3月27日(日)
曇天の中、大会二日目1部各試合と、2部決勝戦、3位決定戦が行われた。
ブルーファイターズの試合はこの日の最終試合2部決勝戦 対ぱーまんず戦。
我々のメンバーは先週と多少入れ替えがありほぼベストメンバーと言える。
朝7時に準備のために俺とアミーゴ集合。
だがその時点ですでに大先輩方は作業を開始していたのではかどった。
お年寄りは朝が早い。
決勝戦は12時過ぎの予定。
それまで集まったメンバーで軽く練習。
俺と監督、アングラは投球練習を中心。
アングラはコントロールがよくなっていた。
もともとスピードボールなのでこれが決まれば簡単には打たれまい。
ただ、心配なこともあるにはあるが。
俺も久々に本格的に練習してみたが、肩の痛みはほとんどない。
膝のほうは・・・・まあ、それなりに痛いけどなんとかなりそう。
アミーゴも練習したけどこれもなかなか良かった。
状況によっては登板ありそう。
監督は・・・・いつもどおり。
アングラのボールがかなり良かったので監督に俺が進言。
「アングラでいきましょう。」
監督、少し考えたが「いってみようか。」
2部の3位決定戦が終わり、いよいよ決勝。
ブルーファイターズ先攻で試合開始。
ぱーまんずは守備が堅い。
フライを上げたらまず取られる。
内野のゴロは確実にさばく。
なかなか点は取れない。
初回は0点に終わった。
ただ、相手ピッチャーぐっさんのボールはコントロールが良く、慣れれば打ちやすい速度。
このあと攻め込むチャンスはやってくるぞ。
裏 BFの守備。
ピッチャー アングラ
キャッチャー オヤマンダ
ファースト ヨッシー
セカンド アニキ
サード モロミザト
ショート アミーゴ
レフト オオタコ
センター レンズマン改めメガネ
ライト 亀さん
記録員 パワー
控えに 監督と俺
5球の練習投球を終え試合再開
一人目のバッターに投げ始めたアングラ。
最初はやっぱりボールに勢いがなくストライクも入りにくい。
その間、主審が何かぶつぶつ言っている。
一人目をフォアボールで出し(たと思ったけどよく覚えてない)二人目に投げ始めたら
「タイム!」
主審がコールし、一塁塁審と何か話している。
やっぱり言われたか。
実は、練習中からアングラの投球フォームに問題がある事には気づいていた。
ただ直前では直せないので、「違反投球になるかもしれないから気をつけて。」と伝えた。
まあ、それで直るものではないから、覚悟はしていたけど、早かったな。
審判から注意を受けその後投げたが変わらないので交代することに。
相手2番バッターフォアボールで出塁した時点で正式に審判から違反投球になると言われ監督がピッチャー交代を告げた。
アングラには申し訳ないことをした。
今後、しっかりフォーム矯正をしてまた活躍してもらおう。
リリーフしてマウンドに上がったのは俺。
久々の実戦だ。
今回投げることになったらこうしよう、と考えていたことがある。
まず、マウンド。
いつもプレートの扱いに悩むので、今回はしっかりほじくれた穴を埋め、平らな状態に直してから足の位置を決める。
これはばっちり功を奏した。
今までよりぜんぜん投げやすい。
次に相手打者に対する作戦。
ぱーまんずには強打者が2人いる。
この2人にはどこに投げても何を投げても打たれるのはわかっている。
チェンジアップで打ち取ろうとしても、相手はじっくりボールを待てるので狙って打たれる。
だから、速球で押す。
たとえ打たれても力で詰まらせる。
被害を最小限に抑えたい作戦。
今の俺にはこれが精一杯。
ただ、今日のチェンジアップはかなり調子いい。
他のバッターには積極的に混ぜていく。
そのことはキャッチャーオヤマンダにも伝えてある。
緊急登板だけど逆にリラックスして投げることができた。
チョコチョコ打たれたけど、この回失点を2点で抑えることができた。
ピンチを脱して気分を良くしたBFは、2回の表いきなり爆発。
なんだかんだで4点取った。
2回裏もピンチを迎えるが1点に抑え、さらに調子付くBFだが3回表は無得点。
だがチャンスを信じ、その裏を守りきる。
相手Pぐっさんも今日は調子いい。
予想では序盤乱れたところを立ち直る前に得点するはずだったんだけど乱れるどころかメチャクチャコントロールがいい。
だが、彼はスタミナに不安がある。
調子良くても悪くても後半には必ずバテて球速も落ちてくる。
それを待つ。
4回、なんとか1点追加したBF、その裏も0点に抑え時間的に最終回の5回へ。
流れはこっちにある。
リードはしているが、気持ちを引き締めていこう!と声を出し合って最後の攻撃へ。
途中からショートアミーゴに代わって、アングラがリエンターしている。
そのアングラのホームランもあってとどめとばかりに4点を追加した。
5回の裏、これを守りきって優勝だっ!
気合を入れて守備に散るBFナイン。
俺も気負いはなく、終始リラックスして投げられている。
が・・・
ここで初めてのフォアボール。
リラックスしすぎたか。
ずっと試合中、乃木坂46の「太陽ノック」を口ずさんでいた。
そのフォアボールをきっかけに何かが狂い始めた。
ピッチングそのものはそれほど変わらずその後もストライクは取れているが、どうということのないゴロをエラーしたり送球が乱れたり、細かいミスでランナーを貯められた。
大丈夫。6点差ある。
最後の守備につく前に監督がこう声を掛けたとき、俺が
「ええ~、でも8点差を逆転されてこともあったしなぁ・・・・」
と冗談交じりに言った事を思い出した。
それでもランナーも気にならず落ち着いてピッチングできていた。
なかなかアウトが取れず、こつこつ得点されはしたがまだリードしていた。
大きな当たりはほとんどない。
が、悲劇が。
そこから先のことは良く覚えていない。
正直何があったのかわからなかった。
かすかな記憶やその後のみんなの証言をあわせてみると、
三遊間あたりのなんでもないフライをサードが取りにいきその時点で主審がインフィールドフライを宣言
ところがそのフライを落球。
そのボールを拾い損ないながらファーストへ送球するも、ボールが逸れ、その後も何がなんだかわからないうちにぱーまんずランナーが次々ホームへ走りこんでくる。
そしてこうなった。
サヨナラ負け。
え?負けたの?サヨナラ?なんで?
ホントにわけわからなかった・・・・
最後の枠に「7」と書き加えられたスコアボードを見ながら呆然と立ち尽くしていたのは覚えている。
ぱーまんずの大喜びする声が耳に響いてきて我にかえった。
ああ、負けたんだ。
すると俺の後ろで主審とうちのメンバー達がなにやら話している。
先のインフィールドフライの宣言後のプレイについて納得いかないことがあるらしい。
内容的には良くわからないが、インプレーになるかならないかの確認をしていた。
まあ、しかたないよ。
結果は結果。
当然、判定も結果も覆ることはなく、試合終了。
この試合、俺はすごく楽しかった。
すごく楽しくて、すごく悔しかった。
今までの試合で負け試合はいくつもあるけど、こんなに悔しい試合は初めてだ。
もちろん、みんなも悔しがってた。
でも、いい試合だったとも言っていた。
打ったし守った。
こういう試合を勝ち切る力をつけなくちゃいけないんだ、とも思った。
反省点はいろいろあるが、好プレーも飛び出している。
警戒していた相手猛打者にレフトにいいアタリをされ、抜けるかと思ったのをオオタコが決死のダッシュでキャッチ。あれが抜けていたらとっくに負けていたかもしれない。
ピッチャーとしては苦い経験になってしまったアングラも、その後のショートの守備でライナー性のきわどいアタリをファインプレーでキャッチ。これもチームに力を与えた。
さらに、悔しさをバットに込めて打ったホームラン。
俺も、三振を取れたり、チェンジアップが見事に決まったり、最初の作戦通り、力で押して相手打球を詰まらせることもできた。
ホントにいい試合だった。
相手ぱーまんずからも試合後「いい試合だったよぉ!」と声を掛けてくれた。
それは、決して自分たちが勝ったからではなく、ホントにそう思ってくれてるんだと感じた。
その後、少人数ではあったけど軽く打ち上げをしたときも、愚痴をこぼすよりも、良かった点やこれからこうなりたい、こうしたい、という前向きな話で盛り上がった。
今日の敗戦はブルーファイターズをまたひとつ、成長させたはずだ。
とにかく、練習が大事、ってことだよ。モロミザト。
また今週末から練習だ!
そして、5月市民大会、連盟大会、6月東葛親善大会と続くぞ!
曇天の中、大会二日目1部各試合と、2部決勝戦、3位決定戦が行われた。
ブルーファイターズの試合はこの日の最終試合2部決勝戦 対ぱーまんず戦。
我々のメンバーは先週と多少入れ替えがありほぼベストメンバーと言える。
朝7時に準備のために俺とアミーゴ集合。
だがその時点ですでに大先輩方は作業を開始していたのではかどった。
お年寄りは朝が早い。
決勝戦は12時過ぎの予定。
それまで集まったメンバーで軽く練習。
俺と監督、アングラは投球練習を中心。
アングラはコントロールがよくなっていた。
もともとスピードボールなのでこれが決まれば簡単には打たれまい。
ただ、心配なこともあるにはあるが。
俺も久々に本格的に練習してみたが、肩の痛みはほとんどない。
膝のほうは・・・・まあ、それなりに痛いけどなんとかなりそう。
アミーゴも練習したけどこれもなかなか良かった。
状況によっては登板ありそう。
監督は・・・・いつもどおり。
アングラのボールがかなり良かったので監督に俺が進言。
「アングラでいきましょう。」
監督、少し考えたが「いってみようか。」
2部の3位決定戦が終わり、いよいよ決勝。
ブルーファイターズ先攻で試合開始。
ぱーまんずは守備が堅い。
フライを上げたらまず取られる。
内野のゴロは確実にさばく。
なかなか点は取れない。
初回は0点に終わった。
ただ、相手ピッチャーぐっさんのボールはコントロールが良く、慣れれば打ちやすい速度。
このあと攻め込むチャンスはやってくるぞ。
裏 BFの守備。
ピッチャー アングラ
キャッチャー オヤマンダ
ファースト ヨッシー
セカンド アニキ
サード モロミザト
ショート アミーゴ
レフト オオタコ
センター レンズマン改めメガネ
ライト 亀さん
記録員 パワー
控えに 監督と俺
5球の練習投球を終え試合再開
一人目のバッターに投げ始めたアングラ。
最初はやっぱりボールに勢いがなくストライクも入りにくい。
その間、主審が何かぶつぶつ言っている。
一人目をフォアボールで出し(たと思ったけどよく覚えてない)二人目に投げ始めたら
「タイム!」
主審がコールし、一塁塁審と何か話している。
やっぱり言われたか。
実は、練習中からアングラの投球フォームに問題がある事には気づいていた。
ただ直前では直せないので、「違反投球になるかもしれないから気をつけて。」と伝えた。
まあ、それで直るものではないから、覚悟はしていたけど、早かったな。
審判から注意を受けその後投げたが変わらないので交代することに。
相手2番バッターフォアボールで出塁した時点で正式に審判から違反投球になると言われ監督がピッチャー交代を告げた。
アングラには申し訳ないことをした。
今後、しっかりフォーム矯正をしてまた活躍してもらおう。
リリーフしてマウンドに上がったのは俺。
久々の実戦だ。
今回投げることになったらこうしよう、と考えていたことがある。
まず、マウンド。
いつもプレートの扱いに悩むので、今回はしっかりほじくれた穴を埋め、平らな状態に直してから足の位置を決める。
これはばっちり功を奏した。
今までよりぜんぜん投げやすい。
次に相手打者に対する作戦。
ぱーまんずには強打者が2人いる。
この2人にはどこに投げても何を投げても打たれるのはわかっている。
チェンジアップで打ち取ろうとしても、相手はじっくりボールを待てるので狙って打たれる。
だから、速球で押す。
たとえ打たれても力で詰まらせる。
被害を最小限に抑えたい作戦。
今の俺にはこれが精一杯。
ただ、今日のチェンジアップはかなり調子いい。
他のバッターには積極的に混ぜていく。
そのことはキャッチャーオヤマンダにも伝えてある。
緊急登板だけど逆にリラックスして投げることができた。
チョコチョコ打たれたけど、この回失点を2点で抑えることができた。
ピンチを脱して気分を良くしたBFは、2回の表いきなり爆発。
なんだかんだで4点取った。
2回裏もピンチを迎えるが1点に抑え、さらに調子付くBFだが3回表は無得点。
だがチャンスを信じ、その裏を守りきる。
相手Pぐっさんも今日は調子いい。
予想では序盤乱れたところを立ち直る前に得点するはずだったんだけど乱れるどころかメチャクチャコントロールがいい。
だが、彼はスタミナに不安がある。
調子良くても悪くても後半には必ずバテて球速も落ちてくる。
それを待つ。
4回、なんとか1点追加したBF、その裏も0点に抑え時間的に最終回の5回へ。
流れはこっちにある。
リードはしているが、気持ちを引き締めていこう!と声を出し合って最後の攻撃へ。
途中からショートアミーゴに代わって、アングラがリエンターしている。
そのアングラのホームランもあってとどめとばかりに4点を追加した。
5回の裏、これを守りきって優勝だっ!
気合を入れて守備に散るBFナイン。
俺も気負いはなく、終始リラックスして投げられている。
が・・・
ここで初めてのフォアボール。
リラックスしすぎたか。
ずっと試合中、乃木坂46の「太陽ノック」を口ずさんでいた。
そのフォアボールをきっかけに何かが狂い始めた。
ピッチングそのものはそれほど変わらずその後もストライクは取れているが、どうということのないゴロをエラーしたり送球が乱れたり、細かいミスでランナーを貯められた。
大丈夫。6点差ある。
最後の守備につく前に監督がこう声を掛けたとき、俺が
「ええ~、でも8点差を逆転されてこともあったしなぁ・・・・」
と冗談交じりに言った事を思い出した。
それでもランナーも気にならず落ち着いてピッチングできていた。
なかなかアウトが取れず、こつこつ得点されはしたがまだリードしていた。
大きな当たりはほとんどない。
が、悲劇が。
そこから先のことは良く覚えていない。
正直何があったのかわからなかった。
かすかな記憶やその後のみんなの証言をあわせてみると、
三遊間あたりのなんでもないフライをサードが取りにいきその時点で主審がインフィールドフライを宣言
ところがそのフライを落球。
そのボールを拾い損ないながらファーストへ送球するも、ボールが逸れ、その後も何がなんだかわからないうちにぱーまんずランナーが次々ホームへ走りこんでくる。
そしてこうなった。
サヨナラ負け。
え?負けたの?サヨナラ?なんで?
ホントにわけわからなかった・・・・
最後の枠に「7」と書き加えられたスコアボードを見ながら呆然と立ち尽くしていたのは覚えている。
ぱーまんずの大喜びする声が耳に響いてきて我にかえった。
ああ、負けたんだ。
すると俺の後ろで主審とうちのメンバー達がなにやら話している。
先のインフィールドフライの宣言後のプレイについて納得いかないことがあるらしい。
内容的には良くわからないが、インプレーになるかならないかの確認をしていた。
まあ、しかたないよ。
結果は結果。
当然、判定も結果も覆ることはなく、試合終了。
この試合、俺はすごく楽しかった。
すごく楽しくて、すごく悔しかった。
今までの試合で負け試合はいくつもあるけど、こんなに悔しい試合は初めてだ。
もちろん、みんなも悔しがってた。
でも、いい試合だったとも言っていた。
打ったし守った。
こういう試合を勝ち切る力をつけなくちゃいけないんだ、とも思った。
反省点はいろいろあるが、好プレーも飛び出している。
警戒していた相手猛打者にレフトにいいアタリをされ、抜けるかと思ったのをオオタコが決死のダッシュでキャッチ。あれが抜けていたらとっくに負けていたかもしれない。
ピッチャーとしては苦い経験になってしまったアングラも、その後のショートの守備でライナー性のきわどいアタリをファインプレーでキャッチ。これもチームに力を与えた。
さらに、悔しさをバットに込めて打ったホームラン。
俺も、三振を取れたり、チェンジアップが見事に決まったり、最初の作戦通り、力で押して相手打球を詰まらせることもできた。
ホントにいい試合だった。
相手ぱーまんずからも試合後「いい試合だったよぉ!」と声を掛けてくれた。
それは、決して自分たちが勝ったからではなく、ホントにそう思ってくれてるんだと感じた。
その後、少人数ではあったけど軽く打ち上げをしたときも、愚痴をこぼすよりも、良かった点やこれからこうなりたい、こうしたい、という前向きな話で盛り上がった。
今日の敗戦はブルーファイターズをまたひとつ、成長させたはずだ。
とにかく、練習が大事、ってことだよ。モロミザト。
また今週末から練習だ!
そして、5月市民大会、連盟大会、6月東葛親善大会と続くぞ!