武田鉄矢さんの『ファミリーヒストリー』を観た。
武田鉄矢さんのお母さんのイクさんは熊本の豪農の家に生まれたのですが、
お父さんの放蕩で家は没落、お母さんと離婚し、
イクさんは8歳で博多の親戚に養女に出され、
12歳の時には阿蘇の洋裁店に奉公に出されます。
12歳で仕事場の掃除をしたり、従業員の衣類の洗濯をしたり、
大変だったと思います。
そこでミシンと出会い、裁縫の技術を身につけるんですね。
その後、博多に戻って結婚するのですが、
イクさんは朝から晩まで働いて、お子さんたちを学校に進学させるんです。
貧乏しても子どもを養子に出したりしないって、
学校に自分が行けなかった分子どもたちには充分な教育は受けさせたいって、
そういうイクさんの気持ちを思うと涙が出ました。
イクさん、いろんな所で講演会をしてるんですね。
普通のお母さんだったらあんなにトークは上手くないと思うのですが、
イクさん、上手なんです。
鉄矢さんのお父さんは歌が上手かったそうなので、
歌の上手いのはお父さん、トークが上手いのはお母さんの血なのかな。
お母さんは武田さんが黄色いハンカチに出るまで大学の学費を払い続けたそうです。
武田鉄矢さんの人生も波乱万丈ですが、
お母さんイクさんの人生も波乱万丈だったんですね。
イクさんの講演、一度でいいから聴きたかったな。
イクさんの人生、朝ドラにして欲しいな。
私も拝見しました。
時代的なこともあったのでしょうが、イクさんすごい生き方ですね。感動しました。
それにしても、男はダメですね。
放蕩お父様、お金を家に入れないご主人、、、、
よくまあ辛抱して子どもたちを育てあげたと思います。
今の時代だと即離婚かもしれませんね。
凄い人ですね。