所によりますと、
トルコ時間で
AD2,020年10月30日の午後3時前、
日本時間の
令和二年10月30日夜9時前、
発災。
広い範囲で揺れが観測され、
トルコで地震観測を行っているボアジチ大学の地震研究所は、
30日、
地震で津波が発生し、1人が溺れて死亡したと発表しました。
トルコ災害緊急事態対策庁によりますと、
この地震で12人の死亡が確認され、
600人以上がけがをしたということです。
また、
震源に近いギリシャのサモス島でも建物の壁が壊れて10代の男女2人が死亡し、
8人がけがをしたということです。
被害が大きいトルコ西部沿岸のイズミル県では10棟以上の建物が倒壊するなどし、
現地からの映像では、
救助隊員らが
がれき を かき分けて
中に閉じ込められている人を捜している様子が確認できます。
また、
ロイター通信がイズミル県のものとして伝えた映像では、
津波とみられる黒い水が住宅の間を勢いよく流れて
いす などを押し流す様子がとらえられています。
トルコやギリシャの当局はけが人などの救助を急ぐとともに被害の状況を調べています。
トルコのイスタンブールにある日本総領事館によりますと、
これまでに日本人の被害の情報は入っておらず、情報収集を続けているということです。
ホテルの従業員
「1.5メートルほどの波が押し寄せた」
イズミル県の港に近いホテルの30代の男性従業員は
NHKの取材に対し、
「20秒ほどの大きな揺れを感じた。妻が怖がっていたので、なだめなければならなかった。
地震のあと、15分から20分ほどしてから
1.5メートルほどの波が押し寄せてきて、
街の中心部が一時、パニックに陥った。
宿泊客12人とホテルのスタッフが自分を含めて5人いるが、上の階に避難して安全だ」
と話していました。
ツイッターには地震の直後の映像
ツイッターには、地震の直後、イズミル県の港で撮影したとされる映像が投稿されています。
動画には、
岸壁が海水に覆われ、港に停泊していたとみられるボートが打ち上げられている様子が確認できます。
また、
近くにある建物に向かって海水が押し寄せている様子も撮影されています。
トルコ西部のイズミル県とは
地震で大きな被害が出ているトルコ西部のイズミル県は、
エーゲ海の沿岸に位置し、
イスタンブールとアンカラに次ぐ、トルコ第3の都市、イズミルを中心とする県です。
イズミル県は、
古くからヨーロッパ各国との玄関口として海運が発達し、
その物流網を生かして食品や機械などの製造業が発展してきました。
最近はヨーロッパや中東の市場を見据えて日本企業の進出もみられ、
AD2015年に日本ハムが鶏肉の生産を手がける現地企業を買収したほか、
AD2017年にはヤンマーが現地法人を設立し、
建設機械や農業機械の販売を手がけています。
また、
イズミル県は観光地としても知られ、
ローマ帝国時代の
図書館や
神殿の遺構で知られる
エフェソスとペルガモンの古代遺跡は、
いずれも世界文化遺産に登録されています。
トルコでの過去の地震被害
トルコでは、これまでにも大きな被害が出る地震がたびたび起きています。
AD1999年8月には
トルコ西部の都市、イズミットを震源とするマグニチュード7.4の大地震が起き、
1万7000人以上が死亡、
4万3000人余りがけが
をしました。
また、
AD2011年10月には、
イランの国境に近い東部のワン県の周辺で地震が起きて、
600人余りが犠牲になっています。
ことし
AD2,020年1月にも
東部でマグニチュード6.7の地震が起き、
倒壊した建物の下敷きになるなどして
40人余りが死亡しました。
専門家「トルコ沿岸部を中心に強い揺れか」
ギリシャとトルコに挟まれた海域を震源とするマグニチュード7.0の地震について、
地震のメカニズムに詳しい
名古屋大学大学院の山岡耕春教授は、
「この地域は、ふだんから地震活動が活発だ。今回の地震は、プレート内部の浅い場所で引っ張られるような力が働いて発生した『正断層型』の地震だと考えられる」
と話しています。
そのうえで、
「具体的な解析が進まないとわからないが、30キロから50キロの長さの断層がずれ動いた可能性があり、
震源からの距離が近かったトルコの沿岸部を中心に強い揺れになったのではないか」
と話しています。
息災御無事誠実祈念。