Everyday I have the BLUES

10代の頃はハードロックに夢中だったのに、最近はブルースが心地いい。。。

マイロックンロールブルース4

2005-10-29 15:14:52 | Weblog
相変わらず仕事が忙しくて、
昨日も終電に揺られて、家に辿りついた。

もう2ヶ月ぐらいずっとこんな調子で。
疲れが、背中にどっしり積もったまんまで、くたくただ。

それなのに。

昨日、家の玄関の戸を開ける瞬間、ふと急に
「ああ、これから自分の自由な文章を書けるのか」
という思いが、こみ上げてきて、どうしようもなかった。
ニヤけてしまって、もうなんだかたまらない。

仕事で四六時中、言葉に向かっていながら、
まだそんなことを思ってしまう。

書きたくなる。

もちろん言葉に向かえば、
ただ楽しいというだけじゃない。

すっげー楽しくて、すっげー苦しくて。
心が、空高く舞い上がったかと思えば、
今度は川の底のほうに落ちていってしまったりして、忙しい。

何度も死線に触れて、ふらふらになって、
怖くて、逃げ出したくて、もうやめようと思って。

だけどまだ、手放せずに、抱えてる。

そして、昨日みたいな、ふとしたときに、
自分の気持ちに、出遭う。

仕事になるとかならないとか、
誰かに褒められたとか褒められないとか、
これが自分の全てだとか、そうじゃないとか、
もちろん、そんな思いもいっぱいあるけれど、

もっともっと根元のところで、
ただ単純に、

俺、言葉が好きなんだ。

心が震えて泣いちまいそうなぐらいに。


ちょっと病的でバカな自分に苦笑しながら、
でもまぁ、一生を費やしてもいいと思えるものに
出会えたんだから、もうちょっと歩いてやろう。


灰になるまでころころブルース~Like a rolling stone~

2005-10-13 07:39:07 | Weblog
先週の日曜日に、ライブイベントに出演した。

10バンドぐらいが集まって、
昼の3時から終電間際まで続く、ロングイベントで。

ジョニービーグッドから始まる、
ギターがギンギンのバンドもいれば、
フーチークーチーマンの替え歌を歌ってる、
ブルースバンドもあって。
ロック、ブルース、フォーク、ジャズ…
コピー・オリジナル、といった壁をぶち壊した、
なんでもありな、音楽の宴。

今回で2度目のイベントなのだけれど、
一部、テレビ(MBS)の取材が入っていたりしていたから、
今後、いい感じで軌道に乗っていくかもしれない。

音楽と酒が充満した香りってのは、心地いい。
夜に向かい、それらがだんだんと体じゅうに染み込んできて
俺の大好きな空間が、深みを増していく。

俺の参加したバンドは、
ボブディランとU2を、ロックアレンジで5曲演った。

選曲は、
『All along the watchtower』から始まって、
『I shall be released』
『Angel of Harlem』
『I still havent found what I'm looking for』と続き、
最後は、
『Like a rolling stone』で、灰になる。

ドラム、ベース、ピアノ、ギター、ボーカルの5人編成。
年齢も仕事も生活も、バラバラのメンバーだけれど、
音を出しているときは、互いの気持ちが近くなる。

とりわけ、
『Like a rolling stone』の一体感は、格別で。

なんだか、すげぇんだ、この曲は。
バンドそのものというより、
曲自体に溢れているパワーに突き動かされて、
5人それぞれの音色が、絡み合う。

弦をはじき、鍵盤を叩き、
ドラムスティックを打ち鳴らすたびに、
ひとつの光の火の玉が、大きく膨らんでいく。

Aメロ、Bメロと膨張を続けて、
飽和しきったエネルギーが、
サビに入った瞬間に、一気に解放される。

あの瞬間。

弦を掻き鳴らして汗だくで。
思わず、腹の底から笑いがこみ上げてきて。
メンバーとの距離がめちゃめちゃ近くて。
目の前にはお客さんの笑顔があって。

あの瞬間。
爆発的なエネルギーに鼓舞されて、
いつしか忘れかけていた、
突き動かされるような衝動の感触を思い出した。


どこぞの鞘に納まりそうになっている
自分を蹴り飛ばして、旅を続けよう。

Like a rolling stone.
灰になるまで、ころころと。

コピーライターブルース3

2005-10-08 12:22:09 | Weblog
ここのところ仕事がかなり忙しくて、
毎日のように終電で帰っている。

先日、明け方まで仕事をしていることがあって、
気がつけば、残業時間「12時間」。

この仕事どうなんだろう、
と愚痴の一つも零したくなるけれど、
まぁ好きでやってんだから、しょうがない。

俺が今通っている制作会社は、
とある大手電気メーカーの
パンフレットやWEBサイト作りが主な仕事。

「コピーライター」と銘打ってはいるものの、
コピーはもちろん、プランニング、
営業(AE)、ディレクションといった、
デザイン以外の制作過程の全てに携わる。

今の環境、
いろいろな仕事ができて楽しいのだけれど、
ときどき、“書く”という作業だけに
没頭したくなることがあって。

ちょうどそんなときに、
ビジネスブログの原稿執筆の仕事がきた。

この一週間ぐらいは、それに掛かりっきりで、
コピーライター色が強い仕事をしている。

これがまた、難しくて、楽しい。

一本2時間ぐらいのペースで書いているのだけれど、
一つ、なかなか上司のOKが出ない原稿があって。

見てもらう度に、注文が入って、書き直し。
結局、まるまる3回書き直して、やっとOKが出た。

その度に言われた言葉。

「コレでもじゅうぶん上手くに書けてるし、いいと思う。
このままクライアントに見せても、ほとんどノーチェックで通ると思うで。
要するに及第点はいってるってこと。
だけどな、もっとなんかないかな。もっとなんか突っ込んだもんさ。
企業の人じゃ、あかんくて、俺らコピーライターじゃないと書かれへん、
そんなものを書いてほしい」

この言葉に、
冷や水をぶっ掛けられた心地で、ハッとする。
自分が、いつの間にか、
“クライアントに通るコピー”を書くことに
慣れてしまっているのが、目についたからだ。

ふざけた自分をぶっ飛ばして、
もう一度、原点に戻る。
コピーライターとして、言葉に向かう。

“コピーはラブレター”
っていう永遠のフレーズを思い出す。

コピーライターってのは、代筆屋だ。

商品の作り手の気持ちになって、
商品の受け手へ、ラブレターを書く。

会社の姿勢を伝える。
商品作りの想いを伝える。
商品の性能を伝える。
それによって暮らしがどう変わるか伝える。
誇張せずに、誠実に。

誠実に。


鳴り止まないブルース

2005-10-06 12:12:57 | Weblog
上田正樹&サウス トゥ サウスのアルバム、
“シンパイスナアンシンスナ”がたまらない。

1991年に京都大学西部講堂で行われたライブアルバム。
一度解散したサウス トゥ サウスの面々が、
16年ぶりに集まった歴史的なイベントだ。

上田正樹の日本人ばなれしたボーカルと、曲の合間のMC。
有山じゅんじ、くんちょー、正木五郎、藤井裕、中西康晴の珠玉の演奏。
そして、客の歓声。

そのすべてが心地よくて、
今から14年前の西部講堂に
少しでも近づきたくて、目をとじる。


4曲目、
クンチョーが歌い、有山が弾く、
“ラブミーテンダー”。

しゃがれた声と、
とろけそうなギターの旋律が、
心の内側にじんわりと染み込んできて、
俺はひどく無防備に、彼らの魂を感じてしまう。

ああもう、生きててよかった、
この曲、この魂に、触れられてよかった。
そんな“音”。

他にも、“Come on おばはん”の、
上田正樹と有山じゅんじの掛け合いや、
中西さんのピアノソロなど、
心が奮えっぱなしの90分だ。


一番繰り返し聴いてしまうのは、

ラストの、
“お前を救けに行く”。

この曲を聴くと、
沖縄に行った相棒のことを思い出す。

音楽が好きで、
会えばいつも一緒に音をつむいだ仲間。

そいつは高校卒業と同時に東京へ出て、
音楽に夢中になった。

そっから7年間、良い事も悪い事もいろいろあって。
どうにもならないこともあって。
一度大阪に戻ってきて、今は沖縄で、生きてる。

もちろん、ギターは抱えたまま。


曲の終盤、
上田正樹の熱いMCがクライマックス。
そのセリフがまた、泣けるんだ。

“みんな最高やった、おおきに! 16年ぶりにサウスが、ここで、やってます。俺が一番うれしいのは、ここにいてるみんなが、誰もが、音楽をやめへんかったことや。ネバーギブアップや。絶対負けへん。日本に、ええ音楽がはびこむまで、絶対俺はやる。”

俺は南の空を見て、
「お前、元気かよ?」って呟く。

半端な自分が目に付いて苛つく夜を、
腐るほど数えても、あの日描いた景色は、
目の奥に焼きついたまま。

救けに行く、なんて大袈裟じゃなくて、
「元気かよ?」って。それだけ。
「やってるか?」って。そんなかんじ。

そんなかんじで、もう少し。

そうして、あと16年ぐらい歩いてみたら、
ちょっとはあの西部講堂に、近づけるだろうか。


ぽっちゃんブルース

2005-10-01 23:47:04 | Weblog
酔っ払って、
千鳥足での帰り道。駅のトイレ。

用をたそうとパンツをずり下げるその最中、
携帯電話を便器の中に落としてしまいました。

  ・
  ・

あっ、

ぽちゃーん。

あははははは。


腹の底からこみ上げてくる笑い。

  ・
  ・

今日早速機種変更に行ってきたのだけれど、
電話帳やアドレス帳は全部おじゃんでした(涙)。

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※というわけなので、すみませんが、
このブログを見られている友人知人の皆様方、
俺宛(以前と同じ)へメールか電話をいただければ…。