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ウクライナだっ!

2014-03-06 | 真実



<3分で解るウクライナ情勢>

①支持層
西側が「親欧米派」、東側が「親ロシア派」。



②地勢
ウクライナは世界三大肥沃土と呼ばれる土地。
西側は旧チェルノブイリ原発。
東側は、黒海油田など地下資源が豊富。東部クリミア半島には旧ソ連時代からの流れでロシア軍の大規模な軍事施設がある。
また、ロシアの首都モスクワまで500km。何も遮るものがない平坦な大地が続いている。


③歴史
西側はもともとのウクライナ人が多く、旧ソ連時代の計画的飢餓「ホロドモール」により、実に国民の1/4が死亡したという経験を持つ。
東側は多くのロシア人が流入している。


④政治
・2004年、大統領選挙で親ロシア派のヤヌーコヴィチ氏が当選。
・反対陣営のユシチェンコ側(親欧米派)が選挙で不正があったと糾弾。首都キエフを中心に大規模なデモが起こる(オレンジ革命)。
・欧米諸国の圧力もあり再選挙が行われ、親欧米派のユシチェンコ氏が僅差で当選。今度はヤヌーコヴィチ陣営が不正を最高裁に提訴したが、ユシチェンコ派による政府施設

の封鎖が起こり、提訴は却下。2005年、ユシチェンコ氏が大統領に就任。
なお、この選挙ではアメリカの政治団体による資金援助が公然と行われており、欧米勢力の干渉による結果だったという分析もある。
・2010年、急激な財政悪化などを背景に、ヤヌーコヴィチ大統領(親ロシア派)が当選。


⑤経済
ロシアは、旧ソ連時代の連邦下にあった国々にロシア産ガスを市場価格の1/5で供給していた。
2005年にユシチェンコ氏(欧米派)政権を取るが何らかの陰謀が噂される「毒薬」の治療の為入院、女性首相のティモシェンコ氏が全権を握る事になる。実権を握ったティモシェンコ氏はEU諸国への無秩序なガスの市場開放製作を執る。これに反発したロシア政府は、ウクライナに国際相場での取引条件を要求。パイプラインのガス圧を下げるなどの実力行使を行った。価格も国際相場との中間値で取引する事になり、ウクライナ経済は急速に悪化した。


⑥ティモシェンコ氏
美貌、金、権力を持つ女性と言われる。ガスの女王とも呼ばれる。
「違法なビデオ」で財をなし、その後、エネルギー独占販売権を得て、UESUを設立。UESUはロシアからエネルギーを自分の工場にのみに独占供給し、暴利を取って他の国内企業に転売。
2004年の大統領選挙では、ユシチェンコ氏にぴったりと寄り添いマスコミや学生デモの資金源となった。
2010年、ガス契約に関する職権乱用及び殺人罪などで逮捕投獄されるも、2014年2月の政変により、ティモシェンコ氏が有利になる法律が制定され釈放。


⑦新政府
ティモシェンコ氏が率いる「祖国」と、核兵器製造や反ユダヤ・白人至上主義を掲げる「自由」によるクーデターによる臨時政権。ロシア系をウクライナ国政から排除する動きや、公用語からロシア語を排除するという議決がなされた。

⑧デモ
2013年11月頃から、親欧米派によるデモが活発化。当初はコンサートなども行われるごく平和的なデモだったが暴動に発展。政府治安部隊など(西側諸国及び日本では「武装集団」と報道されている)と衝突。激化したデモに対し、政府治安部隊と政府閣僚などがウクライナ東部のクリミア半島へ逃亡。2014年3月4日現在、ロシア軍の保護下にある。



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