野郎カレー部 Vol.13
田園都市線・青葉台の駅を降り、丘の上へと続く道を上ってゆく。
造成中の宅地と畏怖を感じる400世帯超のメガマンションを脇目に、さらに坂を上がろう。
東急線沿線らしいプチブル以外のレンジの人間を排斥するかのような様式の住宅街にさしかかりはじめた丘の中腹に一軒のカレー屋が見えてくる。
気さくで温かいママが一人で切り盛りするカウンターだけの小さな店。
2008年1月18日夜――
ここで友人とママの素敵な邂逅があり、俺はほろほろとしながらプリプリのシーフードカレーに舌鼓を打った。