Everyday I have the BLUES

10代の頃はハードロックに夢中だったのに、最近はブルースが心地いい。。。

24年目のブルース

2005-07-24 11:52:03 | Weblog
おぎゃー、
とこの世に生を受けてから、
今日で24年目。

友達から「おめでとう」と言われ、
とりあえず、24年目まで歩いてこれたことにほっとしながら、
この世界にぽとんと産みおとしてくれた親に、
「ありがとう」と返す。


ここから365日。

“ごめん”じゃなく、
“ありがとう”をいっぱい言う一年にしたい。


old lover blues 3

2005-07-15 19:09:43 | Weblog
夢の中で出会ったそのヒトは、
あまり幸せそうじゃなかった。

「どう? 結婚生活は順調?」
と尋ねると、顔をしかめて黙り込む。

「どうしたん? 何か悩みでも?」
なんて、半端な調子の俺に、
彼女の目から涙が溢れ出す。

「今、全然おもしろくない。
あの頃はすごくおもしろかったのに。
今の彼、一緒に過ごせば過ごすほど
合わない部分がいくつもみつかって…」

そう言って、じっと俺を見る。

「なんでやろう。
なんであなたを手放してしまったんやろう。
なんで“2人”になられへんかったんやろう。
ねぇなんで?
ねぇなんでなん?」

両手で俺のシャツをぎゅっとつかむ。

俺は切ない気持ちになって、彼女のための言葉を探す。

彼女の心に花が咲くような言葉を探して、
…だけども見つからなくて。

せめて花の種となるような言葉をと思って、
だけどそれすらも見つからないまま、
少しの沈黙が流れる。

彼女の口が、
“もう一度戻られへん?”
と動いた気がして、そこで夢の世界が破けた。

  ・
  ・

今年の2月。
久しぶりに食事をした折に、婚約の話を聞いた。

そのとき俺は、酸っぱいような甘いような、
不思議な色をしたスープを舐めながら、
「よかった。おめでとう」
と乾杯し、彼女は、
「ありがとう。後悔したくないから頑張る」と笑った。


笑顔で別れたその夜から連絡を取っていない。
この春には式を挙げると聞いたけれど、
今頃どうしているのだろうかと、ときどき考える。

予定どおり結婚していて、
涙より笑顔のほうが多い生活があって、
今朝見た俺の夢は間抜けな男の空想で、
もし俺から連絡を取ろうものなら、
受話器越しに名前を尋ねられるぐらいに
今を生きていてくれればと、願う。

強く、願う。

そうしたあとで、
一連の独り善がりに少し笑いながら、
とにもかくにも幸せであれと、目覚めのバーボンを呑んだ。


社長さんブルース

2005-07-12 21:29:29 | Weblog

つい先日。
ビジネスブログ業界の先駆け人と飲みにいった。
とある会社の社長さん。

歳は俺と1歳しか違わないはずなのに、
なんだかすごいヤツ。

東京と大阪を飛び回って仕事していて、
めちゃめちゃパワフルに活動している。
その日も日付が変わるまで打合せをしていたのに、
次の日は朝一番の新幹線で東京移動だと、平然と言っていた。

さすが社長さん。
半年後・一年後をしっかり見据えて、常に
青写真ではなく“商談”のレベルで語られる話の内容に、
ただ感心させられる。

俺と、社長さん。
なんというかもう、オーラが違いすぎた。

体に纏った“自信”という名の鎧が屈強で、
且つ丹精で、しなやか。キレがいい。

いい仕事をしている。
というかんじ。

う~ん、まいった。もうすぐ24の俺。
さすがに悪戯に焦燥感をもて遊びはしないけれど、
自身の現状に苛立ちを覚えさせてくれるこの出会いに感謝し、
その苛立ちが、正のエネルギーへと昇華する確信に、
胸を熱くさせた。

そして、芋焼酎でふやけ気分の脳みそをつれて、

“俺は俺なりに”

というフレーズを、自嘲でもなく、遠吠えでもなしに、
響かせて生きていければいいなぁと、
そんな贅沢な未来を、想った。

しょんべん臭いブルースを巻き散らかしながら。

久しぶりに呑まれちゃいましたよ・・・ブルース

2005-07-03 22:00:43 | Weblog
目が覚めると、
5センチ目の前にコンクリートの地面があった。

ここはどこだ?

と周りを見渡して、ぐるんぐるんの視界の中に、
近所のドラッグストアの看板を見つけた。

確か昨日は、
知り合いのバーのマスターの独立開店記念で、
梅田のその店(居酒屋)で飲んでいて…。

夜8時過ぎに店に入って、
12時半ぐらいぐらいまではなんとなく覚えているけれど、
そこから記憶が消えている。

時計を見ると午前8時。
8時間弱の喪失。
…久しぶりにやっちまった。

ドラッグストアのコンクリートの上で
飲みすぎた焼酎と自己嫌悪とを吐いてから、
ふらふらと立ち上がった。
隣のコンビニでお茶と野菜ジュースを買って、
それを飲みながら15分ぐらい歩いて、家にたどりついた。

ベッドに転がって眠る。

酒、ちょっとしばらく控えよう…。
しかも昨日みたいな知らない人がいっぱいの空間で
あんなに酔っ払うのは、もう絶対にしない。

自分の大切な人を心配させるだけのこんな飲み方は、もう絶対に。