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スマホで脳活性化を

2016-09-20 06:49:29 | 日記

 この、二、三年で車中の乗客や街頭を歩く人の風景が変わった。明らかに、うつむいてスマートフォン片手に歩いている人が多数だ。。駅構内のアナウンスやテーマパーク等の施設では、「危険ですから、歩きスマホはやめてください」と決まってアナウンスする。
 しかし、危険を覚悟で敢えて発言したい。この便利な品は使い方次第で、金の延べ棒にも地獄に落ちる厄介な品にもなりうる。
 最近、脳トレブームも少し下火になりつつあるが、依然、脳に関心のある人は多い。僕もその一人だ。渡部昇一氏は80歳を超えても暗記力に優れている。どうしてか。大学教授定年後、ラテン語を散歩しながら暗唱した、という。その年齢が60歳前後だ。初めは、異常にあくび回数が増えたという。脳が慣れないことをしたので、拒否したのだろう。しかし、回を追うごとに、あくび回数も減り、暗記時間が短くなったことを実感した。脳のMRIでスキョアンすると、脳細胞が増殖していることが明らかになった。
 自分は年だから、暗記はできない、と思う人は多い。しかし、人間、わずかの隙間時間は一日、かなりある。通勤途中は車を運転しない限り、歩いているはずだ。その歩く時間をスマホを見ながら暗記する。これはやってみて楽しいとわかった。小文字で醜いので、僕は小型のアイパッドを見ながら、暗唱する。何を暗唱するか。古典がほとんど。論語、孟子、詩経、陸游、佐藤一斎や英文ならキーツやホイットマンなどの詩の一文を暗唱する。
 
 あくる日もう一度、昨日覚えたのを歩きながら暗唱してみる。最初は時間がかかったが、何度もやるうちに、確かに手ごたえを感じた。短時間でできつつあると。これを脳が喜ぶということか、と身をもって実感した。暗記力は読書力にもつながるようだ。今までのスピードより速く読めるよになった。
 このスマホは無料で西洋の古典をインストールできる。写真機能もあるので、本の一文を写真にとって、歩きながら暗唱されることをお勧めする。