付加価値の探求と自己満足の追求
2012年4月1日(日)に開催予定のVRMオフ2012@大阪のキーワードは「付加価値の探求と自己満足の追求」にしたいと思います。その真意について今日はお話できればと思いますが、オフ開催日が刻々と迫る時期でもありますので、ヘビーな話題は避けつつ、オフ参加を予定している方々にオフ会を150%楽しんで頂くためにちょっとした提案をしてみたいと思います。
1. 付加価値の探求
付加価値の探求とは、ぶっちゃけた話、オフそのものを盛り上げて行こうという話(これはこれで大事だけど)ではなくて、オフ参加によって得られる付加価値を見つけて欲しいなということから、これをキーワードに選んでみました。オフ会自体はVRMユーザーがたくさん集まって遊ぶ?わけですから放っておいても勝手に盛り上がりますよ!。前回の名古屋の時にそう確信しましたw。オフ会自体を目的にしてしまうと、当日、会場に向かう足取りが重くなってしまいかねないので、これは気にしなくて良いです。参加される方々が安心して交流できる環境はしっかり提供させて頂きますから、気楽に普段着のスタンスで大阪に来て下さい。
ヘビーな話は避けつつ…と、冒頭に書いたのですが、一点だけ、押さえておきたい事柄があるので明記しておきます。オフ会自体を目的にしないって事なんです。これは、カテゴリーを問わず、「雨後の筍」の如く乱立したネットコミュニティーの中でよくある話なんですが、どんなコミュニティーサークルでもオフ会は付いて回るものです。それ自体は自然の流れなので問題ないですし、普段ネット上での付き合いしかない人達がダイレクトミートって言うのかな?。直接会って顔を見ながら交流したいと思うのは極々普通の流れです。だけど、そのオフ会って結構クセモノというか、VRMオフ自体にも言えることだけど、初回が成功裏に終わると、その次、そのまた次と、続編を求める声が必ず上がります。
ちょっとした喩え話として、同窓会がありますね。学生時代の同窓が何十年振りかで再会して大盛り上がり!。「ようし、今度から定期的にやろうじゃないか!」って声は必ず上がります。酔った席上でのことですから、半ばなし崩し的に話は纏まって、幹事が選出されて、同窓会が独り歩きを始めます。こうなると、どっちが主役なのか、意外にも本来主役であるはずの人間が同窓会という魔物に振り回されるようになってしまいます。幹事は日常のルーチンワークをこなしつつも同窓会に向けて奔走することになってしまって、気が付けば、もう今回だけで勘弁してくれってことになってしまいますw(俺は問題ないけどね。今のところww)。参加するだけのはずの友人たちも、同窓会当日前後、もしくは同日に、あるいは両方に断れない仕事が入って、スケジュールが立て込んで最悪ダブルブッキングとかまで出てしまう始末。で、楽しみにしていたはずが急に億劫になってくるっていう展開はよくあることです。会場に向かって自宅を出る段になって突然魔が刺して、行くのが嫌になってしまう。これは本当に本末転倒です。でも、大体似たような流れで、オフ会も同窓会も収束していく方向に向かいます。これは一つのパターンなのであって、我々もそういった負の連鎖に必ずハマってしまう、という話では無いですよ。ただ、オフ会自体を目的にしてしまうと遅かれ早かれ似たような展開になってしまうことは間違いないでしょう。ゴメンねー、ホンマに。くだらない話ですね。で、VRMオフに関しては、続ける事自体に意義があるって言い出したのは…。
私ですから、切腹!!!。
何というか、「継続こそ力なり」って諺もある訳ですから、やっぱ続けていく事自体には非常に意味があると感じるところです。ただ、それを実現するためには相当なエネルギーが必要だなと。これはみんなに一つの意識として持っておいて欲しいんだけど、やっぱオフ会自体を目的にしない方が良いかなーってことなんですヨ。じゃ、何が目的なんだ!、ってことですよね。そこで先述の付加価値ってヤツです。これを明確にしておけば負の連鎖にハマらなくて済みます。何でも良いんですよ、何を付加価値にするかは。自分にとって普遍的な目的というか、目標みたいなものが設定できれば、多少疲れていても体が勝手に動きます。せっかくのVRMオフなのでVRMに関する付加価値を見つけることが出来れば言うことなしですね。現状のネットVRM界隈で活躍している著名なユーザーの持つポテンシャルを利用する、というと語弊があるかもですが、自分一人では実現が難しい、でも、ネットVRMユーザーが力を合わせれば実現できるかもしれない目標ってのは必ず存在するわけですから、この辺りにターゲットすると、良い妙案が浮かぶかもです。ココまで書いておきながら失礼この上ないのですが、実は私もこの辺りが明確になってなかったりしますw。というか、私のベクトルがちょっとズレてるというか、ココでも書いてますが、ネットVRM界隈は自分を試す為のコミュニティーとして据えていて、オフ会を進めていく中で、自分が果たせる役割はどういったものなのか、そしてそれを全うすることは可能なのかどうか、なんてことを考えつつ、最終的にはVRM界隈で自分自身がちゃんとその存在を誇示できているかってことに帰着するという何とも痛々しい所に辿り着くんだけど、どうも困ったもんですw。他にもVRMを使って自分を表現するって事もあるんだけど、これは最近破綻しつつあります。だって、キャラクターが被り過ぎてて、埋もれつつありますから。蒸機が主役を張ってるレイアウトをこれからも作り続けていきたいと考えてますけど、似たようなレイアウトを作ってる人はたくさん居ますからw。D51がついにモデル化されて
「俺のターン!!」
と、誇大広告を打つべきところが、なんか、俺目立ってないぜ(泣…みたいなww。だからC57に逃げたのか、なるほど…というオチだったりして悲しすぎますねw。
2. 自己満足の追求
つづいて自己満足の追求ってことですが、これは、上述の内容とも通ずるところがあるのですが、自分にとってオフ会とは何なのかという点に付いて今一度考えて欲しいなと。
・自分がオフ会に参加することによって何が実現されるのか?。
・自分がオフ会に参加することによってどういった効果がもたらされるのか?。
何が実現されるのかという点ですが、これは、例えば…
・どういった人間か知ってもらえる
・顔を覚えてもらえる
・このBlogのVRMユーザー紳士録に出演できるw。
・はやぶさを殺すことが出来るww。
まー、何でも良いんですけど、VRM自体はオフ会に参加する手段です。なので、自己満足、自分の欲求を満たす何かを別に求めてもらいたいなと。
例えば、VRMで作ったレイアウトのファイルを会場に持ち込んで、みんなの前でその作品に付いてプレゼンします。で、そのことによって何が実現されるのかって事ですね。
自分はVRMに関してのスキルが相当高いと認識してもらえる≒界隈から向けられる目線が変わる。
こんな内容でも良いですよ。それが自分の目指しているものと合致するのであれば。いや、界隈でもっと目立ちたい。注目されたい。ビッグネームになりたいと考えてる方には最も手っ取り早い方法が上述の方法かもしれません。これが上手く行って、非常に強烈な印象を残すことが出来れば、また、他のユーザーが話さずには居られないほどの成果が発揮できれば、オフ会終了後、参加したユーザーが勝手にweb上で持ち上げてくれますから。「アイツは凄かった」ってね。前回の名古屋の時にこの方法に近い方法で印象深い成果を上げたのは櫻隼氏でした。彼はレイコン大賞受賞者として既に有名になっていますが、改めてその実力を知る、また、知らしめるいい機会だったと言えます。参加したユーザーは私も含めみんなショックを受けてましたからw。
VRMをネタに別の切り口で自分の論考をアッピールする。
自分の能力を試せる≒社会人としての下準備が出来る。
自分が何を考えているのか知ってもらえる≒同調論者を味方に付けれる≒以後のネット活動に弾みが付く。
こういう切り口でも良いかも知れません。前回のオフでは、これで成果を上げたのは沖ノ鳥島氏とAKAGI氏です。彼らはVRMをネタにしつつ、自分の持っている論考をレポートやスライドを用いて発表することによって、その持つ威力を十分に発揮できていたと考えます。少なくとも私の中では、このお二人は社会の中で十二分な成果を目に見える形で残せる能力があると認識させましたから。これも大きいですよ。VRMを基盤にした新たなプロジェクトを興そうという事になった場合、それが、私が万が一主導するプロジェクトになった場合、真っ先に声がかかるでしょうことは間違いないです。私一人の能力なんて高々知れてます。しかし、それは大した問題ではなく、ワンマンのプロジェクトならいざ知らず、しかし、複数の人間が集まって何かのプロジェクト興す場合、率先的に自分の能力を発揮できる人間が必要になります。こういった観点でお二人は非常に有能です。宜しくお願いします(何がやねんw)。そう、プロジェクトとなれば「起こす」なんて「みみっちい」志ではなく、国を「興す」くらい大きな気概で行きましょうw。
ゆきもよ氏も頑張っていましたね。彼は自分で「場の空気を読めない」と謙遜していましたが、これも、自分が持つ牽引力を発揮するという話となれば、「場の空気」なんて読んでる場合じゃないってことも多々ありますね。彼は、オフ会のホスト補佐として、どちらかと言うと、場の空気を読みすぎて流されやすい私をよくよく補佐しつつ進行して下さいました。これも私が彼の能力を知る上で非常に好ましい自己主張だったと思います。今回も頼みます(だから何が!?www)。
さ、そして、どういった効果がもたらされるのか?という点ですが…。
自分が考えている事がオフで実現されるとどんな効果があるのか?ということになるのですが…。
VRMに対するスキルが高いと認識される≒PCに対するスキルも高い。
これは一つの例ですが、これによって、例えばスクリプトの分野で一歩抜きん出た成果を上げることが出来る、ということがありますよね。それが元でアイマジックから声が掛かって将来ヘルプデスク的な役割を任せてもらえるかも知れない、という効果がもたらされるかも知れない。これはあくまでも予測ですが、あながちありえない話でもない。これによって自分にも自信が付くし、確固たる活躍の場を確保することも可能です。プラス思考で、ポジティブに物事を考えて組み立てると、どんどん有利な方向へ働いていく。これを念頭においておけば、決して損することはないと考えます。もちろん自分に課せられる仕事と責任はそれ相応に持たされますが、それこそ「男の甲斐性」でしょう。喜んで受けたいところです。他にも色々とあると思います。
オフ会で何か事を起こす。その結果、どんな効果があるのか。
これが大事です。是非是非、オフ会は自分を試す場だと考えて、臨んでもらえたら良いのかな、との考えから色々と展開させて頂きました。せっかく遠いところを出かけてくるのだから、なにか手応えを感じて帰ってほしいなと。ただ単に、みんなとダベって終わりでは、ま、それはそれで楽しいと思いますが、結果として徒労に終わりかねないし、次を望む声も小さくなってしまい兼ねないし、面白く無いと思うんだなw。と言うことで、オフ会だからこそ試せる事を是非やってもらいたいなと。レイアウトファイルを持ち込んでプレゼンするだけでも十分です。ただし、そこに、自分がスピーカーとして何をアピールするかということが大事です。で、それを円滑に進めるべく、簡単なレジュメを用意するのは非常に効果的です。プレゼンを始める前に、みんなに参考資料としてレジュメを配ってから始める。これをやるのとやらないのとでは大きな差が出ます。箇条書きでも良いですよ。自分が発表するレイアウトの特に注目して欲しい場所や、組み込んだスクリプトや音源、テクスチャーなんかをレジュメに纏めておけばプレゼンする時に大きな効果を発揮します。レイアウトのプレゼンについては、週末に私がUSTを使って簡単にやってみたいと思いますので参考になれば幸いです。レポートと言ってしまうと小難しく考えてしまうので、もっと軽く捉えてもらって、また、何の因果かVRMコンペ2012の締め切りがオフ会の翌日ということになっていますんで、みなさん、多忙を極めている時期でもあるでしょうから、少し時間の空いた時にでも、ちょいちょいっとレジュメを用意して頂けたら良いかなー、なんてw。
あ、それと、今回はじめて参加されるユーザーの方、前回の名古屋オフで使ったレジュメの回答を頂けたら、もれなくこのBlogで紳士録として面白おかしく取り上げられますのでよろしくですw。
前回参加された方々には新たなネタを今週末までに用意します。答える答えないは自由です。あと1週間あります。ちょっと時間を作って頂いて、考えて頂いて、4月1日に持参して頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
参考資料 ghost@VRM入道 「自発的自己目的化を誘発するユーザーがVRMを盛り上げる」
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