仕事のほうが山の9合目あたりで慌しい。
毎日毎日、飽きもせず、
100本の電話と、100本のメールと、
100本のコピーを温めて、
14時間ぐらいは会社で遊んでる。
家に帰り着けば25時。
なのに、最近ギターが楽しくて仕方がないもんだから、
そこから1~2時間ぐらいは、また遊ぶ。
たいして上手いわけではないけれど、
バーボン片手に音をはじけば、琥珀色が深まって。
100本のコピーと、
100本の旋律に抱かれて眠る。
気がつけば、遊んでばっかりだ。
・・・今日はやっとこさ週末にたどり着いて小休止。
と言っても、今日は家で仕事で、明日は会社で仕事なんだけど。
こんな天気の良い日にパソコンが友達の自分を不憫に思って、
せめてビールでも喉に流し込んでやろうとプシュっとやれば、
今度は音楽が聴きたくなって、ブルースを肴に一杯やる。
BBキングの、深くて温かい旋律が空間に漂いはじめると、
部屋の片隅に立てかけたギターに目がいって。
誘惑に負けちまったおいら、
愛しのフェンダーをミニアンプにつないで、ちょっと小休止。
BBキングと一緒に、
“スリル・イズ・ゴーン”をプレイする。
「すげぇな、BB!!」とかって言いながら
一人で盛り上がっている間に、2時間経過。
あ。。
…そういやぁ、この間、
京都の映画イベントで、ブルースライブの映画
『ライトニン・イン・ア・ボトル』を観てきたのだけど、
バディ・ガイ、
ルース・ブラウン、
ソロモン・バーク、
ナタリー・コール、
ドクター・ジョン…etc..etc...etc...etc..
の早々たる面々の中、
大トリで登場したBBキングの“SWEET SIXTEEN”にはしびれた。
最初の音を聴いた瞬間に、体の芯に何かが灯るの分かって、
奥の奥まで感じようと、自然に体が持ち上がる。
“一音で泣かせる”
ってのは、ああいうことなんだろうな。
その場に居合わせたブルース好きの人たちみんなが、
あの瞬間、俺と同じようにしびれて、身をくゆらせて、
心地よく顔をしかめていたんだろうなと思うと、
なんだかおもしろい。
「すげぇな、BB!!」
…あ。気がつけば4時間経過。。。