Everyday I have the BLUES

10代の頃はハードロックに夢中だったのに、最近はブルースが心地いい。。。

他人に割られたケツを肴に一杯のブルース

2006-07-29 10:16:28 | Weblog
チームで仕事をするって難しいなって思う。

何本かのプロジェクトが同時に進行していて、
それぞれ1~5人編成ぐらいのチームで動いているのだけど、
今回俺1人にまかせられていた、あるカタログ作成の仕事に、
昨夜、唐突に、別の人をかませられてしまった。

俺、なにか失敗をしたってわけでもないし、
「なぜ??」と顔を向けると、直属の上司は、
「いや、今あなた、別のプロジェクトでかなり忙しそうだから」って言う。

すでに上司二人でご相談の、決定事項らしい。

なんだ、それ。
って思わず、反吐がでる。

一度、「俺がやります。やらせてほしい」と受けた仕事。
受けたからには、たとえ少々、休日に食い込んだとしても、
きっちり仕上げていくつもりで段取りしていたもんだから、混乱した。

自分でケツを割ったなら、まだ赤恥もかけるが、
他人にケツを割られた形で、赤恥のかきようもない。

怒りに似た感情が溢れてくるのを感じたけれど、
「俺の負担を軽くするための配慮」をしてくれた上司の好意も沁みて、
感情のやり場を見失う。


溶けきれないしこりを抱いた、土曜日の朝。

投げられたサイは、もう戻しようもなく、
ただ、モチベーションだけが急降下して、
まるでやる気がぬけた自分を、ひどく客観的に見ている俺がいる。

ま、いつまでも腐っていても今日という日が勿体ないし、
自分のためのグレートな週末にしようと、気持ちの切替えを図るのだけれど、
それでまた、心を消費する。

心の無駄使いをしているなぁって感じる、今日この頃。


土日が空ければやってくる月曜日に備えて、
Stomy Mondayでも聴きながら、ペンを握ろう。
今日はロバート・ジュニア・ロックウッドのテイクが聴きたい気分。


仕事、まだあと2ヶ月は続く繁忙は、
ハートが死んだまま乗り切れるほど簡単ではないだろうし、
さぁもう一度、あげていかなきゃな。


ロバート・ジュニア・ロックウッドの名盤、
「BLUES LIVE!」をステレオにセットして、
とりあえず、乾杯しよう。

「何に乾杯するの?」
「朝から飲める、幸せに」

一蹴された企画書に、自分の現在位置を知った夜のブルース

2006-07-22 16:12:09 | Weblog
今、新しいサイトの企画の真っ最中。

初めてプロジェクトリーダー的な立場で
まかされた仕事なもんだから、気合が入る。
(と言っても、上にボスはズラッと並んでいるんだけど)

来週プレゼンというスケジュールで、
今週はずっとその企画に忙しかった。

朝の4時ぐらいまで仕事をしているという状態を
3日ぐらい続けて、なんとか金曜日に企画の骨組みが完成。

ちょっとドキドキハラハラ(←懐かしい表現だ)
作り上げた企画書をボスたちに見てもらったんだけど、
だけど、コレがまったく上手くいかず、一蹴されてしまった。

いろいろと面白いネタを考えてみたんだけれど、
基本的な土台部分がぐらぐらで、赤面する始末。

真面目にやれよ、俺。
もう一度、イチからやり直し。

なんだかやるせない金曜日の夜。
休みに入るというのに全然解放感が沸いてこなくて。
たまらず酒をあおって、「ちくしょー」と叫ぶ。

めちゃめちゃ悔しい。
コレぐらいサラッとやってのけられないのかよって、
自分自身にめちゃめちゃ悔しさ爆発させながら、
突きつけられた俺の立っている現在位置を確認。

そういやぁ星占いにも、
「今週は努力のわりに、実りが少ないでしょう」
とあったんだ。ちくしょー。

ちゃぶ台ひっくり返して、
逃げこもりたくなる自分を必死で抑えて、
静かに眼前を見つめよう。

敗因はわかってる。
初めて書く数十ページの企画書だから、
理屈付けにばかり頭を悩ませて
肝心な「核の部分」をないがしろにしちまってたんだ。

商品をもっと感じて、市場を見渡して、
クライアントが求めているものと、俺がやりたいことと、
そしてなにより、実際に使う消費者が欲しがっているものとの融合。

「俺ならやれる」って、
一緒に信じてくれる相方のためにも、
ここらが一つ、踏ん張りどころだ。

サラッとやっちゃえ、俺。

「俺もう冷たいものいらん」「2800円やで」の夜のブルース

2006-07-03 03:31:28 | Weblog
親孝行をやってみた。

6月最後の日曜日、
おかんの誕生日とおとんの父の日を兼ねて、
晩飯を食いに行くことになった。

うちの家族、俺がガキの頃から、
外食なんて年に1度か2度あるかないかで、
しかもそれすら、近所の焼肉屋かファミレスが関の山。

今回たまにのことなので、
ミニ会席的な店に連れて行くことにした。

と言っても、
実家は、大阪府堺市美原町。

京都あたりまで行けば、
旨い店は何件か知っているけれど、
そこまで行くには、ちと遠い。

梅田にも連れて行きたい料理屋が一軒あるなぁって思いながら、
結局それも断念して、いろいろ探した結果、
家から車で20分ほどのところにある、創作和食屋に行くことに決めた。

で、ココで迷ったのが、
その店まで何で行くかってこと。

車で行けば飲めないし、
タクシーで行くには、交通費が、ちと、かさむ。

で、家族会議(大げさな!)の結果決まったのが、
とりあえず、行きは電車で行こうということ。

だけんども、これがもう大変で。

うちの家、陸の孤島みたいなド田舎で、
電車で行くにはまずバスに乗らなければいけない。
バスに乗るには、バス停まで歩かなければならなくて。

歩いて15分かけて、バス停へ。
10分待って、バスが来て、吊り輪に10分揺られて駅に着く。
また10分待って、電車が来て、さらに10分乗って、最寄り駅に着く。
ここまでの所要時間50分。
ここから店までは徒歩12分って書いてあったんだけれど、
さぁココからが、大変だった。

地図で見れば1.5キロぐらいの距離だったんだけど、
歩いても歩いても、いっこうに着かない。

だんだんと、うちのオカンが疲れてくる。。。

オカンは心臓に病気があって、
あまり歩かせたくなかったんだけど、
貧乏性がたたって頑張っちまったからに、
もうタクシーに乗るにも中途半端なタイミングで、
みんなで困った。

家族みんなで、オカンの様子をみたり、
近道がないか、先へ行ったり来たりで、なかなか進まない。

結局、牛歩戦術のようなオカンを連れて、
1時間がかりでお店へたどり着いた。

みんなもう、ヘトヘト。
車で20分のところへ、結局120分かけて到着・・・。

店構えは思っていたより“居酒屋”風味で、
兄貴とおいら、顔を見合わせて苦笑したけれど、
入ってみれば、落ちついた店内でよかった。

ヘトヘトになった後のビールは格別だし、
全10品のコース料理は、なかなかイケた。

料理内容は月代わりで変わるらしく、
天婦羅以外は、冷たいものづくし。
とりわけ、「鹿児島豚の冷しゃぶサラダ」や、
「牛フィレ肉のステーキ夏野菜添え 金山寺味噌で」、
「西瓜のムース寄せ花香るジュレがけ」が旨かった。

それに、普段あまり家から出ない兄貴や
オカンの旨そうな笑顔を見るのがなにより心地よくて、
連れてきてよかったと嬉しくなった。

・・・まぁ、オトンは途中から、
「俺もう冷たいものいらん…。あったかいものが食べたい」
とごねていたし、
オカンは、冷しゃぶサラダを食いながら、
「これだけで2800円やで。そらうまいわな」
と言っていたけれど。。。