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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

GW超穴場の三島・沼津観光 (その1) ! 念願の『ワッフル城』へ

2024-04-30 10:27:54 | 日本の城、日本の寺

ゴールデンウィーク前半を利用して、前から行きたいと思っていた静岡県の山中城を訪れることに。山中城とは、芦ノ湖の南にある中世の山城だが、“障子堀”で有名な独特な城跡なのである。障子堀がワッフルにも似ており、勝手にワッフル城と呼んでいるが、このようなお城は全国でもここだけなので、かなり珍しい城遺跡である。

しかし、山中城はちょっと訪問しずらい城だと長年思っていたので、なかなか重い腰を上げられずにいたのだが、色々と調べているうちに、三島駅から車で20分くらいであることがわかり、今回三島を拠点に観光がてら山中城を訪れることにしたのだ。

JR三島駅は新幹線のこだまの停車駅。新横浜からなんと35分で到着してしまうので、下手に田園都市線に乗って東京都内に出るよりも近いくらいで思わず驚いてしまった。新幹線に乗る人は、基本のぞみとかひかりに乗ることが多いので、普段三島は素通りしてしまう駅だ。またこだまに乗っても、人気なのは熱海なので、三島までたどり着かないケースも多いのではないかと思われる。僕も正直もし山中城が無ければ、恐らく三島だけを観光するという発想がなかったと思う。しかし、今回訪れてみて、三島はなかなか魅力的な街であることがわかり、まさに“超穴場”とも言える、良いプチ観光が出来た。マンホーラーとしては三島のマンホールもしっかりチェック(笑)。

JR三島駅に9:20到着。そこから駅でレンタカーをして、一路山中城へ。箱根・芦ノ湖方面に向かって山道を走っていくと三島市内から約20分で山中城に到着。

障子堀のあるメインのエリアまでは駐車場から徒歩15分ほど。そんなに険しい道でもないので、割と気軽に登ることが出来るので、観光客にも優しいお城だ。

山中城は背景にあの富士山の絶景が見えるという、なかなか見事な景観!また障子堀は城跡としてはユニークで、初めている景色でとても刺激的であった。しかもこの時期、ツツジがキレイに咲いており、障子堀に彩りを添えていて、雄大な富士山をバックに何とも映える景色であった!

お約束なのは、山中城入り口の売店で山中城ワッフルを購入し、障子堀をバックに記念撮影すること。これはなかなか映える。ワッフル自体は普通の味のワッフルだと思うが、山中城を見て食べると何だか美味しさが増すような気がするから不思議である(笑)。

障子堀以外にも、たくさんの堀切や土塁があって、城跡として見事であった。

山中城を後にして次に向かった観光名所は、三島スカイウォーク。ここは日本一の吊り橋ということで、山中城同様、富士山の見事な景観が拝める絶景ポイント。吊り橋は全長400mで、人道橋としては日本最長。大勢の観光客が吊り橋を往復していたが、吊り橋なだけにかなり揺れる。しかも、足元は谷底が見えるのでちょっと怖い気もするが、景色に目を向けるとまさに絶景で、この日は天気も良かったので、まさに清々しい空中散歩となった。

吊り橋を渡った先には出店なども結構出ていて、ちょっとしたアスレチックなどもあり、家族連れで大いに賑わっていた。ここで“そらソフト”という、スカイウォークオリジナルの青く美しいシフトクリームを購入。僕はソフトクリームが大好きだが、見た目にも味も、なかなか素晴らしいソフトクリームであった。

スカイウォークでもう一つ三島名物として有名な”三島コロッケ“をゲット。ここに森のキッチンというレストランがあり、カレーコロッケが人気だが、三島コロッケを購入。味が浸み込んだじゃがいものコロッケは熱々で、かなり美味しかった。

その後三島市内に戻る途中、昭和レトロな外観で人気の“アサカ”という洋食屋さんでランチをとった。ここはかなり古い建物ながら、今となってはレトロフューチャーなデザインが逆に新鮮。内観もかなりレトロで、建築デザイン好きとしてはちょっと刺激的であった。山並みが良く見える大きな窓はまるで絵画のフレームみたいで素晴らしかった。この洋食屋さんの売りは、メンチカツのランチらしいのだが、ちょっとお腹の空き具合から、ナポリタンを注文。ナポリタンも僕の大好きな洋食屋さんメニューだが、ここのナポリタンはボリューム満点で、とても美味しかったので大満足であった。

三島市内観光、そして夜のディナーなどはこの後第2弾で~。


7年ぶりの鳥取旅行! Part 6: 白壁土蔵の町、倉吉市へ!

2024-03-15 11:29:29 | 日本の城、日本の寺

鳥取最終日の日曜日は、帰路につく前に足を伸ばして初めて倉吉まで行ってみることに。倉吉は鳥取駅から電車で30分南に位置する古き良き歴史漂う町だ。

倉吉は赤い瓦と白い漆喰壁が連なる美しい町並み。そんなに大きなエリアではないので数時間もあれば結構周れてしまうサイズ感なので、日曜日の午前中2時間くらい散策した。

町の中心エリアは白壁土蔵群と呼ばれる景観地区。ここには昔打吹城(うつぶきじょう)というお城が山の上に築城されていたらしく、この倉吉の町並みはまさに城下町だったエリアなのだ。

打吹城は、今は美しい池のある打吹公園となっており、わずかに土塁や二の丸などの遺構を残しているが、井戸の跡なども確認出来る。また小さな動物園コーナーもあって、ニホンザルなども飼われていたので、週末子供と公園で遊んで、おさるさんを見るにはとてもいい場所だ。

白壁土蔵群を散策したが、何とも魅力的な町並みだ。古い町屋建築が連なり、雑貨屋さん、土産物屋、レストラン、カフェなども幾つかあるので、町並みを楽しみながら、ふらふら散策するのが何とも楽しい。酒造やワインショップ、地ビール店などもあった。

途中豊田家という国登録の有形文化財として保存されている古い家屋が残っており、中を見学させて頂いた。江戸時代に呉服屋を営んでいたらしい。本当に今の家にはないような上質な木材などを使っており、丸窓や中庭の太鼓橋、そのデザイン性が本当に素晴らしいし、建築が好きな自分としてもその保存状態にも驚かされた。

そして、白壁土蔵群エリアの東端には大岳院というお寺があるのだが、ここはあの有名な『里見八犬伝』のモデルとなった里見安房守忠義公と8人の家臣のお墓があったので、ワンちゃん好きとしてはやはり立ち寄ってみたが、お墓の周りにはたくさんのワンちゃんの石像が飾られていた。

昔あんなに鳥取に出張していたのに、倉吉をじっくり観光したことが無かったので、今回初めて訪問出来たのは感慨深い。とても素敵な景観地区で、また一つ鳥取県の魅力を堪能することが出来た。

倉吉駅でこちらの”くらすけくん”というご当地ゆるキャラを発見し、可愛いトートバッグも記念に購入。なかなか可愛い~。そして倉吉駅でこちらの穴子寿司を購入して、そのまま大阪に向かう特急スーパーはくとに乗り込んだ。穴子寿司はかなり巨大で、切られていない寿司1本だったので、車内でカットしながら食べたが、とても美味しく、食べ応えのある穴子寿司であった。

これまでシリーズで6回鳥取旅行を取り上げてきたが、今回が最後となる。商店街、宿、陶芸、城、グルメ、そして倉吉と本当に様々な鳥取の魅力を楽しむことが出来た今回の鳥取旅行であったが、2泊3日とは思えないほど、内容の濃い、思い出深い旅となった。鳥取が本当に好きなので、また数年後にぜひ鳥取を訪れてみたいと思う。


7年ぶりの鳥取旅行! Part 4: 鳥取城と河原城!!

2024-03-14 13:28:41 | 日本の城、日本の寺

今回の鳥取旅行では、久々に鳥取城と河原城を訪れた。両方とも以前訪れたことのある城だが、城マニアとしてはやっぱり鳥取に来て、この2つの城を素通りは出来ないのである。

鳥取城は戦国時代、吉川経家の居城であったが、豊臣秀吉に攻められた城としても有名。前回2017年に訪れた際にもチラッと立ち寄ったのだが、当時時間があまりなく、門の入り口や堀を少し見ただけであったのが少し心残りとなっていたので、今回は鳥取城がある山の中腹まで登ることにチャレンジした。

鳥取城は鳥取駅から車で15分くらいの場所にあり、商店街をまっすぐに進んだ先にある太閤が平という山の麓にある。立派な水堀や石垣が多く残る。

また国の重要文化財である宮廷建築の洋館、仁風閣もある。しかし残念ながら2018年まで文化財修理工事の為閉館となっていたので、生憎中を見学することは出来なかった。

仁風閣の手前には城門が再建中で、これが完成すれば、また新たな観光スポットとして人気になることだろう。

生憎この日は天候が悪く、みぞれが入り混じる雨が降っていた。それでもとりあえず鳥取城に行こうとタクシーで向かったが、なんと鳥取城に到着したとたん、雨が止んだのだ。これはちょっとした奇跡である。また降るかもしれないので今がチャンスだと思い、門から入り少し登り始めてみた。鳥取城は山に築かれた山城で、山頂に石垣が残るものの、残念ながら天守は無い。しかし、麓の水堀や、多く残されている石垣はかなり見応えがある。途中の階段などはあの安土城を思わせる迫力で、見事な石垣が残っている。

二の丸まで上がっていくと、鳥取市内が一望出来て、眺めが実に素晴らしい!

二の丸を進んでいくと、有名な球面の石垣が目の前に現れる。これは石垣を補強する目的で作られているのだが、このような球面の石垣は国内でここ鳥取だけなので、城マニアの間では大興奮のスポットでもある。

土曜日の朝も生憎の雪模様だったが、タクシーで河原町に出かけた。鳥取市内からタクシーで約20分くらいの山間にあるのだが、ここ河原町は昔近くの川での鮎漁も盛んなことで有名で、また日本神話に登場する八上姫の女神伝説の舞台ともなっている神聖な場所でもある。また日本酒の蔵元や、前回紹介した鳥取地場の窯元も幾つかある場所としても有名だ。

この地の小さな丘の上に河原城が建ちそびえるのだが、歴史的には元々この地に丸山城という出城があったようで、今建っている河原城は地元民の寄付などを集めて6億円の総工費をかけて建てられた模擬天守。城自体には歴史的な価値は無いが、それでもなかなか見事な城として再建されたものだ。どの角度から見ても美しい天守である。

天守閣からは河原の山間や、遠く鳥取砂丘なども見渡せる絶景パノラマビュー。生憎の雪ではあったが、それがまた返って美しい鳥取の冬景色となって見応えがあった。ここから鳥取城が見えるということは、戦国時代当時出城としては絶好のロケーションであったと思われる。

これでまた久々に鳥取市の城を満喫することが出来た。やっぱりお城は何度訪れても面白い!

次回、鳥取旅行シリーズPart 5に続く・・・・。


念願の松山で、湯築城址へ!

2023-09-28 10:40:06 | 日本の城、日本の寺

愛媛の旅、4日目は松山へ。

日曜日の朝、弓削島からまた快速船に乗り、今治港に到着。今治港ではイベントをやっていて、さかなクンも来ていたようだ。普段は閑散としている港もかなりの賑わいを見せていた。

今治港で記念品を買おうと土産物屋を訪れたが、そこで可愛いバリィさんの砥部焼の置物を発見。幾つか種類があったのだが、この子が気に入ってしまい、購入することに。腹巻に船を忍ばせているバリィさん、そして愛媛の有名な砥部焼という究極のコラボということでとても良い旅の記念品となった。

また今治でどうしても今回買いたいものがあった。おじいちゃんとの思い出の中で、今治のお菓子である母恵夢(ポエム)という名菓と、もう一つは良く今治港で買ってもらっていた今治名物、“鶏卵饅頭”だ。昨年の訪問では買えなかったが、今回今治駅で売られているのを発見して今回ゲットすることが出来た。本当に一口サイズなので、バクバク食べられてしまう手軽さが良いのだ。

今治駅から再び特急しおかぜに乗って松山駅へ。松山は愛媛県を代表する街であり、四国の中でもかなりメジャーな都市である。昨年も訪れた際に松山城と道後温泉に立ち寄ったが、今年は昨年行けなかった、市内にあるもう一つの“城跡”を訪れた。その城跡とは“湯築城”という城である。中世の伊予国の守護であった河野氏が居城としていた城なので、戦国時代よりも古いお城だ。

現在は道後公園として市民に親しまれているが、まさに道後温泉のすぐ南側。上空から見ると良くわかるが、公園は外堀で囲まれており、内堀もあって、中央は小高い丘となっている。如何にも要塞といった雰囲気が漂う。遺構は多く残っていないものの、城を囲った外堀と土塁は良い状態で残っており、土塁の断面なども展示されているので見ることが出来る。また敷地内には資料館などもあって、係員が色々と歴史について解説してくれる。当時の庭園なども残っており、城跡であったことを偲ばせる。

その後道後温泉も立ち寄ったが、来年まで改修工事中で、建物全体が大きなテントで囲まれてしまっている。正面入り口から歴史的な建物を確認出来るが、テントがあるとイマイチ雰囲気が出ない。改修中も温泉は営業している。

道後もなかに立ち寄って少しお茶をしたが、ここでタルトのデザインとなっている椅子を発見(笑)。さすが松山である。更に市電に乗ってホテルに向かった際には、市電が“タルト電車“になっており、手すりもタルトのデザイン。なかなか徹底したご当地デザインとなっていて面白い。

松山での宿泊先は、CADEO HOTEL松山。松山市内の中心地である市電の大街道駅前にあるオシャレなホテルで、快適なホテルであった。13Fにあるフロントからは松山城が良く見える。そして露天風呂からは市内が一望できる抜群のロケーション。朝食のバイキングも鯛めしがあり、とても美味しかった。

翌日、松山空港から羽田へと戻り、今回母との4泊5日の良い親子旅になった。空港ではゆるキャラのみきゃんがお見送り。バリィさんのお出迎えと、みきゃんのお見送りとは豪華なフルアテンドである(笑)。みきゃんの横顔が結構可愛い。

今回かなり盛りだくさんな旅であった。人生の大きな節目の旅として今回自分にとっても特別な意味があったが、今治では103歳のおばあちゃんと叔父さんと再会し、念願のおじいちゃんのお墓参りが出来たのは感無量であった。また弓削では叔母さんのお参り、祖父母・先祖の墓参り、そして美しい島の景色を満喫することが出来た。更に松山では念願の湯築城と道後温泉エリア散策が出来たので、大満足である。

最後は機内から美しい富士山を拝むことが出来たが、またぜひ時間を見つけて里帰りしたい。


久々の城めぐり!分倍河原の高安寺城址!

2023-09-17 22:23:40 | 日本の城、日本の寺

今年のGWに名古屋地区の城見物に行って以来、久々の城跡を訪れた。今回分倍河原に住む友人と会うのが目的で、Z3に乗ってきなことドライブに出かけたのだが、実は分倍河原にも城跡があったことを教えて貰い、今回ちょっと立ち寄ってみることに。

今回訪れたのは、JR南武線分倍河原駅からすぐの場所にある高安寺城址。初めて訪れる城跡である。分倍河原にあるショッピングモールMINANOの駐車場の屋上階に車を停め、散歩しながら城跡を目指す。分倍河原駅からはまさに徒歩5分。ちょうど屋上からも見えるのだが、駅のそばに緑に囲まれたエリアがあり、如何にも城跡らしい雰囲気が漂っていた。

調べてみると、この高安寺城址は、あの新田義貞が北条泰家率いる鎌倉幕府軍を撃破した『分倍河原の合戦』で本陣を置いた城とのこと。その後戦国時代には、上杉氏や北条氏など関東における中心勢力が拠点として利用していたらしいのだ。多摩川沿いには多くの城跡があるが、まさに高安寺城も北の守りを固める好立地だったと思われ、そんな多摩川沿いの城の一つだったことが想像できる。

現在、城跡には高安寺というお寺の境内となっており、保育園なども建っているが、どうやら大きな遺構はあまりないようだ。しかし、訪れてみると、まさにこのエリア全体が少し高くなっており、緑に覆われたエリアになっている点で如何にも城跡らしき佇まいで、気分が思わず盛り上がってしまった。

フェンスで覆われているものの、良く見てみると、高台になっているのは土塁に囲まれているからだということに気が付く。木々の合間から、少しだけ土塁らしきエリアも垣間見れる。これは立派な遺構である。

弁慶の井戸と呼ばれる井戸が残っていたのは収穫であった。

そして、城跡の敷地内ではないが、分倍河原駅前のバスロータリーには、馬に乗った新田義貞の立派な銅像が建っていた。

多摩川を超えた東京都側は、まだまだたくさんの城跡がありそうだ。自宅からも車で30分程度と意外に近いので、これから秋の季節、またきなこ一緒と色々な城跡めぐりに繰り出したい。